テント泊装備 : 3件
-
マウンテンダックス(mountain dax )
ヌプカ1
【お気に入りの点】 ・(個人的な好みゆえ)ダブルウォール、吊り下げ型、長辺側の出入り口。 ・室内高が110cmと高く、居住性は前評判通りに良い。 ・幅210cm、奥行100cmの私には理想的な大きさ。 ・前室が他社品よりも広め。 ・フライのファスナーが横についているので、室内からファスナーの開閉をする時、身を乗り出さなくても大丈夫。 ・標準装備のリフレクターガイライン(反射材を使った張り綱)。 ・他に使っている人がまずいないので、混んでるテン場でも自分のテントがすぐわかる。 【もう一つの点】 ・居住性の良さと引き換えに、重い。 ・メーカーが無くなっちゃったので、アフターとかどうなっちゃうんだろう・・・? 【使用時のエピソード】 先代のテント(VL22)は良くできたテントではあったのだけれど、長身の私にはちょっとばかり幅が狭く(205cm)、奥行(120cm)を活かして対角線に斜めに寝るようにしていた。 それでも普通の人なら、ソロで100cmとか90cmとかの幅があれば十分なのに、テン場でもスペースを取る120cm幅のテントは心の底から好きにはなれなかった。 マウンテンダックスからテントがリリースされると知って、店舗で現物を見てみたらこれがかなり良かった。 初めて使ったテントがVLという影響もあってか、ダブルウォールで吊り下げ型、長辺側に入口があるテントに慣れていたので、同じタイプのヌプカにはとても惹かれるものがあった。 また2本のポールに加えて、天頂部で短いクロスポールを使い、インナーテントの立ち上がりの角度を上げて、内部がとても広く感じる。実際、高さが110cmなので室内であぐらをかいても十分頭上に余裕があった。幅は210cmで対角線じゃなくても寝られる長さになり、奥行100cmはソロ用途では十分な大きさになった。 細かいところでは、フライシートのファスナーが出入り口の中央ではなく、横(写真の赤いフラップの部分)に付いているので、室内からファスナーの開閉操作をする時も前室に身を乗り出す事なくできるのはとても良い機能だと感じている。その前室も広く、靴以外の物もけっこう置けるので、奥行100cmの室内でも広く使えるのは有難い。 ガイラインはリフレクタータイプのものが標準なのはすごく嬉しい。(最近のだと常識なのかな?他所のを知らないから何とも言えない。) 居住性の良さはかなりのレベルの高さだと思うけれども、いかんせんそれと引き換えに、重量が重い。メーカー公称はフライ+インナー+ポールで1.79kg。購入直後の実測値は1.90kg。スタッフサック込みだからか?と思ったけど、テントは2kg切ってればいいや、って考えているので特に問題なし。100g程度は誤差だろ、と思うようにしています。(VLもカタログスペックと実測値がおかしくて、テントの重量は他社品も同様の話をよく聞くので、余りカタログスペックは信用していない。)ちなみにペグとアンダーグラウンドシートを含めると約2.2kgになります。 さらに今年に入ってショッキングなニュースがあり、メーカーのマウンテンダックスが倒産の憂き目に。なんてこった。 まだ購入して間もないので特段困ってはいないけど、この先破損等あった場合のアフターフォローはどうなっちゃうんだろう?という心配はあります。よって丁寧に使って行くしかないだろう、と腹を括っております。 マイナーメーカー、更に販売開始から1年足らずで廃番ということもあって、テン場でまずこいつを使っている人を見たことがありません。フライの色が蛍光グリーンで目立つのもあり、混んでるテン場でも自分のテントはすぐわかるものの、逆に他の人にベンチマークにされていそうな気がするのは自意識過剰かな。 2015年10月現在、売れ残りが廃番特価で売られているようなので、ご興味がある方はご一考の上、検索してみて下さい。重さは気にならないよ、という方にはかなりコスパの良い価格で売られています。
-
その他(others)
ピークオイルライト
