西丹沢 | 西丹沢ビジターセンター

自然教室の前のマメザクラも開花し、週始めの雨のおかげで植物が生き生きしています

檜洞丸山頂では、オオバイケイソウの芽が大きくなってきました (2011.05.01 西丹沢自然教室 )
檜洞丸山頂では、オオバイケイソウの芽が大きくなってきました (2011.05.01 西丹沢自然教室 )
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

04/13(水) 晴れ。日の出は5:13、日没は18:12。
横浜市中区の天気予報
明日
晴のち曇
24℃
14℃
明後日
曇のち晴
19℃
12℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 18:00発表
甲府市の天気予報
明日
晴のち曇
25℃
12℃
明後日
23℃
9℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

日中に風が少なく暖かくなり、気温は17℃まで上がりました。自然教室の前のマメザクラも開花し、週始めの雨のおかげで植物が生き生きしています。気温の上昇と共に、春が一気にすすんでいます。
中川の県道沿いでは、 ミツバツツジ ミツバツツジ が咲き始めました。ここは日当たりのいいところで、いつも早くに咲くところです。昨年は3月31日に、2007年は3月29日に咲き始めたものなので、今年は「ようやく」という感じです。

沢沿いの植物は、日当たりのよい所で早春の花が咲き始めています。西沢では以下のとおり、ミツマタ(盛り過ぎ)、フサザクラ(盛り過ぎ)、キブシ(盛り)、ヤマハンノキ(咲き始め)、ダンコウバイ(咲き始め)、 タチツボ スミレ スミレ タチツボ スミレ スミレ (盛り)、ヨゴレネコノメ、マルバコンロンソウなどです。

ゴーラ沢出合までの登山道沿いでは、ミツマタ、キブシ、ダンコウバイ、ヤブツバキ、 タチツボ スミレ スミレ タチツボ スミレ スミレ 、ヨゴレネコノメ、キランソウ、ミヤマキケマンなどです。

登山道の状況

登山道にあった雪は急速に融けていて、檜洞丸や大室山も、雪はあるものの踏めば消える程度で通行には影響しません。融けてぐちゃぐちゃと滑ります。
また、この時期は、落石がある時期です。雪が融けて浮石が動いたりします。余震も続いているので、霜柱で石が動くこともあります危険な場所では立ち止まらずに、安全な通行をお願いします。

2010年9月に直撃した台風などの豪雨の影響で、現在も一部通行止めの箇所があります。西丹沢周辺の登山道などの情報は、以下のとおりです。

○檜洞丸、畦ヶ丸、大室山は通行できます。
○不老山は、世附経由の路線が吊橋が使えません。通行止めです。
○大野山は、台風の影響で湯本平からのコースが通行止めです。
○世附から先の林道は、林道の崩落があるため通行できません。切通峠方面、水ノ木林道、大又沢林道など入口からすべて通行止めです。
○玄倉林道は、トンネル工事のため、通行できません。

この時期の西丹沢は、落ち葉や新雪に覆われることがあります。道迷いにならないように地図とコンパスを持参し、安易な気持ちで訪れない様にしてください。

注意点

路線バスが走行する県道に、目立った落石はありません。しかし今後の余震や、沢沿いの登山道の落石などのリスクは避けられません。記録的な大地震の直後なので、よく考えて行動して下さい。

お知らせ

4月16日・17日に開催が予定されていた「第55回秦野丹沢まつり」(主催:秦野丹沢まつり実行委員会、会場:秦野戸川公園)は、東日本大震災の影響(余震や節電への配慮などが原因)により中止となります。ご注意ください。

西丹沢ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 改修工事が完了した用木沢出合手前林道
  • シロヤシオ
  • 西沢のミツマタ
  • 下棚への分岐
  • 檜洞丸山頂
  • 第一堰堤上 木橋は流されています
  • ミツバツツジ

西丹沢ビジターセンター

電話番号:
0465-78-3940
連絡先住所:
〒258-0201 足柄上郡山北町中川867

地図で見る
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/

施設の詳細を見る

関連する山

神奈川県 / 丹沢山塊

丹沢山 標高 1,567m

 津久井町、山北町、清川村の境にあり、これがそれぞれ津久井郡、足柄上郡、愛甲郡に属しているので、昔から三境(さんざかい)、あるいは三境ノ峰などと呼ばれてきた。この山が丹沢山と呼ばれるようになったのは、明治時代からである。明治15年に始まった三角測量の折に、この山に一等三角点が置かれ、この山地の総称として「丹沢」という名前がつけられたのだという。もともと丹沢という地名は、札掛付近の深くて美しい谷を意味する古代朝鮮語起源の地名であったようだ。この山は山魂の中心部に位置しているので、周囲には多くの谷があり、北にある早戸川の最上流の大滝沢には落差50mの大滝がある。  山頂はなだらかで木々が茂っているので、展望はあまりないが、平坦地にはバイケイソウが茂り、一段低くなった所にはブナ林が続いている。しかし、丹沢山付近のブナは立ち枯れが目立つようになった。原因究明と早期の対策が急務である。山頂にみやま山荘がある。  小田急線渋沢駅からバス大倉下車、塔ヶ岳経由で4~5時間、宮ガ瀬から三ツ峰経由で5時間30分、宮ガ瀬から塩水橋、天王寺尾根経由5時間、同じく堂平歩道経由5時間でそれぞれ山頂に達する。

神奈川県 / 丹沢山塊

畦ヶ丸山 標高 1,292m

 西丹沢で桧洞丸(ひのきほらまる)と並ぶ秘峰であったが、現在は三方面からの登山道がある。県境尾根からわずかに南側なので、山北町に属する。  畦ガ丸は山頂付近によく見かける馬酔木(あせび)からこの名がついたとも、畦とは塚の意味があり、遠くから丸く塚のように見えるのでこの名がついたという説もある。  この山の初登頂は大正13年(1924)だが、当時は全く道はなく、1955年の神奈川国体でもコースから外れ、わずかな踏み跡程度だった。その後、地元の人たちの努力で登山道の整備が行われた。頂上のケルンは箒沢山荘に集う人たちが、白石峠からのコースを改修した記念。山頂近くに立派な避難小屋がある。  小田急線新松田駅より西丹沢行バス大滝橋下車、東海自然歩道経由4時間、同じく西丹沢下車、西沢、善六のタワ経由で3時間、同じく白石峠、モロクボ沢ノ頭経由4時間30分。

神奈川県 / 丹沢山塊

鍋割山 標高 1,272m

 塔ノ岳直下の金冷しから西に延びる鍋割山稜の肩のようなピーク。秦野市、松田町、山北町の境にある。  鍋割山の名は、この山の北側にある玄倉(くろくら)川の支流、鍋割沢からつけられたようだ。鍋割とは、岩の多い所をナベといい、歩きにくい悪い沢という意味から鍋割という名がつけられたと考えられている。  この山は南麓の寄(やどりぎ)集落の人たちからは三ノ萱と呼ばれて、昔からカヤ刈り場として利用され、ふもとから一ノ萱、二ノ萱があり、頂上が三ノ萱というわけ。この山が多くの人から人気を得ているのは、山頂から富士山方面のすばらしい展望と、登山者を温かく迎えてくれる鍋割山荘があるからだろう。鍋割山稜の大丸、小丸は、表丹沢で唯一のブナ林が広がる地域だ。  バス大倉下車、二股、後沢乗越を経て3時間で山頂。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報