硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

晴天が続いて、本格的な夏山が楽しめます。様々な高山植物が開花し、特にコマクサが見ごろになっています

イチヨウランが開花! (2010.06.23 硫黄岳山荘 )
イチヨウランが開花! (2010.06.23 硫黄岳山荘 )
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天気・気温

07/24(土) 硫黄岳山荘(標高2,650m)5:00現在、晴れ。気温+12℃。風速6m。
根石山荘(標高2,550m)6:30現在、快晴。気温+14℃。風速2m。
夏沢鉱泉(標高2,060m)6:00現在、快晴。気温+10℃。風なし。
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
19℃
8℃
明後日
晴時々曇
18℃
8℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 0:00発表
甲府市の天気予報
明日
25℃
10℃
明後日
晴時々曇
25℃
10℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

晴天が続いて、本格的な夏山が楽しめます。ただし、山の稜線は、早朝などに冷えればまだ10℃以下になることがあります。防寒対策が必要です。

硫黄岳山荘~横岳にかけて、様々な高山植物が開花、その中でも、特に コマクサ コマクサ が見ごろになっています。
硫黄岳山荘の観賞コース(お花畑)や山荘周辺では、 コマクサ コマクサ (ピンク、白)の群落が見頃です。ほかにも、ハクサン シャクナゲ シャクナゲ (白)などが見頃です。
横岳では、チョウノスケソウ(白)、 ミヤマダイコンソウ ミヤマダイコンソウ (黄)、タカネツメクサ(白)、イワオオギ(黄)、 イワベンケイ イワベンケイ (黄)、クモマナズナ(白)、オヤマノエンドウ(紫)、ハクサン シャクナゲ シャクナゲ (白)などが見られます。
硫黄岳では、 ミヤマダイコンソウ ミヤマダイコンソウ (黄)、オンタデ(黄)、ハクサン シャクナゲ シャクナゲ (白)などが見頃です。
夏沢峠周辺では、ミヤマオトギリ(黄)、ミソガワソウ(薄青)、タカネグンアイフウロ(紫)、 ゴゼンタチバナ ゴゼンタチバナ (白)、コケモモ(白)、ツマトリソウ(白)、バイケイソウ(緑)などが咲きています。
夏沢鉱泉周辺では、オサバグサ(白)リンエソウ(ピンク)がまだ、見られます。また、ミヤマオトギリ(黄)、 キバナノコマノツメ キバナノコマノツメ (黄)、シロバナヘビイチゴ(白)、オサバグサ(白)、イチヨウラン(白)、 ゴゼンタチバナ ゴゼンタチバナ (白)、 ミヤマカラマツ ミヤマカラマツ (白)などが見頃です。
桜平周辺では、キバナノ ヤマオダマキ ヤマオダマキ (黄)、 クルマユリ クルマユリ (オレンジ)などが目立ちます。

周辺の高山植物はもちろん、すべて天然のものです。種をまいたり、株を植えたりしたものはありません。

登山道の状況

雷雨の影響による通行不可箇所は、現在ありません。おおむね、おおきな支障はなく通行できます。

硫黄岳山頂とその周辺では、火口跡が崩れやすいので、近づかないようにしてください。硫黄岳山荘にて「注意看板」とグリーンロープを設置いたしました。ただし、これらも完全に大丈夫ということではありません。必要以上に近づかいように。
夏沢峠から硫黄岳方面、2~300mの登山道崩壊箇所には、硫黄岳山荘にて「迂回路」を作りました(自然公園法、許可取得済み)。グリーンロープで、誘導しています。

登山装備

サングラス、手袋、ヘッドランプ(念の為)は必携です。

注意点

日は、長くなりましたが山小屋には16:00までにご到着なるように計画を立ててください。念のために、ヘッドランプは必ずお持ちください。

お知らせ

・硫黄岳山荘は水洗トイレ&ウォシュレット稼働中。快適なトイレ使用可。厨房・洗顔コーナーなどで使用する水は湧水です。
・桜平ゲート先(約200m)シラナギ沢沿いの登山道に簡易水洗トイレ設置。女性用2、男子小1、計3器。10月中旬まで。
・硫黄岳山荘にAED設置(冬期閉鎖中は夏沢鉱泉に設置)。
・根石山荘は湧水が出ています(無料)。湧水のお風呂に入れます。
・根石山荘はトイレ改築工事中。工事は10月上旬頃まで。工事期間中、仮設簡易水洗トイレを設置。宿泊でない方もご利用可能(簡易水洗:チップ100円)。

●ボランティア募集中!
鹿の食害対策のため、鹿除けネットを横岳の台座の頭の上部に約400mほど設置する予定です。8/28・8/29(土日)に、作業協力していただける方を募集いたします。報酬はありませんが宿泊料も無料です。朝JR茅野駅にお越しいただければ、夏沢鉱泉まで無料送迎いたします。JR茅野駅までの交通費は、各自でご負担お願いいたします。詳細は近日中に公表いたします。

●イベントのお知らせ
8/7~8/8(土日)八ヶ岳の日:硫黄岳山荘グループ(硫黄岳山荘、根石山荘、夏沢鉱泉)にご宿泊の方全員に、エコバック(600円相当:八ヶ岳ロゴマーク入り)贈呈。
8/7(土)「山のオヤジも語り」(於:硫黄岳山荘、及び夏沢鉱泉)「八ヶ岳の昔話、山の楽しみ方、環境にやさしい取り組み」について語ります。

●ネイチャースクールのお知らせ(参加料15,000円 1泊2食 受講料、保険料、消費税込)
◆八ヶ岳 自然と森の学校
 ・9/3~5(金土日)「スケッチ(南八ヶ岳の岩稜を堪能!)」硫黄岳山荘2泊(このコースのみ22,000円)
 ・9/17~18(土日)「キノコと樹木、トレッキング」 夏沢鉱泉(泊)

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

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