硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

一年で一番、花の種類が多い時期です。本州では、白馬と八ヶ岳にしかないウルップソウ(紫)が見ごろです!

硫黄岳山荘前の観賞コースにて。ピンクもいっぱい咲き始めました (2009.07.20 硫黄岳山荘 )
硫黄岳山荘前の観賞コースにて。ピンクもいっぱい咲き始めました (2009.07.20 硫黄岳山荘 )
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天気・気温

07/01(水) 曇り一時雨、風強し。硫黄岳山荘(標高2,650m)、6:00現在気温+10℃。
松本市の天気予報
明日
晴のち曇
23℃
7℃
明後日
18℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 6:00発表
甲府市の天気予報
明日
晴のち曇
29℃
10℃
明後日
21℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

夏沢鉱泉(標高2,060m)では、6:00現在気温+12℃。
週末は、天気が回復しそうです。梅雨の晴れ間で、高山植物の開花をご覧になるには、まさにちょうどよいタイミングです。
●硫黄岳山荘~横岳
一年で一番、花の種類が多い時期です。本州では、白馬と八ヶ岳にしかない ウルップソウ ウルップソウ (紫)が見ごろです!チョウノスケソウ(白)が咲き始め、斜面をイワウメ(薄黄)、キバナ シャクナゲ シャクナゲ (黄)の花が競って咲いています。
ほかにも、 ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ 、イワヒゲ、ウラシマツツジ、ミネズオウ、オヤマノエンドウ、 ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ 、チシマアマナ、コ イワカガミ イワカガミ ミツバオウレン ミツバオウレン などが咲いています。ほか先週末で、 ツクモグサ ツクモグサ (黄)終わりました。 ミヤマダイコンソウ ミヤマダイコンソウ はまだ、つぼみです。
●夏沢鉱泉~夏沢峠
オサバグサ(白)が見ごろです。ごく一部ですが、貴重なイチヨウランも咲いています。ほか、 キバナノコマノツメ キバナノコマノツメ 、シロバナ エンレイソウ エンレイソウ 、コミヤマ カタバミ カタバミ 、ヒメイチゲ、コヨウラクツツジ、タケシマラン、シロバナヘビイチゴが開花中です。 クロユリ クロユリ は現在、つぼみです。
●登山口・桜平周辺
ハクサン シャクナゲ シャクナゲ (白)が咲き始めました。今年は花芽が多いようです。また、コヨウラクツツジ(白、紅)が今、見ごろです。ほか、ヤマツツジ、 レンゲツツジ レンゲツツジ などが開花中です。

登山道の状況

登山道の残雪はなくなり、アイゼンは不要です。主要ルートはおおむね支障箇所なく、明瞭で安全に歩けます。注意するポイントは
【1】赤岳・文三郎尾根の中ほどの階段(今年、修復予定)
【2】美濃戸・南沢下部(一部道が変わっている。黄色のテープを目印にしてください)
となっています。
なお、長雨のあとや大雨のときなどは南沢ではなく、北沢の利用をお勧めします。

登山装備

アイゼンは不要になりました。早朝の気温は、冷えると氷点下になります。きちんとした防寒着、暖かい帽子・手袋、へッドランプも忘れずにお持ちください。

注意点

登山口(桜平)まで車で来られますが、未舗装路で道が荒れていたり、川が流れていたりするので、ご注意ください。美濃戸も問題なく、赤岳山荘まで一般車は進入・駐車可能です(台数は70~80台)。

お知らせ

根石山荘ではお風呂はいれます。宿泊者は標高2,550mで展望風呂に入れます。
●イベント情報
・駒草祭(7/11(土)硫黄岳山荘にて)
テノール歌手、バイオリニスト、ピアニストによる楽しい演奏会。宿泊の方には、全員に「駒草祭記念バッチ」プレゼント。夕食時には、諏訪の地酒サービス(通常料金で)。
●登山教室
21,000円、1泊3食、ガイド料、夏沢鉱泉入浴料、入湯税、消費税込
・7/11~12(土・日)「硫黄岳、横岳+稜線の花々(初~中級向け)」

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

長野県 / 八ヶ岳

横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

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