硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

キバナシャクナゲは、今年は花が多く当たり年です

硫黄岳と硫黄岳山荘とキバナシャクナゲ (2009.06.29 硫黄岳山荘 )
硫黄岳と硫黄岳山荘とキバナシャクナゲ (2009.06.29 硫黄岳山荘 )
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天気・気温

06/26(金) 雨のち晴れ、硫黄岳山荘(標高2,650m)、6:00現在気温+8℃。
夏沢鉱泉(標高2,060m)では、6:00現在気温+6℃。
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
24℃
12℃
明後日
晴のち曇
29℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 6:00発表
甲府市の天気予報
明日
31℃
13℃
明後日
晴のち曇
30℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

以前、「今年は全体に開花が早そう」とご案内しましたが、天候不順により少し昨年より遅れ気味になっています。キバナ シャクナゲ シャクナゲ は満開、イワウメは咲き始めなどは昨年より10日ほど開花が遅い感じです
硫黄岳山荘~横岳は ウルップソウ ウルップソウ (紫)、キバナ シャクナゲ シャクナゲ (黄、今年は花が多く当たり年)がキレイです。チョウノスケソウ(白)は開花直前です。ほかにも、 ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ 、イワウメ、イワヒゲ、ウラシマツツジ、ミネズオウ、オヤマノエンドウ、 ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ 、チシマアマナなどが咲いています。
夏沢鉱泉~夏沢峠の樹林帯では、オサバグサ(白)が咲き始めました。ごく一部ですが貴重なイチヨウランも咲いています。ほかにも、 キバナノコマノツメ キバナノコマノツメ 、シロバナ エンレイソウ エンレイソウ 、コミヤマ カタバミ カタバミ 、ヒメイチゲ、コヨウラクツツジ、タケシマランが開花中です。
桜平(登山口)周辺では、 サラサドウダン サラサドウダン (白、紅)が咲き始め、今が見ごろです。ハクサン シャクナゲ シャクナゲ (白)は、今年は花芽が多いようです(6月末ころ開花しそう)。ズミ(コナシ:白)は間もなく終了です。

登山道の状況

登山道の残雪はなくなり、アイゼンは不要です。主要ルートはおおむね支障箇所なく、明瞭で安全に歩けます。雪が残っているのは、
【1】杣添尾根上部(横岳東側)
【2】箕冠山(みかぶりやま)山頂(根石岳方面)の2箇所です。
通行に注意が必要な箇所は
【1】赤岳・文三郎尾根の中ほどの階段(今年、修復予定)
【2】美濃戸・南沢下部(一部道が変わっている。黄色のテープを目印にしてください)
となっています。なお、長雨のあとや大雨のときなどは南沢ではなく、北沢の利用をお勧めします。

登山装備

アイゼンは不要になりました。早朝の気温は、冷えると氷点下になります。きちんとした防寒着、暖かい帽子・手袋、へッドランプも忘れずにお持ちください。

注意点

登山口(桜平)まで車で来られますが、未舗装路で道が荒れていたり、川が流れていたりするので、ご注意ください。美濃戸も問題なく、赤岳山荘まで一般車は進入・駐車可能です(台数は70~80台)。

お知らせ

根石山荘ではお風呂はいれます。宿泊者は標高2,550mで展望風呂に入れます。
◆イベント情報
・駒草祭(7/11(土)硫黄岳山荘にて)
テノール歌手、バイオリニスト、ピアニストによる楽しい演奏会。宿泊の方には、全員に「駒草祭記念バッチ」プレゼント。夕食時には、諏訪の地酒サービス(通常料金で)。
◆登山教室
21,000円、1泊3食、ガイド料、夏沢鉱泉入浴料、入湯税、消費税込
・6/27~28(土・日)「硫黄岳、横岳+高山植物群落」
◆八ヶ岳自然と森の学校
12,000円、1泊2食、講師料、保険料、消費税込。電車の方は、JR茅野駅まで送迎無料。専門の先生が同行
・7/3~4(土・日)「高山植物を愉しむ」宿泊硫黄岳山荘
・7/3~4(土・日)「自然写真入門」宿泊硫黄岳山荘

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

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