硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

硫黄岳山荘は4/23に営業開始。稜線は急速に雪解けが進んでいて、例年より少なめです

硫黄岳山頂より。左から横岳・赤岳・阿弥陀。バックは南アルプス。 (2011.04.27 硫黄岳山荘 )
硫黄岳山頂より。左から横岳・赤岳・阿弥陀。バックは南アルプス。 (2011.04.27 硫黄岳山荘 )
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天気・気温

04/20(水) 6:30の夏沢鉱泉(標高2060m)では薄曇り、-4℃、無風
松本市の天気予報
明日
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明後日
晴時々曇
18℃
8℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 18:00発表
甲府市の天気予報
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晴のち曇
25℃
12℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨日と今朝に標高1500m以上で降雪があり、15cmほど積もりました。ただ、この雪はすぐに融けてしまいそうです。
まだ早朝は-10℃前後まで下がる日もありますが、4月に入ってからは雪解けが進んでいます。森林帯の積雪量は、まだしっかりあります(昨年並み)が、森林限界(標高2500m)以上の稜線では、雪どけが急速に進み、昨年より少なめです。

雪は朝晩は冷え込んで固いですが、日中は気温が上昇して緩んだ重い雪になります。アイゼンに雪が付着しやすく、雪崩への注意も必要です。
また、GWくらいまでは降雪はありますので、天気予報を確認して慎重に計画を立ててください。防寒の効いた冬山装備でお出かけください。

今は紺碧の空と雪の森のコントラストがとてもきれいです。川の氷の結晶・造形も見所です。

積雪は、唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐では10~20cm、赤岳山荘(美濃戸)では20~30cm、桜平駐車場では30~50cm、夏沢鉱泉周辺では50~70cm前後、夏沢峠では100~150cm前後、硫黄岳、天狗岳の山頂周辺では50~100cmとなっています。
また、硫黄岳山頂では雪は吹き飛んでいるので0~20cm程度ですが、稜線の吹き溜まりは、100cm以上のところもあります。
なお、沢筋に入ると、吹きだまりが2~3mのところもあります。 

硫黄岳山荘は、今週末の4/23(土)に営業開始となります。

登山道の状況

通行不可箇所は、現在ありません。おおむね大きな支障はなく通行できます。降雪直後・強風の後などを除き、夏沢鉱泉~硫黄岳、天狗岳方面には、おおむねトレース(足あと)はついています。

登山道には、樹林帯では、ところどころ道沿いに赤いテープを付けています。稜線では、硫黄岳の登り(夏沢峠側)、根石岳の下り(天狗岳側)の、吹雪いているときに不明瞭になりがちな箇所に、オレンジ色の鉄杭を打ってあります。

登山装備

春ですが、冬山登山の装備が必要です。
登山道は、凍結箇所も多く、ピッケル、アイゼンが必要です。アイゼンは、10本歯以上でお出かけください。
冬用アウター上下、ダブルの手袋、帽子(+目出帽)、登山靴、サングラス(+ゴーグル)、ロングスパッツなど。
特に、日差しが強くなってきています。サングラスを忘れずに!

注意点

車で来る場合、美濃戸までは4WD車で、冬用タイヤが必要です。2WD車は入れません。念のため、チェーンもお持ちください。
桜平方面は積雪多く、凍結しているため、進入できません。夏沢鉱泉の雪上車のみ運行しています。分岐に車を駐車してください。分岐は、夏沢鉱泉にて除雪しています(分岐では、中に入って行けそうに見えますが、途中から戻るUターン場所がありません)。

電車は、中央線特急は、平常のダイヤで運行されています。

現在は、中央自動車道はすいているようです。ガソリンスタンドでの混乱もありません。

お知らせ

硫黄岳山荘は、今週末の4/23(土)に営業開始します。ただし、5/8(日)~22(日)2週間は、臨時休業させていただきます。根石山荘は6月中旬に営業開始予定です。

◆イベント情報◆
硫黄岳山荘グループではネイチャースクールを開催しています。すべて1泊3食、保険料、講師料、消費税・入湯税込で、下山後、夏沢鉱泉で入浴。駅までの送迎無料となっています。

●冬山登山教室 27,000円
 「天狗岳」コース 4/16~17(土・日) 夏沢鉱泉(泊)
 「硫黄岳・横岳」コース 4/23~24(土・日)、4/29~30(金・土)、5/2~3(月・火) 硫黄岳山荘(泊)
●スノーシュートレッキング 20,000円(1泊3食、保険料、案内料、消費税・入湯税込)
「根石岳」コース 4/9~10(土・日)
●写真教室 20,000円
 夏沢渓谷コース 4/16~17(土・日)
●森の学校 山菜と樹木トレッキング
 5/14~15(土・日)
●森の学校「夏沢峠をめぐる勉強会」
 5/28~29(土・日)

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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