西丹沢 | 西丹沢ビジターセンター

西丹沢では、春の花が咲いています。タチスボスミレが目立ちますが、日々の変化が多い季節で毎日変化が楽しみです

檜洞丸山頂では、オオバイケイソウの芽が大きくなってきました (2011.05.01 西丹沢自然教室 )
檜洞丸山頂では、オオバイケイソウの芽が大きくなってきました (2011.05.01 西丹沢自然教室 )
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天気・気温

04/27(水) 晴れのち曇り、のち雨。日の出は4:55、日没は18:24。
横浜市中区の天気予報
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日本気象協会提供 2024年4月19日 18:00発表
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日本気象協会提供 2024年4月19日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

西丹沢自然教室の近くでも、春の花が咲いてきています。現在は スミレ スミレ の仲間では タチツボ スミレ スミレ タチツボ スミレ スミレ が目立ちますが、他にノジ スミレ スミレ 、マルバ スミレ スミレ などが咲いています。標高1000mの犬越路避難小屋付近では、アセビの花が見頃でした。
雨に濡れると緑色が艶めかしい時期です。雨後に晴れると、芽吹きがすすみます。日々の変化が多い季節で、毎日変化が楽しみです。

現在、周辺でみられる花は、 タチツボ スミレ スミレ タチツボ スミレ スミレ 、エイザン スミレ スミレ 、ミヤマキケマン、ミツバコンロンソウ、タネツケバナ、キランソウ、ミミガタテンナンショウ、ミスミソウ、アブラチャン、ダンコウバイ、アケビ、アセビなどです。

登山道の状況

4/23の雨は連続雨量で103mmになるかなりの大雨で、沢は増水しました。翌日、檜洞丸登山道のツツジ新道のゴーラ沢出合では、半数以上の人が靴を脱いで渡っていました。ゴーラ沢出合の飛び石も水没し、ひざ下の深さの渡渉をした人もいたようです。雨の前までは渇水気味でしたが、久しぶりにまとまって降り、三保ダムも放水をしていました。
用木沢沿いの登山道は、木の橋があるので靴を濡らすことはありませんが、登山道に落石が目立ちます。足元や上からの落石に注意が必要です。

2010年9月に直撃した台風などの豪雨の影響で、現在も一部通行止めの箇所があります。西丹沢周辺の登山道などの情報は、以下のとおりです。

○檜洞丸、畦ヶ丸、大室山は問題なく通行できます。
○不老山は、世附経由の路線が吊橋が使えません。通行止めです。
○大野山は、台風の影響で湯本平からのコースが通行止めです。
○世附から先の林道は、林道の崩落があるため通行できません。切通峠方面、水ノ木林道、大又沢林道など入口からすべて通行止めです。
○玄倉林道は、トンネル工事のため、通行できません。

注意点

4月24日に、細川橋から屏風岩山を目指した登山者(60歳代女性、二名行)が道に迷い、滑落したうえで別行動をして、さらに迷って翌日に松田署山岳救助隊に発見されました。遭難者は何度も滑落して衰弱し、自力下山できずにヘリ救助されました。
今年はすでに11件目の救助隊の出動です。過去最高のペースで遭難事故が発生しています。西丹沢へ登山に来る方は、油断せずに注意して下さい。

西丹沢ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 改修工事が完了した用木沢出合手前林道
  • シロヤシオ
  • 西沢のミツマタ
  • 下棚への分岐
  • 檜洞丸山頂
  • 第一堰堤上 木橋は流されています
  • ミツバツツジ

西丹沢ビジターセンター

電話番号:
0465-78-3940
連絡先住所:
〒258-0201 足柄上郡山北町中川867

地図で見る
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/

施設の詳細を見る

関連する山

神奈川県 / 丹沢山塊

丹沢山 標高 1,567m

 津久井町、山北町、清川村の境にあり、これがそれぞれ津久井郡、足柄上郡、愛甲郡に属しているので、昔から三境(さんざかい)、あるいは三境ノ峰などと呼ばれてきた。この山が丹沢山と呼ばれるようになったのは、明治時代からである。明治15年に始まった三角測量の折に、この山に一等三角点が置かれ、この山地の総称として「丹沢」という名前がつけられたのだという。もともと丹沢という地名は、札掛付近の深くて美しい谷を意味する古代朝鮮語起源の地名であったようだ。この山は山魂の中心部に位置しているので、周囲には多くの谷があり、北にある早戸川の最上流の大滝沢には落差50mの大滝がある。  山頂はなだらかで木々が茂っているので、展望はあまりないが、平坦地にはバイケイソウが茂り、一段低くなった所にはブナ林が続いている。しかし、丹沢山付近のブナは立ち枯れが目立つようになった。原因究明と早期の対策が急務である。山頂にみやま山荘がある。  小田急線渋沢駅からバス大倉下車、塔ヶ岳経由で4~5時間、宮ガ瀬から三ツ峰経由で5時間30分、宮ガ瀬から塩水橋、天王寺尾根経由5時間、同じく堂平歩道経由5時間でそれぞれ山頂に達する。

神奈川県 / 丹沢山塊

畦ヶ丸山 標高 1,292m

 西丹沢で桧洞丸(ひのきほらまる)と並ぶ秘峰であったが、現在は三方面からの登山道がある。県境尾根からわずかに南側なので、山北町に属する。  畦ガ丸は山頂付近によく見かける馬酔木(あせび)からこの名がついたとも、畦とは塚の意味があり、遠くから丸く塚のように見えるのでこの名がついたという説もある。  この山の初登頂は大正13年(1924)だが、当時は全く道はなく、1955年の神奈川国体でもコースから外れ、わずかな踏み跡程度だった。その後、地元の人たちの努力で登山道の整備が行われた。頂上のケルンは箒沢山荘に集う人たちが、白石峠からのコースを改修した記念。山頂近くに立派な避難小屋がある。  小田急線新松田駅より西丹沢行バス大滝橋下車、東海自然歩道経由4時間、同じく西丹沢下車、西沢、善六のタワ経由で3時間、同じく白石峠、モロクボ沢ノ頭経由4時間30分。

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鍋割山 標高 1,272m

 塔ノ岳直下の金冷しから西に延びる鍋割山稜の肩のようなピーク。秦野市、松田町、山北町の境にある。  鍋割山の名は、この山の北側にある玄倉(くろくら)川の支流、鍋割沢からつけられたようだ。鍋割とは、岩の多い所をナベといい、歩きにくい悪い沢という意味から鍋割という名がつけられたと考えられている。  この山は南麓の寄(やどりぎ)集落の人たちからは三ノ萱と呼ばれて、昔からカヤ刈り場として利用され、ふもとから一ノ萱、二ノ萱があり、頂上が三ノ萱というわけ。この山が多くの人から人気を得ているのは、山頂から富士山方面のすばらしい展望と、登山者を温かく迎えてくれる鍋割山荘があるからだろう。鍋割山稜の大丸、小丸は、表丹沢で唯一のブナ林が広がる地域だ。  バス大倉下車、二股、後沢乗越を経て3時間で山頂。

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