西丹沢 | 西丹沢ビジターセンター

一週間ほど前からヒグラシが鳴き始めました。登山道は先の大雨で一部で荒廃しましたが、今は安全に歩けます

用木沢沿いの登山道のイワタバコの花 (2012.08.01 西丹沢自然教室 )
用木沢沿いの登山道のイワタバコの花 (2012.08.01 西丹沢自然教室 )
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天気・気温

07/26(木) 快晴。08:00の気温23℃。今日の日の出は04:45、日の入りは18:50。
横浜市中区の天気予報
明日
曇のち雨
23℃
16℃
明後日
雨のち曇
21℃
15℃
日本気象協会提供 2024年4月20日 0:00発表
甲府市の天気予報
明日
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曇時々晴
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日本気象協会提供 2024年4月20日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昆虫たちに多く出会う季節です。西丹沢自然教室周辺では一週間ほど前からヒグラシが鳴き始めました。午後ちょっと曇ってくると、涼しい風と共にヒグラシの『カナカナカナ』という鳴き声が聞こえてきます。
ほか、セミは『ミョーキン、ミョーキン』と鳴くエゾハルゼミの声が響きます。チョウはツマグロヒョウモンやアカタテハに出会います。
トンボはアキアカネが山頂の上空を数百匹が舞っていました。

また最近、自然教室の屋根裏をテンが駆け回ります。どうしたものかと考え、先日、テン君の出入口を試にふさいでみました。テン君は屋根裏にいたみたいで、今必死になってふさがれた出入口を開けようとしています。発砲スチロールの板とガムテープで簡単にふさいだだけなので突破されるのも時間の問題です。出入口は一つしかないのかな?

また、動物ではアズマヒキガエルに出会いました。最近よく思うのですが、動物に会う日は同じ種に何度も会うような気がします。今朝は数ヶ月ぶりに出会ったアズマヒキガエルに2度出会いました。存在感も個性もありますね。

花では ヤマユリ ヤマユリ が見頃です。花が他の地域よりちょっと大きいんじゃないかとおっしゃる方が多いです。自然が豊かだからでしょうか?
用木沢沿いの登山道では、ケイワタバコではなくイワタバコが咲き始めているのを確認しました。まだ三輪しか見つけられなかったので見ごろはもう少し先と思われます。ケイワタバコの花はほとんど散っていました。

登山道の状況

7/14未明の豪雨は西丹沢の山々にも被害をもたらしました。沢沿いの登山道では一部で荒廃している箇所があるので、ご注意ください。
ツツジ新道(自然教室~檜洞丸方面)では、ゴーラ沢出合の間は倒木が多いなど、少し歩きにくくなっています。ゴーラ沢出合から檜洞丸山頂までの間は支障はありません。
西沢沿いの登山道(自然教室~畦ヶ丸方面)は、沢の増水がなければ支障なく歩ける状態でした。

登山装備

一般的な登山装備が必要です。雨具必携

注意点

・梅雨も明け、西丹沢は熱いです。熱中症対策を考えて、ゆとりのある登山をお願いします。
・短時間散策をされる方は雨具をお持ち下さい。山の天気は変わりやすく、いきなり雨が激しく降ることもあります。短いコースでも雨具を持参されることをお勧めします。
・大雨の影響もあり慎重な登山計画をお願いします。危険だなと思った時点で引き返すことをお勧めしています。
・入山前に地図でコースの状況を把握するとともに慎重に現在位置を確認しながら登山してください。また、体調の管理に気を配り、決して無理をなさらないようにお願いします。
・登山届を出していると事故があった時の対応が早くなる場合があります。登山届は事前に3部作成し、1部は家族に、1部は登山口で提出し、1部は登山の際持ち歩くことをお勧めします。
・帰宅時のバスの時間を間違える方がよくいます。季節によってバスの運行時刻はかわりますので事前にしっかり調べましょう。

お知らせ

更衣室が利用できます。これからの季節、雨に濡れた衣服を着替える際は西丹沢自然教室の更衣室をご利用ください。普段は施錠してあり、職員に声をかけてください。1室4ブースの更衣室がありますので、同性でしたら一度に4人使用できます。

西丹沢ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 改修工事が完了した用木沢出合手前林道
  • シロヤシオ
  • 西沢のミツマタ
  • 下棚への分岐
  • 檜洞丸山頂
  • 第一堰堤上 木橋は流されています
  • ミツバツツジ

西丹沢ビジターセンター

電話番号:
0465-78-3940
連絡先住所:
〒258-0201 足柄上郡山北町中川867

地図で見る
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/

施設の詳細を見る

関連する山

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 津久井町、山北町、清川村の境にあり、これがそれぞれ津久井郡、足柄上郡、愛甲郡に属しているので、昔から三境(さんざかい)、あるいは三境ノ峰などと呼ばれてきた。この山が丹沢山と呼ばれるようになったのは、明治時代からである。明治15年に始まった三角測量の折に、この山に一等三角点が置かれ、この山地の総称として「丹沢」という名前がつけられたのだという。もともと丹沢という地名は、札掛付近の深くて美しい谷を意味する古代朝鮮語起源の地名であったようだ。この山は山魂の中心部に位置しているので、周囲には多くの谷があり、北にある早戸川の最上流の大滝沢には落差50mの大滝がある。  山頂はなだらかで木々が茂っているので、展望はあまりないが、平坦地にはバイケイソウが茂り、一段低くなった所にはブナ林が続いている。しかし、丹沢山付近のブナは立ち枯れが目立つようになった。原因究明と早期の対策が急務である。山頂にみやま山荘がある。  小田急線渋沢駅からバス大倉下車、塔ヶ岳経由で4~5時間、宮ガ瀬から三ツ峰経由で5時間30分、宮ガ瀬から塩水橋、天王寺尾根経由5時間、同じく堂平歩道経由5時間でそれぞれ山頂に達する。

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