【お気に入りの点】 ・基本を抑えた寝心地 ・滑りづらく、緩傾斜があってもずり落ちずに眠れる ・軽量(だった。買った当時は。) ・スタッフサックが収納しやすい大きさ 【もう一つの点】 特に無し 【使用時のエピソード】 登山を始めた当初にリッジレストを購入して、特に過不足も不満も無かったため、それでずーっと過ごしていた。 今でもリッジレストが自分ではNo.1マットという位置づけは変わらないが、やはり行く山によってはその「嵩張り」が邪魔になろうというもので、多くの人が歩き、整備が行き届いている登山道ならまだしも、マイナーで人気の少ないような道は整備が行き届かなくて木の枝やガサ藪に引っかかることも少なくない。(現に私のリッジレストは端のほうがボロボロだ。) そんな訳で、行く山によってはザックの中に収納できるインフレータブルも無ければなぁ、と思い、アレコレ探した末に辿り着いた品。 購入当時は珍しく、サーマレストと同様にR値が「目安」として表示されていて、購入の際の判断がしやすく、サーマレストの同等品と同じ機能性があり、それでいて、サーマレストよりも価格が安かったので、買うことにためらいが無くなった。 GWの甲武信小屋から10月の雲取山荘のテン場くらいまでは使えたけれど、12月の奥多摩小屋のテン場ではさすがに寒くて眠れなかった。 細かいところでは表も裏も、滑りにくい、っていうのがとても好印象。緩い傾斜のあるテン場とかだと、寝てる間にマットからずり落ちる感覚がすごく嫌なのだが、このマットはそのあたりは問題無かった。寝心地も、適度な厚みとクッション性で寝やすいです。 収納時もそれほど手間もかからず、二つ折りにしてくるくる巻くだけ。エアの抜けも悪くなく、スタッフサックが大きめなこともあって、時間をかけずに収納できます。 モノとしてはとても良くできていて好きな製品なのに、メーカーが何故か無くなった。その後、「ハイアライト」というメーカー名になったけど、今は国内では新規の販売はしてないようです。残念。
-
シー・トゥ・サミット(SEA TO SUMMIT )
コンフォートライトインサレーション マット
【お気に入りの点】 ・エアマット独特の、風船の上に乗っているような「フワフワ感」が少なく、落ち着いて寝れる。 ・インサレーションの機能があって冬場でも暖かく眠れそう。 ・大径のバルブでエア抜き、収納がとても簡単! 【もう一つの点】 ・素材の薄っぺらい感がすごい。(軽量化、コンパクト化のために仕方ないんだろうけれど。) 【使用時のエピソード】 以前に12月の奥多摩小屋のテン場(雪は無かった)で、自動膨張式のマットで寒くて眠れない思いをしてから、冬用のマットが欲しいと思ってインサレーション機能のあるマットを物色していたものの、自動膨張式だと重くなってしまうので候補から外し、エア式では風船の上に寝ているようなフワフワ感が気になって落ち着かず、しばらく新商品の様子を見ていたところ、シートゥサミットからこれが発売されたので購入。 エアマットは空気入れが大変だけど、この商品はバルブが2重になっていて、空気を入れる時は逆止弁の付いた小さなバルブで、せっかく入れた空気が抜けないようになっていて助かる。撤収時の空気抜きの時は弁の無い大きなバルブで、あっという間に空気が抜ける。今までは撤収時にはマットの収納に結構時間がかかっていたけど、この商品は2~3分で収納できるのがすごい便利だと思った。 寝心地は、独特の凸凹が身体をバランスよく支えてくれて、平面に近い他社品よりもすごく安定感を感じる。そしてインサレーション機能も十分で、従来持っている自動膨張式のマットよりもはるかに暖かさを感じる。また、マットの凹部にシュラフが入ることから、シュラフのフィルパワー性能が高いほど、二次的な温かさが得られそうな気がします。 ダメな点がほとんど無いのだけれど、強いて言えば今まで見た事が無いほど薄っぺらい素材なので、穴が開かないようにテン場での整地には気を遣いそう。エアマットだから仕方ないといえばそれまでだけど・・・。 総じて、満足度の非常に高い買い物でした。
調理用器具 : 9件
-
イーピーアイガス(EPIgas )
フリーライトチャージャーⅡ
