西丹沢 | 西丹沢ビジターセンター

この時期は滝の凍結が楽しみの一つです。本棚、下棚の滝周辺の飛沫が凍って見事になっています

本棚、下棚の滝の氷はさらに成長。ただし途中の道は凍結しているのでアイゼンは必須 (2011.02.01 西丹沢自然教室 )
本棚、下棚の滝の氷はさらに成長。ただし途中の道は凍結しているのでアイゼンは必須 (2011.02.01 西丹沢自然教室 )
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天気・気温

01/12(水) 小雪のち晴れ。日の出は6:51、日没は16:48。
横浜市中区の天気予報
明日
雨時々曇
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明後日
曇のち晴
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日本気象協会提供 2024年4月23日 18:00発表
甲府市の天気予報
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日本気象協会提供 2024年4月23日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

今朝は、未明から早朝だけ雪が降りました。西丹沢自然教室の近くでは1cmの積雪になりました。各山小屋などからの情報では、12日朝の時点の積雪量は以下のとおりです。
 ・蛭ヶ岳、約1cm、凍結箇所あり
 ・檜洞丸、約1cm
 ・丹沢山、5cm程度
 ・塔ヶ岳、5~10cm
 ・ヤビツ峠、1cm以下、凍結
 ・丹沢湖ビジターセンター、約3cm、朝は路面凍結
 ・西丹沢自然教室、0~1cm
西丹沢自然教室の前の坂道は、積雪量は大したことがないですが、圧雪となりよく滑ります。日中に融けて、夜に凍ります。マイカーで来る方は、安全運転でお願いします。

この時期に花などの楽しみはありませんが、自然の見どころはたくさんあり、その一つが氷です。この時期は滝の凍結が楽しみの一つです。最近では本棚、下棚の滝を見に来る人が増えています。これらの滝は流れの芯までは凍りませんが、両脇の飛沫が凍って見事になります。
また、沢沿いの氷が面白形で凍結しています。沢沿いでは、流れは凍っていませんが、その周りは凍っています。しぶきや飛沫が凍りつくのです。場合によっては岩を氷で包みます。木の枝があれば、つららが下がります。木の橋があれば、つるつるに凍らせます。先日は、太っちょのつららが並んでいて、ちょっとかわいかったです。

登山道の状況

西丹沢の登山道にはほとんど雪はありませんが、凍結している箇所もあるので注意してください。気温が下がるこの時期は、山の上では雪が降ります。積雪やアイスバーンにお気を付け下さい。
本棚、下棚の滝までは、ところどころに凍結はあるものの気持ちよく歩けます。ただし気温は低いので、防寒対策は必要です。下棚の滝の下は、足元まで氷が広がってきています。

2010年9月に直撃した台風などの豪雨の影響で、現在も一部通行止めの箇所があります。西丹沢周辺の登山道などの情報は、以下のとおりです。

○檜洞丸、畦ヶ丸、大室山は通行できます。
○不老山は、世附経由の路線が吊橋が使えません。通行止めです。
○大野山は、台風の影響で湯本平からのコースが通行止めです。
○世附から先の林道は、林道の崩落があるため通行できません。切通峠方面、水ノ木林道、大又沢林道など入口からすべて通行止めです。
○玄倉林道は、トンネル工事のため、通行できません。

1/8に、西丹沢の世附にある大出山(通称、ミツバ岳)で、道迷い遭難がありました。60歳代の夫婦で、ミツバ岳へ登った後に世附の権現山を往復したのちに世附の権現山の山頂からバス停への下山路がわからなくなり、ミツバ岳へ戻り身動きが取れなくなり、救助要請となりました。救助要請が遅い時間だったため、山岳救助隊が徒歩で捜索を行って発見、救出をしました。
ミツバ岳には、県や町が整備した登山道はありません。昨年9月の台風で大きな影響を受けたのが世附地区です。救助隊によると、経路は荒れて不明瞭になっているそうです。これまでに行ったことがある人でも、かなり歩きにくい状態です。
また、この時期の西丹沢は乾燥していて登山道の踏み跡が不明瞭になることが多いです。1/8は落ち葉が吹き溜まりになっていて、登山道がわからなくなりました。さらに、ミツバ岳に戻る時も尾根を間違えてしまい、危険な場所に出てしまいました。
この時期の西丹沢は、落ち葉や新雪に覆われることがあります。道迷いにならないように地図とコンパスを持参し、安易な気持ちで訪れない様にしてください。

登山装備

雪が積もる季節になりました。滑り止めや防寒着の準備など、冬の準備をして登山に向かって下さい。

注意点

この時期は落ち葉が登山道を被い、スリップすることがあります。特に下山時は、足の置き方を慎重にしないと危険な場合があります。

この時期の西丹沢は、落ち葉や新雪に覆われることがあります。道迷いにならないように地図とコンパスを持参し、安易な気持ちで訪れない様にしてください。

西丹沢ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 改修工事が完了した用木沢出合手前林道
  • シロヤシオ
  • 西沢のミツマタ
  • 下棚への分岐
  • 檜洞丸山頂
  • 第一堰堤上 木橋は流されています
  • ミツバツツジ

西丹沢ビジターセンター

電話番号:
0465-78-3940
連絡先住所:
〒258-0201 足柄上郡山北町中川867

地図で見る
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/

施設の詳細を見る

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 津久井町、山北町、清川村の境にあり、これがそれぞれ津久井郡、足柄上郡、愛甲郡に属しているので、昔から三境(さんざかい)、あるいは三境ノ峰などと呼ばれてきた。この山が丹沢山と呼ばれるようになったのは、明治時代からである。明治15年に始まった三角測量の折に、この山に一等三角点が置かれ、この山地の総称として「丹沢」という名前がつけられたのだという。もともと丹沢という地名は、札掛付近の深くて美しい谷を意味する古代朝鮮語起源の地名であったようだ。この山は山魂の中心部に位置しているので、周囲には多くの谷があり、北にある早戸川の最上流の大滝沢には落差50mの大滝がある。  山頂はなだらかで木々が茂っているので、展望はあまりないが、平坦地にはバイケイソウが茂り、一段低くなった所にはブナ林が続いている。しかし、丹沢山付近のブナは立ち枯れが目立つようになった。原因究明と早期の対策が急務である。山頂にみやま山荘がある。  小田急線渋沢駅からバス大倉下車、塔ヶ岳経由で4~5時間、宮ガ瀬から三ツ峰経由で5時間30分、宮ガ瀬から塩水橋、天王寺尾根経由5時間、同じく堂平歩道経由5時間でそれぞれ山頂に達する。

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