西丹沢 | 西丹沢ビジターセンター

日暮れが早くなり、16時には薄暗くなります。15時に下山しましょう。寒くもなって、朝は夜露で足元が滑ります

ニホンジカのメス 恋の季節です。 (2012.11.01 西丹沢自然教室 )
ニホンジカのメス 恋の季節です。 (2012.11.01 西丹沢自然教室 )
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天気・気温

10/25(木) 曇り。08:00の気温12℃。日の出は05:56、日の入りは16:54。
横浜市中区の天気予報
明日
晴のち曇
25℃
14℃
明後日
曇時々晴
23℃
16℃
日本気象協会提供 2024年4月18日 18:00発表
甲府市の天気予報
明日
晴のち曇
29℃
10℃
明後日
22℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月18日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

かなり寒くなって来て、朝の気温は10℃を下回ることもあります。日帰り登山でもビバーク対策をお勧めします。

もうじき草花の季節は終わりを迎えます。用木沢沿いの登山道では白い花の最終ランナー、リュウノウギクが咲き始めました。
ほかに咲いていた花はキッコウハグマ、 ダイモンジソウ ダイモンジソウ 、シロヨメナ、 アキノキリンソウ アキノキリンソウ 、イワシャジン、ホソエ ノアザミ ノアザミ 、ホトトギスです。キッコウハグマは数は少ないですが ダイモンジソウ ダイモンジソウ は多いです。

生き物たちも、まだまだ元気です。哺乳類ではニホンジカのラットコールが聞こえました。
鳥は夏の間は見かけないジョウビタキを確認しました。西沢沿いの登山道では、寒くなり群れをつくるようになったヤマガラやシジュウカラなどのカラ類が頻繁に見られるようになってきました。おなじみのキセキレイも元気に尻尾を振り、カワガラスも「ピッ!」と鳴きながら水平に飛んでいます。
伝聞情報ですが大室山周辺でもツキノワグマの目撃情報がありました。畦ヶ丸だけでなく大室山周辺を登山される方もご注意願います。

先日、ツツジ新道方面の登山道で、春に咲くはずの タチツボ スミレ スミレ タチツボ スミレ スミレ の狂い咲きを見つけました。絶対数が多いせいか、 スミレ スミレ の狂い咲きは タチツボ スミレ スミレ タチツボ スミレ スミレ が多いように思います。エネルギーが足りないのか秋に咲く狂い咲きの花は皆小さいです。
西丹沢で タチツボ スミレ スミレ タチツボ スミレ スミレ 以外ではエイザン スミレ スミレ の狂い咲きを見たことがあります。ほかに草花はイワシャジン、 アキノキリンソウ アキノキリンソウ 、シロヨメナ、ヤクシソウを見かけました。

登山道の状況

登山道は、寒くなり夜露のため朝早くは登山道がぬれています。特に木の橋が滑りやすくなっています。木の橋や石はもちろんですが、この時期落ち葉がくせ者です。ご注意ください。

ツツジ新道は入口から500mの間に倒木が2本あります。通過の際はご注意ください。
用木沢沿いの登山道は特に支障のあるところはありません。雨の影響で滑りやすいところがあります。
西沢沿いの登山道は濡れていることが多くご注意下さい。
白石沢沿いの登山道に特に支障のあるところはありません。

登山装備

一般的な登山装備が必要です。雨具必携。日帰り登山でもビバーク対策があると安心です。

注意点

15時までの下山をお勧めしています。16時はもう薄暗いです。17時は真っ暗になります。秋冬は短めのコース設定がおすすめです。
西丹沢自然教室周辺は街灯はありません。帰りにバスを利用の方は17:05発のバスに乗り遅れることのないようにしてください。遅くても16:25発のバスに乗られることをお勧めしています。

かなり寒くなってきましたので日帰り登山でもビバーク対策をお勧めします。

お知らせ

登山届を出していると事故があった時の対応が早くなる場合があります。登山届は事前に3部作成し、1部は家族に、1部は登山口で提出し、1部は登山の際持ち歩くことをお勧めします。帰宅時のバスの時間を間違える方がよくいます。季節によってバスの運行時刻はかわりますので事前にしっかり調べましょう。

「西丹沢自然教室」は、檜洞丸や畦ヶ丸の登山口にある小さなビジターセンターです。登山道の状況や動植物などの情報を提供し、安全で楽しい登山のお手伝いをしています。どうぞお気軽にお電話でお問い合わせください。

西丹沢ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 改修工事が完了した用木沢出合手前林道
  • シロヤシオ
  • 西沢のミツマタ
  • 下棚への分岐
  • 檜洞丸山頂
  • 第一堰堤上 木橋は流されています
  • ミツバツツジ

西丹沢ビジターセンター

電話番号:
0465-78-3940
連絡先住所:
〒258-0201 足柄上郡山北町中川867

地図で見る
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/

施設の詳細を見る

関連する山

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丹沢山 標高 1,567m

 津久井町、山北町、清川村の境にあり、これがそれぞれ津久井郡、足柄上郡、愛甲郡に属しているので、昔から三境(さんざかい)、あるいは三境ノ峰などと呼ばれてきた。この山が丹沢山と呼ばれるようになったのは、明治時代からである。明治15年に始まった三角測量の折に、この山に一等三角点が置かれ、この山地の総称として「丹沢」という名前がつけられたのだという。もともと丹沢という地名は、札掛付近の深くて美しい谷を意味する古代朝鮮語起源の地名であったようだ。この山は山魂の中心部に位置しているので、周囲には多くの谷があり、北にある早戸川の最上流の大滝沢には落差50mの大滝がある。  山頂はなだらかで木々が茂っているので、展望はあまりないが、平坦地にはバイケイソウが茂り、一段低くなった所にはブナ林が続いている。しかし、丹沢山付近のブナは立ち枯れが目立つようになった。原因究明と早期の対策が急務である。山頂にみやま山荘がある。  小田急線渋沢駅からバス大倉下車、塔ヶ岳経由で4~5時間、宮ガ瀬から三ツ峰経由で5時間30分、宮ガ瀬から塩水橋、天王寺尾根経由5時間、同じく堂平歩道経由5時間でそれぞれ山頂に達する。

神奈川県 / 丹沢山塊

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