【お気に入りの点】 ・どんなに寒くてもストーブのドロップダウンが無い! 【もう一つの点】 ・ややお値段が張ります。 【使用時のエピソード】 11月~5月くらいまでの山行で使用してます。これを使うまで、冬場は懐でガス缶を温めて、カイロを貼って使っていました。 正直、最初は全く信用してなかったけど、友人から「いいから使ってみろ」で借りてみた。12月の雲取山の幕営で、寒風吹きすさぶ夜に使ったけど、面白いくらいにストーブがパワーダウンしない。 下山したその足で即購入。こんなオモチャみたいなものだけどちょっと高いのが難点。真鍮使ってるからかな。 最近はガスそのものやガス缶自体に、ドロップダウンしない工夫がされていたり、ストーブも進化していて、こういったブースターは不要なのかもしれないけれど、 多少荷物が増えても良い方にはお勧めできます。(自分のストーブで使えるか確認をお願いします。)
-
エバニュー(EVERNEW )
アルミフライパン #18用マーブル
【お気に入りの点】 ・炒めるだけじゃ無くて、湯沸しや煮ものもこなせる ・パンや餅は網やロースターで焼くよりも上手に焼けますよ ・調理器具ではなく食器として、大皿代わりになって活躍 ・フッ素加工で汚れ知らず、手間知らず 【もう一つの点】 特になし 【使用時のエピソード】 元々料理が好きで、フリーズドライとアルファ米だけの、湯沸し一辺倒の「山の料理」に飽きて、真っ先に買ったのがこのフライパン。 フライパンを使うようになってからは多少の重さは気にもせず、タッパーやジプロックに食材を入れて担ぎ上げ、いろんな料理をするように。炒め物はもちろん、パンや餅、魚の干物といった焼き物ではロースターよりも焦げずに、均一に火が通ってはるかに上手に焼けるので、持っていたロースターは引退の憂き目に遭いました。 エバニューのフライパンは大きさが適度で、手持ちのクッカーとのスタッキングの相性が良いこと、小さすぎないのである程度の量の食材を入れても大丈夫な事が気に入ってます。あと、底面に掘られている溝は熱伝導を良くして均一に火が通るらしい。私的には溝があることでストーブの五徳との引っかかりがあって滑りにくくなっていることのほうが有難いです。 また、フッ素加工がされているのでお手入れが簡単。ペーパーで拭きとればすぐにピカピカになります。 できた料理はそのまま「大皿」がわりにも使えます。ソロはもちろん、ペアやグループの時はホントに重宝します。 料理好き、これから山の上でも料理したい、という人なら絶対持っていて損は無いですよ。
-
スノーピーク(SNOWPEAK )
シェラカップ ステンレスBlack
【お気に入りの点】 ・色がカッコ良い(超自己満足)。 ・ハンドルがとっても持ちやすい。安定する。 ・計量目盛もあって、料理の時に重宝。 【もう一つの点】 特に無し 【使用時のエピソード】 ずーっと100均で買った、壊れても失くしても構わないようなステンレスのマグカップを使っていたけれど、スノーピークの雪峰祭で限定のシェラカップ販売するよ、ってんで、なんだかせっかくだから購入。 これが思った以上にカッコ良い。塗装ではなく、ステンレスの素材自体が「黒光り」しているシェラカップ。ハンドルは持ちやすく、指にかけると安定感がある形状。計量目盛も付いていて、炊飯時の水の量を計量したりするのにとっても重宝。 ただの「食器」としての使い勝手は100均のマグカップでも良かったけれど、調理道具としての使い勝手もプラスされた付加価値はとても有難いです。
-
ユニフレーム(UNI FLAME )
ごはんクッカー
【お気に入りの点】 ・確実に美味しいご飯が炊ける! ・炊飯じゃ無く普通の鍋としての使用感も優秀 ・イータポット1.0とのスタッキングの相性が抜群 【もう一つの点】 ・ちょっと重い 【使用時のエピソード】 山では米を炊くようになってからというもの、縦型のコッヘルで上手くいったり失敗したり、成功率が7割くらいだったけど、この「ごはんクッカー」は炊飯を目的にしたクッカーだけあって使いやすい!炊飯初心者さんにはお勧めできます。 山で「カニ穴」のある、炊きたてのご飯は本当に最高! もちろん炊飯だけでなく、主食がパスタやラーメン、パンの時は普通の「鍋」としての使い勝手も良いです。 容量がMAX1.8Lと、ソロ用途としては大きいけれど、汁ものや煮ものはもちろん、このくらいの大きさだとフライパン使わず、炒め物もできたりします。ものすごく深いフライパン、みたいな。フタをしながら鍋振ると、こぼさずに炒飯やチキンライスも作れますよ。 山用のクッカーとしてはちょっと重いのが難点だけど、料理好きにはこれ以上の使い勝手は無いかもしれない逸品です。
