西丹沢 | 西丹沢ビジターセンター

檜洞丸山頂付近は、ブナの葉もすっかり落ちました。つつじ新道が整備中でわかりやすくなります

登山道の凍結にはご注意ください (2010.12.25 西丹沢自然教室 )
登山道の凍結にはご注意ください (2010.12.25 西丹沢自然教室 )
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天気・気温

12/02(木) 曇りのち雨。気温は8~12℃、日の出は6:32、日没は16:28。
横浜市中区の天気予報
明日
晴一時雨
26℃
15℃
明後日
晴のち曇
27℃
16℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 18:00発表
甲府市の天気予報
明日
晴時々曇
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14℃
明後日
晴のち曇
30℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

檜洞丸山頂付近は、ブナの葉もすっかり落ちています。風が吹くと、気温は日中でも体感気温は0℃を下回ることがあります。
人間には冷たいと感じる季節ですが、野生生物はここでも活動をしています。冬鳥はこの時期に集まってきます。檜洞丸山頂付近では、冬鳥のマヒワが50羽程度の群れを作っていました。樹木や草本植物は冬の準備をしています。ブナの木は葉を落としてじっとしていました。

西丹沢自然教室の周囲は、すっかり葉が落ちています。尾根を見上げると、木の葉が無い稜線が見えます。冷たい風が吹くようになり、11/28には青ヶ岳山荘の屋根には白い霜が着き、部屋の中も寒かったそうです。登山道にも高さが6cm程度の霜柱が着きました。

登山道の状況

西丹沢自然教室からの日帰り登山で通行できない箇所はありません。ただし9月に直撃した台風の影響で、一部通行止めの箇所があります。西丹沢周辺の登山道などの情報は、以下のとおりです。

○檜洞丸、畦ヶ丸、用木沢出合~犬越路、大室山、白石峠は問題なく通行できます。
○不老山は、世附経由、及び小山経由の2路線が9月の台風の影響で通行止めです。吊橋が使えない場所もあります。明神峠からの尾根が歩けます。
○大野山は、台風の影響で湯本平からのコースが通行止めです。
○切通峠(東海自然歩道)は、台風の影響で浅瀬からの林道が崩落しているため、通行できません。
○玄倉林道は、トンネル工事のため、通行できません。

また、檜洞丸、つつじ新道の整備をおこなっています。傷んだ木橋の架け替えや、指導標(登山道の案内板)の再整備などを行っています。
山頂から約15分下った場所に、つつじ新道と石棚山コースの分岐があります。下ってくるとつつじ新道が目立たなかったのですが、今回の整備で、明らかに分岐点であることがわかるようになりました。

注意点

丹沢にはツキノワグマが生息していて、9月から11月にかけての秋は目撃情報が多い季節です。
神奈川県ではツキノワグマの目撃情報を発信しています。神奈川県ホームページ(TOP→くらし・交流→自然→ツキノワグマ情報)で調べられますので、ご確認ください。
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/ryokusei/ysi/tukinowaguma/index.html
なお、丹沢全体ではクマは30頭から60頭の生息数です。神奈川県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定され、保護されています。

この時期は落ち葉が登山道を被い、スリップすることがあります。特に下山時は、足の置き方を慎重にしないと危険な場合があります。

西丹沢ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 改修工事が完了した用木沢出合手前林道
  • シロヤシオ
  • 西沢のミツマタ
  • 下棚への分岐
  • 檜洞丸山頂
  • 第一堰堤上 木橋は流されています
  • ミツバツツジ

西丹沢ビジターセンター

電話番号:
0465-78-3940
連絡先住所:
〒258-0201 足柄上郡山北町中川867

地図で見る
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/

施設の詳細を見る

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 津久井町、山北町、清川村の境にあり、これがそれぞれ津久井郡、足柄上郡、愛甲郡に属しているので、昔から三境(さんざかい)、あるいは三境ノ峰などと呼ばれてきた。この山が丹沢山と呼ばれるようになったのは、明治時代からである。明治15年に始まった三角測量の折に、この山に一等三角点が置かれ、この山地の総称として「丹沢」という名前がつけられたのだという。もともと丹沢という地名は、札掛付近の深くて美しい谷を意味する古代朝鮮語起源の地名であったようだ。この山は山魂の中心部に位置しているので、周囲には多くの谷があり、北にある早戸川の最上流の大滝沢には落差50mの大滝がある。  山頂はなだらかで木々が茂っているので、展望はあまりないが、平坦地にはバイケイソウが茂り、一段低くなった所にはブナ林が続いている。しかし、丹沢山付近のブナは立ち枯れが目立つようになった。原因究明と早期の対策が急務である。山頂にみやま山荘がある。  小田急線渋沢駅からバス大倉下車、塔ヶ岳経由で4~5時間、宮ガ瀬から三ツ峰経由で5時間30分、宮ガ瀬から塩水橋、天王寺尾根経由5時間、同じく堂平歩道経由5時間でそれぞれ山頂に達する。

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