南アルプス南部 | 椹島ロッヂ

荒川岳、赤石岳方面の雪は、ずいぶん減りましたが、まだ軽アイゼン程度があったほうが良いでしょう

井川方面から見た閑蔵線入口(通行止め箇所) (2012.07.09 椹島ロッヂ )
井川方面から見た閑蔵線入口(通行止め箇所) (2012.07.09 椹島ロッヂ )
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天気・気温

07/17(火) 快晴、日中は27℃くらいまで気温が上がりました。
甲府市の天気予報
明日
雨のち晴
22℃
10℃
明後日
25℃
10℃
日本気象協会提供 2024年3月28日 18:00発表
静岡市葵区の天気予報
明日
雨のち晴
25℃
13℃
明後日
晴時々曇
25℃
13℃
日本気象協会提供 2024年3月28日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

木陰は涼しいですが、日が当たるところはかなり暑さを感じるようになりました。
周辺で咲いている花は、 ヤナギラン ヤナギラン が目立っています。椹島の周辺は、緑濃くなり、盛夏に近づきつつあります。

登山道の状況

荒川岳方面は、椹島~千枚小屋および、千枚小屋~中岳避難小屋間は問題なく歩けます。中岳避難小屋~荒川小屋も問題ありません。
荒川小屋~赤石避難小屋まではまだ残雪があります。軽アイゼン程度の装備が必要です。

赤石岳方面は、椹島~赤石小屋は問題なく歩けます。赤石小屋~赤石避難小屋は、まだ残雪があり軽アイゼン程度が必要です。赤石岳山頂と赤石避難小屋の間に残る雪渓が悪くなっています。慎重に通過して下さい。ここの通過には時間がとられます。

登山道の一部残雪の残っている箇所は、削ってルートを確保していますが雨や気温によりとても滑りやすくなる可能性があります。細心の注意の上、通過ください。

登山装備

荒川小屋~赤石避難小屋と赤石避難小屋~赤石小屋に残雪あり、軽アイゼン必要です。
椹島なら朝晩は長袖があれば大丈夫ですが、その他は薄手防寒着をご用意いただいた方が良いでしょう。

注意点

●マイカーでのアクセスについて
・長い道路狭隘区間は「長島ダム~井川」の7.5Kmだけですが、狭いところはあちこちありますので気を付けてお越しください。
・新東名藤枝岡部インター~藤枝バイパス~島田バイパス~向谷(むくや)インター~千頭~長島ダム~井川は、藤枝岡部から畑薙までおよそ3時間です
・新東名島田金谷インター~千頭~長島ダム~井川は、島田金谷から畑薙までおよそ2.5時間です。

●畑薙へのアクセスは可能です。
・新静岡インターチェンジから畑薙は、雨量規制区間がありますが、現時点は通行可能です。
・島田金谷インターチェンジから畑薙は閑蔵線で時間規制を受けます。HP上の情報は次のとおりですが、雨量などにより規制がされることがあります。  http://www.city.shizuoka.jp/deps/doro1/kanzousen.html

お知らせ

■南アルプス南部の小屋の7月混雑情報
千枚小屋7/26(木)、荒川小屋7/27(金)、赤石小屋7/28(土)、椹島ロッジ7/25(水)に非常に混雑が予想されます。例年7/20(金)前後がこの地域の梅雨明けとなっており、晴れを狙うなら7/20(金)以降の山行を計画された方が良いと思われます。

■畑薙までのアクセス
静岡~畑薙を結ぶ「しずてつジャストライン」が今夏運休と発表し畑薙までアクセスできないと思われているお客様が多いようですが、マイカー・タクシー・小型バスは畑薙まで入れます。

北アルプス穂高連峰や八ケ岳に比べ、南部は公共交通機関がな く車を運転しない方のためのご案内です。
首都圏からは、畑薙直行バス便「毎日アルペン号」 http://www.t-forest.com/alps/pdf/mainichi.pdf
静岡駅から畑薙ダムを往復する「森番ツアー」 http://plaza.across.or.jp/~nobitaki/index.html

昨年の今頃の様子は?

