西丹沢 | 西丹沢ビジターセンター

台風15号の被害で登山道が未だ荒廃。倒木が道を塞ぐなどしています。登山道情報を確認して、計画を立ててください

ブナの黄葉。今年は時期が遅く、色づきはよくないです。全体的に茶色です (2011.10.26 西丹沢自然教室 )
ブナの黄葉。今年は時期が遅く、色づきはよくないです。全体的に茶色です (2011.10.26 西丹沢自然教室 )
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※ご利用上の注意

山と周辺の状況

台風15号は西丹沢に激しい風雨をもたさせ、登山道は一部で荒廃している箇所があります。現在の西丹沢はコースによっては快適な登山はできませんので、下記の登山道情報を確認して、計画を立ててください。

用木沢沿いの登山道で、秋の花が咲いています。シロヨメナ、 アキノキリンソウ アキノキリンソウ 、シラヒゲソウなどです。イワシャジン、 ダイモンジソウ ダイモンジソウ は見つかりませんでした。シラヒゲソウは、よく見ると花が繊細な作りになっています。背が低くてあまり目立たない花です。見つけるとうれしくなります。

登山道の状況

9/下旬の台風15号の影響で、西丹沢の登山道は一部で荒廃している箇所があります。大変歩きにくくなっていて、経験者でもルートによっては三割から五割増しくらいの時間がかかる場所もあります。現在は修復中ですが、わかっている箇所の詳細は以下のとおりです。

●檜洞丸方面
 ・つつじ新道のゴーラ沢出合は、場所を選べば足をぬらさずに渡れます。展望園地までは倒木の処理をしてあります。標高1400m以上では、倒木が登山道を横切ったり、階段や木道をふさいだりしてある個所が複数あります。
 ・檜洞丸~犬越路は、倒木がありますが、それほどひどくありません。
 ・檜洞丸~石棚山~箒沢公園橋は板小屋沢ノ頭より下側で、乗り越えるのが困難な倒木が登山道をふさいでいます。

●犬越路
 ・用木沢出合~犬越路は、流された木橋は修復してあります。沢沿いの登山道を横切る倒木があります。
 ・神ノ川~犬越路は、現在、西丹沢で最も困難なルートです。日影沢沿いは荒れており、登山道がどこをとおっているのか不明瞭に感じます。歩いた経験がない人は、道を外してしまいます。一部では木の根にぶら下がりながら通過する個所もあり、通過に時間がかかります。

●大室山、加入道
 ・犬越路~大室山は、倒木がありますが、それほどひどくありません。
 ・大室山~加入道~白石峠は、加入道山頂付近で登山道をふさぐ倒木があり、乗り越えるのが困難です。それ以外も倒木がありますが、それほどひどくありません。
 ・白石峠~用木沢は、流された木橋は現在修復作業中です。飛び石を探せば足をぬらさずに歩けますが、容易ではありません。白石峠~白石の滝までは荒れており、歩いた経験のない人は道がわからなくなる可能性があります。

●畦ヶ丸
 ・西丹沢自然教室~善六のタワ~畦ヶ丸は、流された木橋は、2か所を除いて修復してあります。橋が無い場所は、場所を選べば足をぬらさずに渡れます。
 ・大滝橋~大滝峠上~畦ヶ丸は、林道には車が落ちるくらいの大きな穴があって歩きにくいです。3か所で流された木橋は修復作業準備中です(10/3作業予定)。斜面にある木橋が転落しています。降りてまた登るので、通過に時間がかかります。

●その他
 ・大界木山の周辺は、城ヶ尾峠~大界木山は問題ありません。大界木山の東側は重なった倒木があり、乗り越えるのが困難です。
 ・中ノ丸の周辺は、笹ヤブが風で倒され、ヤブ漕ぎをするような状態です。

詳しい写真でのレポートは、以下で情報発信をしています。
http://nishitan.blog64.fc2.com/

注意点

週末は大変混雑します。周辺では路上駐車をした車を、警察が駐車違反の切符を切っています。駐車スペースがない場合は、キャンプ場内駐車場(有料)を利用するなど、マナー向上をお願いいたします。
また、周辺で車上荒らしが数件起きたようですので、ご注意ください

お知らせ

■西丹沢自然教室だは10/16に安全登山の講習会開催します!
丹沢湖ビジターセンターと西丹沢自然教室が共催で安全登山の行事、「実践!山でのトラブル対処法 ~人がたおれた!! 血が止まらない!! こんな時どうする!!~」を開催します。
10月16日は西丹沢自然教室と周囲の登山道などを会場にして、事故事例などの現状を学んだ後に、実際に野外での救命救急のシュミレーションなどを行います。
興味のある方は、Webサイトをチェックして問い合わせをしてください。
日時・会場:10月16日(日)9:00~16:00。西丹沢自然教室の館内、周辺の登山道
定員・参加費:高校生以上20名(応募者多数の場合は抽選)、1500円(資料代、保険代、プログラム代など)
申込み:行事名、氏名、年齢、住所、電話番号、(FAXで申し込みの方は返信FAX番号)を記入のうえ、往復ハガキまたはFAXにて丹沢湖ビジターセンターへ参加申し込みを行う。
問い合わせ:神奈川県立丹沢湖ビジターセンター(担当:櫛谷、TEL0465-78-3888 FAX0465-78-3777)

西丹沢ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 改修工事が完了した用木沢出合手前林道
  • シロヤシオ
  • 西沢のミツマタ
  • 下棚への分岐
  • 檜洞丸山頂
  • 第一堰堤上 木橋は流されています
  • ミツバツツジ

西丹沢ビジターセンター

電話番号:
0465-78-3940
連絡先住所:
〒258-0201 足柄上郡山北町中川867

地図で見る
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/

施設の詳細を見る

関連する山

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丹沢山 標高 1,567m

 津久井町、山北町、清川村の境にあり、これがそれぞれ津久井郡、足柄上郡、愛甲郡に属しているので、昔から三境(さんざかい)、あるいは三境ノ峰などと呼ばれてきた。この山が丹沢山と呼ばれるようになったのは、明治時代からである。明治15年に始まった三角測量の折に、この山に一等三角点が置かれ、この山地の総称として「丹沢」という名前がつけられたのだという。もともと丹沢という地名は、札掛付近の深くて美しい谷を意味する古代朝鮮語起源の地名であったようだ。この山は山魂の中心部に位置しているので、周囲には多くの谷があり、北にある早戸川の最上流の大滝沢には落差50mの大滝がある。  山頂はなだらかで木々が茂っているので、展望はあまりないが、平坦地にはバイケイソウが茂り、一段低くなった所にはブナ林が続いている。しかし、丹沢山付近のブナは立ち枯れが目立つようになった。原因究明と早期の対策が急務である。山頂にみやま山荘がある。  小田急線渋沢駅からバス大倉下車、塔ヶ岳経由で4~5時間、宮ガ瀬から三ツ峰経由で5時間30分、宮ガ瀬から塩水橋、天王寺尾根経由5時間、同じく堂平歩道経由5時間でそれぞれ山頂に達する。

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