硫黄岳山荘は4/23に営業開始。稜線は急速に雪解けが進んでいて、例年より少なめです
天気・気温
山と周辺の状況
昨日と今朝に標高1500m以上で降雪があり、15cmほど積もりました。ただ、この雪はすぐに融けてしまいそうです。
まだ早朝は-10℃前後まで下がる日もありますが、4月に入ってからは雪解けが進んでいます。森林帯の積雪量は、まだしっかりあります(昨年並み)が、森林限界(標高2500m)以上の稜線では、雪どけが急速に進み、昨年より少なめです。
雪は朝晩は冷え込んで固いですが、日中は気温が上昇して緩んだ重い雪になります。アイゼンに雪が付着しやすく、雪崩への注意も必要です。
また、GWくらいまでは降雪はありますので、天気予報を確認して慎重に計画を立ててください。防寒の効いた冬山装備でお出かけください。
今は紺碧の空と雪の森のコントラストがとてもきれいです。川の氷の結晶・造形も見所です。
積雪は、唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐では10~20cm、赤岳山荘(美濃戸)では20~30cm、桜平駐車場では30~50cm、夏沢鉱泉周辺では50~70cm前後、夏沢峠では100~150cm前後、硫黄岳、天狗岳の山頂周辺では50~100cmとなっています。
また、硫黄岳山頂では雪は吹き飛んでいるので0~20cm程度ですが、稜線の吹き溜まりは、100cm以上のところもあります。
なお、沢筋に入ると、吹きだまりが2~3mのところもあります。
硫黄岳山荘は、今週末の4/23(土)に営業開始となります。
登山道の状況
通行不可箇所は、現在ありません。おおむね大きな支障はなく通行できます。降雪直後・強風の後などを除き、夏沢鉱泉~硫黄岳、天狗岳方面には、おおむねトレース(足あと)はついています。
登山道には、樹林帯では、ところどころ道沿いに赤いテープを付けています。稜線では、硫黄岳の登り(夏沢峠側)、根石岳の下り(天狗岳側)の、吹雪いているときに不明瞭になりがちな箇所に、オレンジ色の鉄杭を打ってあります。
登山装備
春ですが、冬山登山の装備が必要です。
登山道は、凍結箇所も多く、ピッケル、アイゼンが必要です。アイゼンは、10本歯以上でお出かけください。
冬用アウター上下、ダブルの手袋、帽子(+目出帽)、登山靴、サングラス(+ゴーグル)、ロングスパッツなど。
特に、日差しが強くなってきています。サングラスを忘れずに!
注意点
車で来る場合、美濃戸までは4WD車で、冬用タイヤが必要です。2WD車は入れません。念のため、チェーンもお持ちください。
桜平方面は積雪多く、凍結しているため、進入できません。夏沢鉱泉の雪上車のみ運行しています。分岐に車を駐車してください。分岐は、夏沢鉱泉にて除雪しています(分岐では、中に入って行けそうに見えますが、途中から戻るUターン場所がありません)。
電車は、中央線特急は、平常のダイヤで運行されています。
現在は、中央自動車道はすいているようです。ガソリンスタンドでの混乱もありません。
お知らせ
硫黄岳山荘は、今週末の4/23(土)に営業開始します。ただし、5/8(日)~22(日)2週間は、臨時休業させていただきます。根石山荘は6月中旬に営業開始予定です。
◆イベント情報◆
硫黄岳山荘グループではネイチャースクールを開催しています。すべて1泊3食、保険料、講師料、消費税・入湯税込で、下山後、夏沢鉱泉で入浴。駅までの送迎無料となっています。
●冬山登山教室 27,000円
「天狗岳」コース 4/16~17(土・日) 夏沢鉱泉(泊)
「硫黄岳・横岳」コース 4/23~24(土・日)、4/29~30(金・土)、5/2~3(月・火) 硫黄岳山荘(泊)
●スノーシュートレッキング 20,000円(1泊3食、保険料、案内料、消費税・入湯税込)
「根石岳」コース 4/9~10(土・日)
●写真教室 20,000円
夏沢渓谷コース 4/16~17(土・日)
●森の学校 山菜と樹木トレッキング
5/14~15(土・日)
●森の学校「夏沢峠をめぐる勉強会」
5/28~29(土・日)
硫黄岳山荘周辺の過去の様子
硫黄岳山荘
- 現地連絡先:
- 090-3142-8469
- 電話番号:
- 0266-73-6673
- 連絡先住所:
- 長野県茅野市中大塩13-73