硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

横岳のツクモグサがいよいよ本格的に咲き始めました。硫黄岳ではキバナシャクナゲも開花です。

コイワカガミ (2012.06.24 硫黄岳山荘 )
コイワカガミ (2012.06.24 硫黄岳山荘 )
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天気・気温

06/07(木) 山荘(標高2650m)07:00で霧、気温3℃、風速4m
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
23℃
13℃
明後日
晴時々曇
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月25日 18:00発表
甲府市の天気予報
明日
曇一時雨
24℃
16℃
明後日
晴時々曇
32℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月25日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

雪どけが進み、稜線の残雪はほとんどなくなり、登山口には全くありません。樹林帯の上部(標高2200~2500m)の登山道の日陰に残雪があります。
ツクモグサ ツクモグサ の花が、横岳で本格的に咲き始めました。例年より少し遅れて見ごろになると思われます。今年の見ごろは、6/10すぎ~25ころの予測です。コメバ ツガザクラ ツガザクラ 、オヤマノエンドウ、ミネズオウなどの花も開花し始めました。これから多くの高山植物が開花時期を迎えます。
硫黄岳山荘前の高山植物観賞コースのキバナ シャクナゲ シャクナゲ が開花しました。(この山荘一帯の群生地は、国の天然記念物に指定されています。)
登山口でも、花が楽しめます。

登山道の状況

■稜線(標高2500m以上)の残雪の状況は、硫黄岳には、ありません。横岳に1箇所のみ、横岳の最南峰「日ノ岳」南斜面(通称「1枚岩」。鎖は全部出ています)、赤岳には、1箇所のみ、山頂~文三郎道分岐までの中間はわずかに残る程度となりました。
■樹林帯の上部(標高2200~2500m)の登山道では日陰を中心に10~50cmまだ残雪あります。残雪があるところは、オーレン小屋~夏沢峠上、オーレン小屋~赤岩の頭、赤岳鉱泉~赤岩の頭、行者小屋~地蔵尾根、行者小屋~文三郎道、杣添(そまぞえ)尾根、オーレン小屋~箕冠山(みかぶりやま)です。トレースの上をきちんと歩いていれば、ほぼ大丈夫ですが踏み外すと、深くもぐってしまうおそれがあります。この部分だけでも、歩きやすさ、「より」安全のためアイゼンを装着し、ストックをご判断ください。

登山装備

春山の服装を用意して登山してください。天候が荒れると、かなり冷える おそれがあります。フリース もしくは ダウンジャケット(薄手でOK)、帽子(耳もおおえるもの)、暖かい手袋、サングラスなどがポイント。

注意点

■アイゼンは、お持ちになられることを、おすすめいたします。ほとんどの方が、アイゼンなしで歩かれていますが、歩きやすさ、「より」安全のため 状況を見て 使用されることを ご判断ください。
■日が長くなってきましたが、日中の行動でも 緊急時用にヘッドランプ(懐中電灯など)も、必ずお持ちください。山小屋へは、早めにご到着されるようにご計画をお立てください。
■天気予報をご覧になり、周辺の登山道情報を把握してください。慎重にご計画をお立ていただき、安全・安心登山を心がけてください。

お知らせ

根石岳山荘、夏沢鉱泉も営業中です。
硫黄岳山荘は水洗トイレ稼働中!(標高2650mのウォシュレット!)
根石岳山荘 お風呂入れます!(標高2550mのお風呂!雨水ではなく湧水利用。ご宿泊者のみ)

■楽しいイベントを企画しています。
6/16(土) タルチョ祭(硫黄岳山荘)
6/9、10(土日) 高山植物勉強会
6/12、13(火水) バードウォッチング

■登山口の駐車スペースについて
桜平・美濃戸・美濃戸口ともに残雪ありません。駐車スペースも、夏と同様に使用可能です。(桜平は60台駐車可能、無料)

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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