椹島ロッヂは4月29日から今季の営業を開始します。予約受け付けの開始は4月18日から2023.04.10

本日は標高約1500m以上では積雪。椹島ロッヂは予約受け付けを開始、営業は4月29日からです。2023.04.26

椹島ロッヂ周辺の過去の様子

  • 椹島からながめる聖岳
  • 椹島近くから望む赤石岳の様子
  • 赤石ダムから望む南アルプスの様子
  • 椹島近くの千枚岳登山口の様子
  • 椹島ロッヂ周辺の様子
  • 茶臼岳・光岳方面への登山口、畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近からの赤石岳の様子
  • 茶臼岳・光岳などへの登山口となっている畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近から撮影した赤石岳の様子
  • 南アルプスの山々
  • 転付峠から望む南アルプス荒川岳・赤石岳・聖岳の様子
  • 畑薙第一ダムから望む南アルプスの様子

椹島ロッヂ

電話番号:
0547-46-4717
連絡先住所:
静岡県島田市金谷東1-753-1 東海フォレスト・サービス事業部

地図で見る
http://www.t-forest.com/alps/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 静岡県 / 赤石山脈南部

赤石岳 標高 3,121m

 静岡県と山梨・長野両県の県境尾根には、名前のついている3000m級の山がちょうど10座ある。この10座すべてが静岡市との市境にもなっている。なかでも赤石山脈の盟主、赤石岳は一等三角点をもち、3121mの高さを誇る。まさに南アルプスの王者的な風格があり、山頂からの展望は360度を欲しいままにできる。名だたる南アルプスの山々はもちろんのこと、富士山、奥秩父連峰、八ヶ岳、遠くは北アルプスの槍ヶ岳や穂高連峰、中央アルプス、御岳山と、南アルプスきっての眺望といえる。  山頂には昔の信仰登山のなごりをとどめる石や鉄製の剣が残っており、この山の歴史を物語っている。明治12年と14年に測量登山が行われ、その後一等三角点が設けられた。そして明治時代には地質学者エドモンド・ナウマンやウエストン、河野齢蔵、小島烏水などの学者、登山家がそれぞれ登山している。  また、大正15年夏、この辺りの山林の持ち主であった大倉喜八郎(大倉財閥の創立者)が大勢のお伴を従えて特製の駕籠(かご)で登頂したというエピソードもある。彼の製材会社は東海パルプとして残り、椹島から赤石岳に突き上げている東尾根は別名、大倉尾根とも呼ばれている。  赤石岳を登るにはいくつものコースが考えられるが、代表的な椹島から東尾根を登って登頂、さらに足を延ばして荒川三山を回って椹島へ戻ってくる一周コースを説明する。途中には5つの山小屋があるので、日程も好きなように組める。椹島へは静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダムから林道を歩くのが一般的。東尾根は取付から急坂が続く。地図上の2027m地点手前で林道を横切る。樹林帯の中の道は踏み込まれていて歩きよく、4時間ほどで赤石小屋に着く。古い小屋のすぐ上には新装なった立派な小屋がある。小屋を過ぎて富士見平に達すると展望が開け、周囲の山が一望できる。しばらく進むと尾根から外れ、左手の赤石沢の支流、北沢の源頭を渡る。この辺りは高山植物が豊富に咲いている。  小屋から3時間ほどで待望の赤石岳山頂に立てる。充分展望を楽しんだならば、小赤石岳、大聖寺平を経て荒川小屋まで下る。次いで頭上にそびえる前岳を目指して登りだすと、ここも所狭しと高嶺の花々が咲いている。前岳に出て中岳の小屋を過ぎ、さらにひと汗かいて悪沢岳へ登り返す。千枚岳を経て1時間も下ると、樹林に囲まれた大きな千枚小屋が建っている。小屋から蕨段を経て椹島までは、長いが穏やかな下りばかりで、3時間もあれば出発地へ戻ることができる。

