硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

今年は雪は少なめで、夏沢峠では50~70cm程度の積雪。稜線ではアイゼン&ピッケルは必須です

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天気・気温

01/18(水) 夏沢鉱泉(標高2060m)7:00時点で快晴。気温-13℃。風なし
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
23℃
13℃
明後日
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 4:00発表
甲府市の天気予報
明日
曇のち晴
26℃
17℃
明後日
32℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

先週末の前後に、少しの降雪が複数回ありましたが、積もったのは数cmで、あまり変化はありません。現状では昨年より雪は少なめです。ここ数日は稜線でも風のない日が続いています。
また、今朝は日の出とともに 宿の前から見える槍・穂高連峰が赤く染まり、周辺の雪の森、真っ白になった木々とあわせて、とてもきれいでした。

周辺の積雪量は、夏沢峠50~70cm、箕冠山(みかぶりやま)頂上付近で60~80cm、赤岩の頭・北側沢筋では100cm、桜平~夏沢鉱泉までの登山道では10~20cm程度です。

登山道の状況

通行不可箇所は無く、おおむね支障はなく 通行できます。
・稜線(標高約2,500mの森林限界より上:硫黄岳・天狗岳を目指す方へ)では、風で雪が飛び、山頂部では5~10cm、吹きだまりには70~80cm程度の積雪です。今年は比較的、雪が少ないほうですが、登山道は雪と氷のミックス状態です。登山には10本歯以上のアイゼンが必要です。ピッケルも必ずお持ちください。軽アイゼンでは危険です。
・樹林帯(標高2000~2500m)では、登山道では30~50cm、吹きだまりではところにより80cmの積雪です。アイゼンとストックの併用での登山をおすすめいたします。

天候が崩れると、まとまった降雪の可能性ありますので、雪対策は十分に行なってください。

登山装備

赤岳・横岳・硫黄岳・天狗岳へ行かれる方は、必ずアイゼン・ピッケルをお持ちください。
標高の高い稜線は、冷たい強風が吹くことがあります。しっかりした防寒着(フリース、ダウンジャケット等)、あたたかい手袋、耳まで覆える帽子などお持ちください。稜線へは、目出帽(バラクラバ)が必要です(凍傷対策のため)。
日が短くなっています。日没後には、急に暗くなります。山小屋へは、早めにご到着されるように計画をお立てください。

注意点

ヘッドランプ(懐中電灯など)も、必ずお持ちください。天気予報を確認して、慎重にご計画をお立ていただき、安全・安心登山を心がけてください。

登山口までの車道は積雪はありますが、通行不可箇所は無く、おおむね支障はなく通行できます。桜平で10~15cmの積雪。4WD車+冬用タイヤでないと入れません。駐車は無雪期と同じようにできます。2WD車は、安全のため分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)に車を置いた方が良いです。ここから先への進入は危険です。
★美濃戸の駐車に関する問合せ先:赤岳山荘(美濃戸) TEL0266-74-2272。

お知らせ

夏沢鉱泉は、通年で営業中。
硫黄岳山荘、根石岳山荘は、ともに冬期休業中です(4月下旬にオープン予定)。
根石岳山荘は、3月上旬の週末に2回、臨時営業します。3/2~3/3、3/9~3/10(金土)の4日間で、必ず予約をお願いします。

◆ネイチャースクール開催中
 ◎登山教室(本格的な雪山体験:夏沢鉱泉(泊)27,000円)
  (1) 1/28~29(土日)硫黄岳、(2) ②2/11~12(土日)天狗岳、(3)2/25~26(土日)硫黄岳
   ※以降、ほぼ毎週末に開催します。
 ◎スノーシュートレッキング(標高2603m根石岳まで:夏沢鉱泉(泊)20,000円)
  (1)1/19~20(木金)、(2)1/27~28(金土)、(3)2/2~3(木金)

 ◎写真教室「ネイチャーフォト」(夏沢渓谷の雪の森、氷の渓流が被写体:夏沢鉱泉(泊)20,000円)
  (1)1/28~29(土日)、(2)2/18~19(土日)、(1)3/3~4(土日)

※1泊3食(2日目の昼食込)+ガイド料、保険料、夏沢鉱泉入浴料、消費税、入湯税込、JR茅野駅または分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)までの送迎無料付き。

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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