今日2/17は比較的暖かいですが、早朝は冷えれば-12℃～-17℃まで下がります。

天気・気温

山と周辺の状況

今日2/17（水）は比較的暖かいですが、早朝の気温は、冷えれば-12℃～-17℃まで冷え込みます。
2/11～2/12には約40～50cm、2/15には約30cmの新雪が降りました。先週に引き続き、冷えた中での雪なので、軽くて軟らかい雪です。冷え込んだ森の中では、積もった雪が木々の上にしっかり乗ったまま、とてもきれいなクリスマスツリーとなっています。川の氷の結晶や造形も、まだまだ美しいです。

現在の積雪量は、唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐付近は30～40cm、赤岳山荘（美濃戸）では40～60cm、桜平駐車場では40～60cm、夏沢鉱泉周辺では80cm～100cm前後、夏沢峠では140～160cm程度です。

硫黄岳や天狗岳の山頂周辺では150cm前後。硫黄岳山頂は雪は吹き飛んで、ほとんどありません。なお、山頂周辺の吹きだまりでは150cm～200cm以上（胸以上）、沢筋に入ると、吹きだまりが2m以上のところもあります。

登山道の状況

通行不可箇所は現在ありません。積雪量を除き、おおむね大きな支障なく通行できますが、凍結箇所が多いので10本爪以上のアイゼンが必要です。

・降雪直後・強風の後などを除き、夏沢鉱泉～硫黄岳、天狗岳方面にはおおむねトレース（足あと）は、ついています。
・登山道には、樹林帯には道沿いに赤いテープをところどころ付けています。稜線では、硫黄岳の登り（夏沢峠側）や根石岳の下り（天狗岳側）など、吹雪いているときに不明瞭になりがちな箇所にオレンジ色の鉄杭を打ってあります。

いずれの登山道も積雪が増えて凍結箇所が多くなっているので、ピッケル、アイゼンが必要です。アイゼンは、10本歯以上のものが必要です。桜平ルートは桜平からアイゼンの装着をおすすめしています。

登山装備

冬山登山の装備が必要です。冬用アウター上下、ダブルの手袋、帽子（+目出帽）、登山靴、サングラス（+ゴーグル）、ロングスパッツなど。稜線では、赤岳・横岳はピッケルが必要です。

注意点

車は桜平へは冬用タイヤにチェーンをつけないと上がれません。4WD車であっても、分岐に車を駐車することをおすすめいたします。美濃戸へは進入でき、駐車も可能です。よく圧雪されています。
不通箇所は、現在ありませんが、路面に氷・雪があります。ともに、冬用タイヤ・4WDの車以外は、危険のため入れません。冬用タイヤでも、2WD車は危険ですので、進入はご遠慮ください。

日没後は急に暗くなります。小屋には16:00に到着するよう計画を立ててください。ヘッドランプは必ずお持ちください。

お知らせ

硫黄岳山荘グループでは下記スケジュールでネイチャースクールを開催。詳しくはお問い合わせ、またはホームページをご参照ください。
・冬山登山教室
（￥27,000円、1泊3食、保険料、ガイド料、消費税・入湯税込、下山後　夏沢鉱泉で入浴。駅までの送迎無料）
「硫黄岳」コース：3/5～6、3/20～21　夏沢鉱泉（泊）
「天狗岳」コース：3/12～13　夏沢鉱泉（泊）
・スノーシュートレッキング
（￥20,000円1泊3食、保険料、案内料、消費税・入湯税込、下山後　夏沢鉱泉で入浴。駅までの送迎無料）
「根石岳」コース：2/19～20、3/12～13
・写真教室
（￥20,000円、1泊3食、保険料、講師料、消費税・入湯税込、下山後　夏沢鉱泉で入浴。駅までの送迎無料）
「夏沢渓谷」コース：2/19～20、4/2～3、
・スケッチ教室
（￥15,000円1泊２食、保険料、講師料、消費税・入湯税込、下山後　夏沢鉱泉で入浴。駅までの送迎無料）
「夏沢峠」コース：3/26～27（土日）

●予約状況:2/19、2/26は満室。3/12、3/26は満室ですが、キャンセル待ちをお受けします。3/19は男女別相部屋のみ空きありますが、お問い合わせください。

硫黄岳山荘と根石山荘は現在冬期閉鎖中です。夏沢鉱泉は通年営業。夏沢鉱泉にご宿泊の方に限り、駅まで無料送迎いたします。

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

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