硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

横岳でツクモグサが咲き始めました。ここは稜線では1番早く咲きますが、群生地は6月上旬から中旬が見頃

ツクモグサが開花。横岳で早咲きのものです(ほぼ例年並みの時期)。全体の見頃も、6月上旬くらいと思われます (2010.05.16 硫黄岳山荘 )
ツクモグサが開花。横岳で早咲きのものです(ほぼ例年並みの時期)。全体の見頃も、6月上旬くらいと思われます (2010.05.16 硫黄岳山荘 )
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

05/21(金) 硫黄岳山荘(標高:2,650m)では、晴れ、06:00現在+2℃、風速8m
夏沢鉱泉(標高:2,060m)では、晴れ、06:00現在+1℃、風少しあり
松本市の天気予報
明日
20℃
12℃
明後日
19℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月20日 18:00発表
甲府市の天気予報
明日
曇のち雨
22℃
15℃
明後日
曇一時雨
20℃
15℃
日本気象協会提供 2024年4月20日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

現在の積雪状況は、夏沢鉱泉周辺ではわずかに残っている程度、稜線でも、ほとんど雪は消えました。
この時期の早朝の気温は、冷えれば、まだ-5℃近くになりますので防寒対策が必要です。
横岳で ツクモグサ ツクモグサ が咲き始めました。ここは、稜線では1番早く咲きます。早咲きのもので、平年並みの早さです。
群生地は、6月上旬から中旬が見頃と思われます。今年は平年並みと予想されます。
桜平では、タカネザクラ(ミネザクラ)が咲いています。

登山道の状況

登山道は地面もだいぶ出てきていますが、樹林帯の登山道および、日陰、吹きだまりには残雪や氷があります。
積雪量は、夏沢鉱泉上~オーレン小屋~夏沢峠および樹林帯は0~20cm、夏沢峠上森林限界の境では20~50cm程度、赤岩の頭~オーレン小屋では、ところにより20~50cm程度です。
登山道は、おおむね整備され、赤テープなどでわかりやすくなっています。
5/21時点の各ポイントの状況は、
・夏沢峠~硫黄岳はアイゼンなしでも登ることができます。軽アイゼンがあれば安全です。
・赤岳、横岳方面へは、まだ10~12本歯のアイゼンとピッケルをお持ちください。このエリアは夏でも注意が必要な箇所です。
・赤岩の頭~オーレン小屋は、トレースがあります。
・白砂新道(東天狗岳と根石岳のコル~本沢温泉)は、道不明瞭のためまだ通行禁止です。
・横岳の鎖は、まだ埋まっているところがあります。氷状態の箇所がまだ残っています。
・赤岳周辺の「文三郎」「地蔵尾根」とも、ステップは全部出ていません。氷、雪で埋まっている所もあります。確実なステップを心がけてください。

登山装備

硫黄岳~赤岳、天狗岳方面には、アイゼン(できるだけ10~12本歯)、ピッケル、サングラス、暖かい帽子、手袋、ヘッドランプを必ず用意してください。

夏沢鉱泉~硫黄岳、~天狗岳、方面に雪崩の心配の箇所はありません。稜線は、雪解けと降雨で、雪以上にアイスバーン状態になっています。滑り、転倒にご注意ください。

注意点

周辺道路は茅野市による工事を行います。具体的には、
・桜平~分岐は、5/25(火)に整備を行います。砂利をまく工事を行いますが、車両、人、ともに通行できます。
・美濃戸口~美濃戸は5/27(金)~6/4(金)、砂利まきおよびコンクリート工事を行います。美濃戸口で完全に車両通行止めになります。人は通行できます。
整備期間中は、大型ダンプ、重機が動いています。十分に注意して作業しておりますが、通過の際には お気を付けください。

◆桜平までの車道
夏と同様に通行できます。桜平の駐車場も、ほぼ夏に近い台数が駐車可能です。ただし、雪解け後の未舗装の道のため、轍よりも道の真ん中が盛り上がっています。 車のお腹を擦らないように注意してください。

◆美濃戸方面
通常通り、美濃戸の赤岳山荘まで進入できて駐車可能です。赤岳山荘に駐車し、硫黄岳山荘にお泊まりの方は 駐車料金500円引き券を差し上げています(チェックイン時にお申し出ください。硫黄岳山荘にて発行いたします)。

お知らせ

硫黄岳山荘は4/24(土)に営業を開始しました。
根石山荘は5/1(土)に営業開始しましたが、5月のみ週末営業の予定です。夏沢鉱泉は通年営業です。根石山荘は6月中旬~10月上旬まで予定トイレを改築工事いたします(宿泊できます)。工事期間中は、仮設トイレを設置しています。

●6/5(土)開山祭前夜祭(於:硫黄岳山荘)
16:30~ 山の上の演奏会(テノール、ソプラノ、ピアニスト)出演
宿泊者全員に「第56回 開山記念バッチ(限定品)」を、進呈。夕食時には、長野県諏訪地方の「地酒」をサービス。

●ネイチャースクールのお知らせ
どのコースともガイド料(講師料)、保険料、税込、JR茅野駅までの送迎無料サービス
◆登山教室
硫黄岳山荘(泊)「硫黄岳、横岳」コース:5/29.30.(土日)、25,000円

◆八ヶ岳 自然と森の学校
・6/12~13.(土日)「高山植物を知る・学ぶ」硫黄岳山荘(泊)
・6/15~16.(火水)「バードウォッチング」夏沢鉱泉(泊)
・6/26~27.(土日)「自然写真」夏沢鉱泉(泊)
参加料15,000円 1泊2食 受講料、保険料、消費税込。JR茅野駅までの送迎無料で対応。

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 八ヶ岳

硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

長野県 / 八ヶ岳

横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報