-
プリムス(PRIMUS )
イータポット 1.0L
【お気に入りの点】 ・広口で調理しやすい! ・湯沸しはもちろん早いです ・ユニフレームの「ごはんクッカー」とのスタッキングの相性が抜群 ・セラミックコートで汚れ知らず、焦げ知らず 【もう一つの点】 今のところ無いです 【使用時のエピソード】 ずーっとプリムスのライテックトレックケトル&パンを愛用しているのだが、どうにも縦型のクッカーが使いづらい、食べづらいと感じながらも早ウン年。広口タイプのクッカーで良さ気なの無いかなーと思っていたら、高効率クッカーのイータスパイダーがモデルチェンジと同時にクッカーも縦型から広口型になったじゃないか。しかも容量は1Lとソロにはジャストサイズ。 だったらイータスパイダーもろとも買えば良いじゃないか、って話なのだが、そこは料理番長なのでクッカーだけ買えれば良い。 湯沸し能力は、水500mlで、ライテックトレックケトル&パンが1分25秒に対して、イータポット1.0はジャスト1分。(※下界で、気温15度、屋外無風、ストーブはSOTOのウインドマスター SOD-310で火力全開です。)と、確かに優秀。水の量が多くなれば差も顕著になるでしょう。 広口クッカーはやっぱり料理しやすいし、食べやすい。プリムスお得意の「ノンスティック加工」というセラミックコート加工は汚れないし焦げない。カレーでもペーパーで拭けば即ピカピカ。ホントに手間がかからない優秀なクッカー。 そして、炊飯用のユニフレーム「ごはんクッカー」とのスタッキングは抜群に良く、ほとんど隙間無く収納ができるのも最高。ちなみにごはんクッカーの蓋はイータポット1.0に合います。
-
トークス(TOAKS)
チタニウムワインフラスコ 100ml
【お気に入りの点】 ・チタン製で軽量! ・同等他社製品より安い! 【もう一つの点】 特になし 【使用時のエピソード】 これまでは山で飲むために500mlの缶ビールを3本担いでいたものだったけれど、いつからか自宅での晩酌もビールからウィスキーになり、山でもウィスキーを飲むように。 当初は小瓶のものをそのまま持っていったけれど、全量飲みきれるものではなく、また瓶が重く感じてバカバカしくなったのもあり、スキットルを購入しなければ、と思い立ったが、ステンレス製のは質感はあるんだけどなんだか重く感じてスルー。チタン製のものを物色するがいかんせん値段が高い! で、辿りついたのがトークスのチタニウムワインフラスコ。容量の150mlと100mlでちょっと悩んだけれど、小さい100mlをチョイス。これで十分です。 ビールも美味しいけれど、登った山の湧水で割る水割りはまた格別です! 左党の方、お試しあれ。
-
イーピーアイガス(EPIgas )
フォールディングチタン フォーク・スプーン
【お気に入りの点】 ・収納時は短く、使用時は長くなる。 ・チタン製で丈夫、壊れない、軽量。 【もう一つの点】 ・フッ素加工のフライパンの時に気を遣うんですよね・・・。 【使用時のエピソード】 以前はMSRのフォークとスプーンを使っていたけど、何故か1年持たずに折り畳み部分が壊れてしまい、現場で壊れて短くなったスプーンとフォークはとてもじゃないけど使えるものではなく、プラスチック製ではなく金属製のフォークとスプーンが必要だと感じて購入。 食べる時はもちろんなのだが、どちらかと言うと調理中の炒めたりかき混ぜたり、といった作業のために使うことが多いかも。ただ、フライパンがフッ素加工してあるので、傷をつけないように気を遣うのが悩みどころ。痛しかゆし。
-
ハイマウント(High Mount)
ポケ-ハシ Bamboo
