硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

日中は気温が上昇、緩んだ重い雪になりますので、アイゼンに雪が付着し易いです。

西天狗岳(左)、東天狗岳(右)、根石岳(中手前)~箕冠山から (2011.03.27 硫黄岳山荘 )
西天狗岳(左)、東天狗岳(右)、根石岳(中手前)~箕冠山から (2011.03.27 硫黄岳山荘 )
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

03/30(水) 夏沢鉱泉(標高2060m)の7:00現在、晴れ。気温-11℃。無風。
※早朝の気温は、冷えれば-10℃~-15℃まで冷え込みます。3/26(土)は6:00現在で-17℃でした。
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
24℃
13℃
明後日
晴時々曇
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 0:00発表
甲府市の天気予報
明日
曇のち晴
25℃
17℃
明後日
32℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

積雪量は3/26(土)に40cmの降雪があり、積雪はまた増えました。朝晩は冷え込んで雪質は堅いですが、日中は気温が上昇し、緩んだ・重い雪になりますので、アイゼンに、雪が付着し易いです。また、雪崩への注意が必要です。

森の中は、積った雪がしっかり木々の上に乗ったままで、クリスマスツリーのようなの森の中は、とてもきれい、川の氷の結晶や造形も美しいです。

現在は、唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐付近は20~40cm、赤岳山荘(美濃戸)では30~50cm、桜平駐車場では40~60cm、夏沢鉱泉周辺では60cm~100cm前後、夏沢峠では150~200cmです。

硫黄岳や天狗岳の山頂周辺では100~200cm前後。硫黄岳山頂は雪は吹き飛んで、ほとんどありません。なお、山頂周辺の吹きだまりでは200cm以上あり、沢筋に入ると、吹き溜まりでおおよそ2~3mのところもあります。

東北・関東地方中心に大きな地震がありましたが、八ヶ岳周辺では、地震による影響はありません。夏沢鉱泉の営業も通常通りで、JR茅野駅までの送迎も行っております。また、長野県で地震の被害を受けているのは新潟県境の栄村方面で、八ヶ岳周辺は問題ありません。


天気予報をしっかり確認して慎重に計画を立ててください。きちんと防寒の効いた冬山装備で、安全・安心登山を心がけてください。

登山道の状況

通行不可箇所は現在ありません。積雪量を除き、おおむね大きな支障なく通行できます。
・降雪直後・強風の後などを除き、夏沢鉱泉~硫黄岳、天狗岳方面にはおおむねトレースはついています。
・登山道には、樹林帯には道沿いに赤いテープをところどころ付けています。稜線では、硫黄岳の登り(夏沢峠側)や根石岳の下り(天狗岳側)など、吹雪いているときに不明瞭になりがちな箇所にオレンジ色の鉄杭を打ってあります。

登山道は、積雪も増え、凍結箇所が多くピッケル、アイゼンが必要です。アイゼンは、10本歯以上でお出かけください。

登山装備

冬山登山の装備が必要です。冬用アウター上下、ダブルの手袋、帽子(+目出帽)、登山靴、サングラス(+ゴーグル)、ロングスパッツなど。稜線では、赤岳・横岳はピッケルが必要です。

注意点

車で来る場合、美濃戸へは4WD車+冬用タイヤに、チェーンが必要です。冬用タイヤだけでは、入れません。
桜平方面へは、積雪多く進入できません。夏沢鉱泉の雪上車のみ運行しております。
車は分岐に駐車してください。分岐は、夏沢鉱泉にて除雪しております。分岐から先は中に入って行けそうに見えますが、途中から戻るUターン場所はありません。

≪電車≫
JR茅野駅(TEL0266-72-2242)に確認したところ、毎晩計画停電情報をもとに翌日の「特急あずさ」の運行がわかり、問い合わせに対応していただけるそうです。お帰り予定の便も、前日の夜にわかります。
なお、名古屋・大阪方面からはダイヤ変更等はなく、時刻表通りに運行されています(中央東線特急のみ不明確)。

≪マイカー≫
中央自動車道は、空いているようです。高速道路を下りても、通行の支障箇所はありません。茅野市内のガソリンスタンドでは、必要な量の燃料(ガソリン・軽油)を購入でき、入れるための行列はありません。

お知らせ

硫黄岳山荘は冬季閉鎖中で、小屋開けは4/23(土)予定。根石山荘は冬季閉鎖中、宿泊棟を改築予定です。 

夏沢鉱泉は通年営業中です。4/2(土)、4/16(土)はまだ空きがあります。詳細は直接事務所へ問い合わせください。

硫黄岳山荘グループでは下記スケジュールでネイチャースクールを開催。詳しくはお問い合わせ、またはホームページをご参照ください。
・冬山登山教室 ¥27,000円
 「硫黄岳」コース:4/9~10 夏沢鉱泉(泊)
 「天狗岳」コース:4/16~17 夏沢鉱泉(泊)
・スノーシュートレッキング ¥20,000円
 「根石岳」コース:4/2~3、4/9~10
・写真教室 ¥20,000円
 「夏沢渓谷」コース:4/2~3
他。

硫黄岳山荘と根石山荘は現在冬期閉鎖中です。夏沢鉱泉は通年営業。夏沢鉱泉にご宿泊の方に限り、駅まで無料送迎いたします。

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 八ヶ岳

硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

長野県 / 八ヶ岳

横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報