硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

例年より降雪が少なかった八ヶ岳は、この10日間ほどで一気に雪どけがすすんでいます。

横岳付近でツクモグサが開花しました (2012.05.28 硫黄岳山荘 )
横岳付近でツクモグサが開花しました (2012.05.28 硫黄岳山荘 )
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天気・気温

05/08(火) 硫黄岳山荘(標高2650m)7:00現在、快晴。気温+2℃。風速4m/s
夏沢鉱泉(標高2060m) 7:00現在、快晴。気温0℃。微風
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
24℃
13℃
明後日
晴時々曇
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 0:00発表
甲府市の天気予報
明日
曇のち晴
25℃
17℃
明後日
32℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

例年より降雪が少なかった八ヶ岳は、この10日間ほどで一気に雪どけがすすんでいます。
今月は、5/5、5/7月の2回、早朝に霜とうっすらとした降雪を確認しました。
森林限界(標高2500m)近くの登山道には、まだ1m以上の残雪があります。
雪・寒さに対しての服装・装備で春山をお楽しみください。

登山道の状況

稜線は、風で雪が吹き飛ばされ、日が当たりほとんど溶けています。
吹きだまりの日陰には氷に近い硬さの残雪になっています。
樹林帯は、トレースの上をきちんと歩いていれば、ほぼ大丈夫ですが踏み外すと、股まで深くもぐってしまいます。ご注意ください。アイゼンを装着し、ストックを活用してください。
硫黄岳山荘~根石岳山荘~夏沢鉱泉間の登山道は、通行の支障箇所はありません。

エリアごとの残雪状況は
 硫黄岳、横岳、天狗岳山頂付近 0cm
 夏沢峠(標高2440m) 50~100cm
 夏沢峠~オーレン小屋 70~100cm
 箕冠山(みかぶりやま)~オーレン小屋 70~120cm
 オーレン小屋~夏沢鉱泉 20~30cm
 夏沢鉱泉 0~5cm
 桜平 0cm(日陰には10~20cm)
 横岳 0~100cm前後(西面は雪無し、東面の吹きだまり50~100cmのところあり)
 鎖は、まだ埋まっているところが多いです。

残雪多いため、通過をおすすめしないルート
 赤岩の頭~オーレン小屋 ところにより100cm以上
 白砂新道(根石・天狗岳の鞍部~本沢温泉)ところにより100cm以上
 杣添(そまぞえ)尾根(横岳~海の口別荘地)ところにより100cm以上

登山装備

冬山の服装を用意して登山してください。天候が荒れると吹雪く可能性があります。
フリース、ダウンジャケット、厚手の帽子(耳もおおえるもの)、冬用のグロープ、サングラスなどがポイント。
アイゼン(軽アイゼン可)、ストックをお持ちください。
ただし、赤岳・横岳方面に行かれる方は、10本爪以上のアイゼン・ピッケルは必携です。

注意点

日が長くなってきましたが、日中の行動でも緊急時用にヘッドランプ(懐中電灯など)も、必ずお持ちください。山小屋へは、早めにご到着されるようにご計画をお立てください。
天気予報をご覧になり、周辺の登山道情報を把握してください。
慎重に計画を立てていただき、安全・安心登山を心がけてください。
登山口状況は、桜平、美濃戸、美濃戸口ともに、雪はすっかり消えました。駐車スペースも、夏と同様に使用可能です。
桜平((60台前後 駐車可能:無料)までの林道は、雪どけ後の車道のため「ぬかるんだ」箇所が3~4箇所あります。ご注意ください。タクシーは、桜平ゲートまで入っています。
美濃戸の駐車に関する問合せ先は、赤岳山荘(美濃戸 TEL0266-74-2272)、八ヶ岳山荘(美濃戸口 TEL0266-74-2728)までどうぞ。

お知らせ

硫黄岳山荘グループの営業状況
硫黄岳山荘 11/3土まで営業(この期間休日なし)
夏沢鉱泉 通年営業
根石岳山荘 (営業日ご注意ください)
→GW以後、5月は土日営業のみ(宿泊可能日5/12土、19土、26土)、6/1~11/3土まで営業(この期間休日なし)

◆ネイチャースクール(好評受付中!)
A 登山教室≪コンパクトに本格的な登山体験:22,000円≫
1) 5/19-20(土日)「硫黄岳・横岳」コース 硫黄岳山荘(泊)
2) 5/26-27(土日)「硫黄岳・天狗岳」コース 根石岳山荘(泊)
3) 6/2-3(土日)「硫黄岳・横岳」コース 硫黄岳山荘(泊)
*ガイド:山岳ガイド

B 北八ヶ岳トレッキング≪NEW! ゆっくり高山帯までチャレンジ:17,000円≫
1) 5/15-16(火水)「根石岳」コース 夏沢鉱泉(泊)
*ご案内:山荘スタッフ

C 自然と森の学校≪山の中で面白いこと見つけよう!15,000円(1泊2食)≫
1) 5/12-13(土日)「山菜の勉強会と北八ヶ岳トレッキング」 夏沢鉱泉(泊)
2) 6/9-10(土日)「高山植物の生態を学ぶ」 硫黄岳山荘(泊)
3) 6/12-13(土日)「バードウォッチング」 夏沢鉱泉(泊)

上記ネイチャー教室の料金にはすべて以下を含みます。
ポイント1 1泊3食(1日目夕食、2日目朝食・昼食込)付
ポイント2 ガイド料(案内料)、保険料、夏沢鉱泉入浴料・入湯税(下山時)、すべて消費税込
ポイント3 送迎無料:JR茅野駅(電車の方)または 分岐(マイカーの方:唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)までの「お迎え」「お送り」

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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