【お気に入りの点】 ・素材がプラスチックでも金属でもなく、竹でできていてとても自然な口当たり。 ・2つに分割できて収納時はコンパクトに。 【もう一つの点】 特になし 【使用時のエピソード】 これを購入するまではプラスチック製の箸(もちろん分割できない)を使っていたけれど、収納時に「箸だけをどこかに入れる」のがどうにもスマートじゃ無く、使用時には適度に長く、収納時にはコッヘル等にスタッキングできるように短くできる箸を探して辿りついた品。 分解・組立式の箸があるのは知ってたけれど、いかんせん価格が高く、私には高嶺の花だった。そんな時にふらりと立ち寄った山道具屋さんでセールで売ってたコレ。値段が安いのもあり、これなら良いかと買ってみたけど、すごく良い。 竹の素材は口当たりも良いし、箸の先のほうには溝も彫ってあるので滑りそうなものもちゃんと掴める。ネジ式の組み立ては面倒かと思いきや全然そんなこともなく。逆に組んでしまえば簡単なことでは外れないので安心して使える。付属の収納袋は和柄でセンスが良い。 広くお勧めしたいのに、なぜか廃番。とても残念。
-
イーピーアイガス(EPIgas )
BPSA-Ⅲチタンストーブ(S-1014)
【お気に入りの点】 ・いろんな料理をするにあたって、強火も弱火も文句なしの火力と火力調整機能。 ・一点に炎が集中しない、円形に広がる炎。(いつもの台所のコンロと同じような使い勝手。) ・プラスチックケースに入っていてパッキングがしやすい。 ・寒冷期にはブースター(フリーライトチャージャーⅡ)の使用ができる。 ・見た目がレトロ&無骨で良い。 【もう一つの点】 ・重い。 ・大きい。かさばる。 【使用時のエピソード】 登山を始めた時にはEPIでも主力商品だったが、時代の流れで軽量・コンパクトな商品がもてはやされるように。私も例外ではなく、炎が垂直に立ち上がるタイプの別の商品を買ったが、大きくて重いけれど、見た目がいかにもトラディショナルな感じのする「機械」っぽいこの商品はずっと気になっていた。 炎が垂直に立ち上がり、一点に集中するタイプのストーブは湯沸しオンリーなら重宝したけれど、アルファ米とフリーズドライに頼った登山初心者の域を出ると、すぐに炊飯やフライパンを使って料理をするようになり、このタイプのストーブでは使い勝手に不満が出るように。更に3台の最新のストーブを買い増したものの、どうにも満足するストーブに巡り会わず、そうこうしている内にBPSA-Ⅲも廃番になってしまった。 正直諦めていたところ、たまたまダメ元でネットオークションで検索をかけたら、新品・未使用の品が出品されていて、何が何でも欲しくなって、ビンテージ扱いで高くついたけれど無事落札。 炒め物をする時はやはり強火にかけたいので、 ・3000kcal以上の出力が欲しかったのと ・なにより炎の形状が普段日常で使っているガスコンロと同じような、円形に広がる炎であること ・そして弱火・トロ火の調節が自在にできること という3点については文句なしに使いやすい。 その上で、 ・大きめのコッヘルも安定しておける五徳の径 ・収納のケースの中にライター、箸、スプーン、フォーク、スティックコーヒーを一緒に収納できる という点が、実際に使用してみて発見した点。更には風防に、寒冷期に重宝するブースター(フリーライトチャージャーⅡ)を使用するための穴が空けられていて、どんなに寒くても出力低下に悩んだことはありません。 もちろん、大きくて重いというイマイチな点はどうのしようもないのだけれど、それを補って余りある逸品。 もう、今後はこのテのタイプのストーブって出てこないんだろうなぁ。
その他 : 4件
-
ジェントス(GENTOS )
エクスプローラーEX-837NX
