硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

八ヶ岳周辺では、地震による影響はありません。先週は雪が降り続いて積雪量は増えました

西天狗岳(左)、東天狗岳(右)、根石岳(中手前)~箕冠山から (2011.03.27 硫黄岳山荘 )
西天狗岳(左)、東天狗岳(右)、根石岳(中手前)~箕冠山から (2011.03.27 硫黄岳山荘 )
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天気・気温

03/14(月) 夏沢鉱泉(標高2060m)の7:00現在、快晴。気温-8℃。無風。
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
19℃
8℃
明後日
晴時々曇
18℃
8℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 0:00発表
甲府市の天気予報
明日
25℃
10℃
明後日
晴時々曇
25℃
10℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

東北地方中心に大きな地震がありましたが、八ヶ岳周辺では、地震による影響はとくにありません。夏沢鉱泉の営業も通常通りです。JR[茅野駅までの送迎も行っております。

先週は3/7(月)の50cmをはじめ、降雪が続いて積雪量は増えました。現在は、唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐付近は30~50cm、赤岳山荘(美濃戸)では40~70cm、桜平駐車場では40~70cm、夏沢鉱泉周辺では80cm~120cm前後、夏沢峠では150~200cmです。
硫黄岳や天狗岳の山頂周辺では150~200cm前後。硫黄岳山頂は雪は吹き飛んで、ほとんどありません。なお、山頂周辺の吹きだまりでは200cm以上あり、沢筋に入れば2~3mはあるでしょう。

まだまだ周辺は寒く、森の中は冷え込んでいて寒い朝は-15℃まで冷え込みます。積った雪がしっかり木々の上にのったままの状態で、クリスマスツーのようなの森の中は、とてもきれいです。 川の氷の結晶・造形も、とてもきれいです。


天気予報をしっかり確認して慎重に計画を立ててください。きちんと防寒の効いた冬山装備で、安全・安心登山を心がけてください。

登山道の状況

通行不可箇所は現在ありません。おおむね大きな支障なく通行できますが、凍結箇所が多いので10本爪以上のアイゼンが必要です。
・降雪直後・強風の後などを除き、夏沢鉱泉~硫黄岳、天狗岳方面にはおおむねトレースはついています。
・登山道には、樹林帯には道沿いに赤いテープをところどころ付けています。稜線では、硫黄岳の登り(夏沢峠側)や根石岳の下り(天狗岳側)など、吹雪いているときに不明瞭になりがちな箇所にオレンジ色の鉄杭を打ってあります。

いずれの登山道も積雪が増えて凍結箇所が多くなっているので、ピッケル、アイゼンが必要です。アイゼンは、10本歯以上のものが必要です。桜平ルートは桜平からアイゼンの装着をおすすめしています。

登山装備

冬山登山の装備が必要です。冬用アウター上下、ダブルの手袋、帽子(+目出帽)、登山靴、サングラス(+ゴーグル)、ロングスパッツなど。稜線では、赤岳・横岳はピッケルが必要です。

注意点

車で来る場合、美濃戸へは4WD車+冬用タイヤに、チェーンが必要です。冬用タイヤだけでは、入れません。
桜平方面へは、積雪多く進入できません。夏沢鉱泉の雪上車のみ運行しております。
車は分岐に駐車してください。分岐は、夏沢鉱泉にて除雪しております。分岐から先は中に入って行けそうに見えますが、途中から戻るUターン場所はありません。

お知らせ

予約状況は、3/26は満室ですが、直前に空いたりするので、キャンセル待ちをお受けします。3/19、3/20、4/16は、まだ空きがあります。

硫黄岳山荘グループでは下記スケジュールでネイチャースクールを開催。詳しくはお問い合わせ、またはホームページをご参照ください。
・冬山登山教室 ¥27,000円
 「硫黄岳」コース:3/20~21、4/9~10 夏沢鉱泉(泊)
 「天狗岳」コース:4/16~17 夏沢鉱泉(泊)
・スノーシュートレッキング ¥20,000円
 「根石岳」コース:4/2~3、4/9~10
・写真教室 ¥20,000円
 「夏沢渓谷」コース:4/2~3
・スケッチ教室 ¥15,000円
 「夏沢峠」コース:3/26~27

硫黄岳山荘と根石山荘は現在冬期閉鎖中です。夏沢鉱泉は通年営業。夏沢鉱泉にご宿泊の方に限り、駅まで無料送迎いたします。

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

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