長野県 静岡県 / 赤石山脈南部

聖岳 標高 3,013m

 聖岳は南アルプスで一番南部に位置する3000m級の山である。安倍奥の山から眺めると、屋根の形をした特徴ある山で、すぐ目にとまる。左手の高い方が前聖岳、地図によっては西聖岳とも書いてあるが、3013mの標高がある。主脈から外れた右手の低い方は奥聖岳といい、2982mの高さを有する。三角点(2978m)は低い方にあり、三角点のない高い方を聖岳と呼ぶ。  山名は山が深い南アルプスの中でもとりわけ奥深く、世俗を脱した聖なる山、すなわち聖岳という説と、大井川からこの山に登る沢は悪場が多く、ヘズリ(沢の両岸の岩壁帯をトラバースすること)が多い沢という意味からヘズリ沢―ヒジリ沢―聖沢となり、この沢の源頭の山ゆえ、聖岳になったという説がある。  山頂から主脈を目で追っていくと、うねうねと続く雄大な稜線上にいくつもの名高い山々が浮かび出ている。足元の大きな谷の向こうには赤石岳が両翼を広げた格好で全容を見せる。左手には気持ちのよさそうな広々した平らがあるが、これが百間平である。赤石岳の右奥には均整のとれた悪沢岳が目を引く。さらにその奥には塩見岳の山頂が2つに分かれて見える。もっと奥には日本第2位の高峰、北岳や大きなカールを持つ仙丈ヶ岳と、すべてが3000mを超える山々である。  時間があれば足を延ばして、三等三角点のある奥聖岳を往復してみたい。低いハイマツの中に細い踏み跡がはっきりついている。  聖岳登山の代表的コースは聖沢から聖平経由のルート。しかし聖岳往復だけではちょっともったいない。聖平から山頂をピストンし、上河内岳経由で畑薙大吊橋へ出るコースは、帰路のバス停も近いので便利。  静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダム湖畔の林道を歩いて登山口を目指す。荷物の大きさやパーティの力にもよるが、3~4時間で登山口に着く。ここから草の中を約1時間、ジグザグ道の急登で汗を流す。やっと平らになるころ造林用の出合所小屋が左手に出てくる。聖沢を渡る吊橋まで巻き道が続き、橋からは尾根道に取り付いて標高をかせぐ。やがて聖岳がよく見える展望台に出ると、そこからは緩やかな道が聖平小屋へ導いてくれる。広々とした平坦地には平成3年に新築された聖平小屋と古い小屋の2棟がある。目的地である聖岳へは、空身で4時間もあれば往復できる。  往復したならば、聖平小屋を後にして上河内岳へ向かう。三角点は縦走路から少し外れているが、静かな山頂だ。茶臼岳の手前を左にとると、横窪沢、ウソッコ沢を経て畑薙大吊橋まで一気の下りである。

山梨県 静岡県 / 赤石山脈南部

笊ヶ岳 標高 2,629m

 笊ヶ岳は南アルプスの前衛とはいえ、なかなか登る機会の少ない山の1つである。特徴ある双耳峰は甲府盆地からもよく見え、同定しやすい山である。  登山適期は残雪期がよい。尾根筋で水が得やすいこと、大井川の谷を隔てて見る南アルプスの色彩の変化が楽しめることなどが理由。  独立峰なので、360度の大展望を手中にできる。これは多少の入山の困難さを帳消しにして余りあるものといえよう。  一般的な登山は、雨畑川沿いの馬場集落から奥沢、布引山を経てピストンということになろう。山中1泊。山頂まで登り10時間30分。『甲斐国志』には「山形淘ざる(いざる)ヲ覆(ふせ)タルカ如シ因テ名ツク」とあるが、山形に若干の疑問がある。最初の登山者は中村清太郎であり、明治44年12月1日、奥沢の谷をつめてその頂に立った。

ユーザーの登山記録から

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