【お気に入りの点】 ・適度な明るさ。眩しくも無く暗くも無い。 ・LED電球だけれど、自然な、温かみのある電球色。 ・つり下げても影ができない。 ・同等他社品よりも安い! 【もう一つの点】 ・重い。かさばる。 【使用時のエピソード】 山の先輩からは「不用品」の烙印を押されている電池式のランタンですが、使ってみると意外と使い勝手が良い。特に春秋の時期は日が落ちるのは早いし、日の出も遅い。でもそんな暗い時間に夕食を作ったり、出発の準備をしなきゃいけない時もある。ヘッドランプだけで十分だ、と言われてしまうとそれまでだけど、ヘッデンとは別にテント全体を照らす光源があるのは有難い。 BDのアポロあたりと比べると、ライトとしての性能は同等なのに、遥かにコストパフォーマンスが良い。使ってみると、頭のキャップを外せば懐中電灯にもなるし、テントで使用する際は尻からぶら下げてキャップを外せば影ができずに均一に光が当たります。 LED球なのに白くて冷たい光ではなく、温かみのある暖色の電球色なのでホッとします。 ヘッデンに比べればそれは重いし嵩張るけれど、大きさも重量も許容範囲だと思ってる。光の加減は強弱2段階で、強いほうで80ルーメンで、直視はさすがにできないけど、LEDにありがちな「眩しっ!」ってほどじゃない。テントの中だったらちょうど良いかな。屋外だと手元灯くらいの役割です。全体を明るく照らす、までは行かないです。 残念ながら廃番品ですが、後継品はあるようです。
-
ハイマウント(High Mount)
マルチフォールディングシャベル
【お気に入りの点】 ・柄の部分が収納スペースになっている。 ・柄を90度で固定でき、「鍬」のように使える。 【もう一つの点】 ・重い。 【使用時のエピソード】 滅多に、滅多に使わないけど、使いたいときに無いと困るもの。キジ撃ちか大雨が来そうな時のテント設営時でしか使わないのですが、こんなことで難儀するのが嫌なのでいつも持ち歩いています。 スチール製で重量があるのが難点ですが、その分頑丈です。最大の特徴は、柄が90度で固定でき、「鍬」のような使い方ができます。テント周囲に溝を掘りたい時はこっちのほうが圧倒的に便利だったり。あと、柄の端がネジ蓋になっていて、柄の中にちょっとしたものが収納できます。私は細引き入れています。トイレットペーパー入れておいても良いかもしれません。 どうやら残念ながら廃番品のようですが、もっと軽量なスコップもあるし、ハイマウントでも後継品が出ております。
-
スント(SUUNTO )
A-30
【お気に入りの点】 ・シンプルで使いやすい ・簡易ルーペは地図を見るよりも植物を見たりしています 【もう一つの点】 特になし 【使用時のエピソード】 登山を始めるにあたって、山の先輩から「シルバでもスントでもYMCでも何でも良いから真っ先に買え。」と言われた品のひとつ。ルーペの必要性は正直不明だったが、目の悪い私にはあったほうが良いかなぁ、いずれ老眼にもなるだろうし、と思ってルーペ付きのものをチョイスしたが、ルーペの出番は地図読みよりも小さな苔や植物を見るときに活躍するように。 コンパスとしての使い勝手は、ベゼルが蓄光タイプのものになってて、夜間でも見やすいですよ、って店の人には勧められたけど、今考えると夜間に磁石で現在地特定してる状況ってかなりヤバい状態ですね。遭難だ遭難。おかげさまで遭難してのお世話になったことは無いけど、山座同定や読図訓練にはフル活用。コンパスなんか方位がわかれば良い、ってのならこれよりも小さくてシンプルなものもたくさんあるけど、磁北線引いたりするのにはある程度の大きさは欲しいので、ちょうど良い大きさだと思っています。
-
ソト(SOTO )
ポケトーチ
【お気に入りの点】 ・強風時、寒冷時でも確実な着火 ・グローブをした手でも扱いやすい ・手が熱くならない 【もう一つの点】 ・普通のライターよりだいぶ大きく嵩張る 【使用時のエピソード】 ストーブの自動点火装置が壊れて火花が飛ばなかったり、飛んでもなかなか火が付かなかったりでイライラすることが多く、100円ライターで点火するようにしていたのだけど、強風時や高地で寒かったりするとこのライターそのものがなかなか点火しなかったりして、わずかな時間ではあるのだけど難儀することが多かった。 そんな折、常念小屋のテン場で隣り合った方にポケトーチの存在を教えてもらい、こんな便利なものがあったのかと感心して、下山後に即購入。 普通のターボライターとは異なり、グローブをしていても使いやすく、また手が熱くならない形状なので、一度使うと手放せなくなるかも。山で使う以外にも、お墓参りの際に線香に火を点けるのにとても重宝しています。