硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

10日(月)には1日で40cmも雪が降りました。標高の高いところではある程度まとまった積雪量になっています。

夏沢鉱泉 朝6時50分の様子 (2012.11.30 硫黄岳山荘 )
夏沢鉱泉 朝6時50分の様子 (2012.11.30 硫黄岳山荘 )
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天気・気温

12/13(木) 夏沢鉱泉(標高2060m)で快晴、07:00の気温-15℃、風なし。
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
20℃
7℃
明後日
晴時々曇
18℃
8℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 12:00発表
甲府市の天気予報
明日
晴時々曇
25℃
10℃
明後日
晴のち曇
25℃
11℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

登山口にも雪が積もっており、毎朝氷点下になります。
登山者も少なく静かな雪の森や稜線を歩くのも楽しく、初冬の八ヶ岳が楽しめます。

朝の最低気温がこれからは-15℃前後になり、深夜には-16℃になることもあります。
日中も気温はあまり上昇せずプラスになりません。

周期的に天候が崩れますが晴天率は高く、天気が崩れれば雪になります。

登山道の状況

10日(月)には1日で40cmも雪が降りました。
登山口から積雪があり、標高の高いところではある程度まとまった積雪量になっています。
・赤岳~硫黄岳の稜線にて積雪20~30cm程度、吹きだまり60~100cm
・夏沢峠約40~60cm
・オーレン小屋周辺で約30~50cm
・夏沢鉱泉周辺で約30~40cm
・桜平周辺約20~30cm  
・分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)10~15cm 

八ヶ岳全域、おおむね平常どおり登山できます。
・白砂新道。(本沢温泉~東天狗と根石岳の鞍部へのルート)は、この時期ほとんど入山者はなく、急斜面で雪が深いためラッセルはかなり厳しく危険なため、通行不可です。(本沢温泉~東天狗と根石岳の鞍部へのルート)

河原木場(かわらこば)の架け替え工事していた橋は、完成いたしました。 幅が60cm程広くなり、通りやすくなりました。H形鋼でできている頑丈なものです。

登山装備

1、稜線へは10本爪以上のアイゼン、ピッケル必要。
2、標高2,500m以下の樹林帯歩きの場合は、軽アイゼン(6本爪)、ストックでも可能です。
3、フリース、ダウンなど防寒着をきちんとご用意ください。
4、帽子、手袋などは厚手のものをご用意ください。
5、サングラス、日焼け止めもおすすめします。

注意点

■登山口について
・美濃戸、桜平ともに積雪・凍結箇所があります。4WD・冬用タイヤの方のみ進入でき、駐車も可能です。
 冬用タイヤであっても2WD車は危険です。また4WD車であってもノーマルタイヤでは入れません。スリップして危険です。美濃戸方面の問合せ先 赤岳山荘(美濃戸)0266-74-2272。八ヶ岳山荘(美濃戸口)0266-74-2728
・桜平方面について
 分岐の手前の「三井の森 別荘地」内の車道から積雪・凍結箇所があるため、スピードを落として慎重に運転してください。
・分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)から桜平まで、約4kmは未舗装の道になります。
・道が狭くすれ違いがたいへんですので、マイクロバスなどの大型車の進入はご遠慮ください。
・桜平ゲート前は、緊急車両・タクシー等の方向転換(Uターン)場所ですので、駐車しないようにお願いいたします。

お知らせ

硫黄岳山荘、根石岳山荘は冬期閉鎖中です。硫黄岳山荘の年末年始営業はありません。 

根石岳山荘の年末年始営業12月29日(土)~1月2日(水)宿泊まで。
12月31日忘年会(演奏会)、1月1日新年会。年末年始は必ずご予約をお願いいたします。

夏沢鉱泉は通年営業中。12月31日忘年会、1月1日新年会を行います。
宿泊にはご予約が必要です。
夏沢鉱泉にご宿泊の方は、分岐~夏沢鉱泉の区間の送迎サービスをしています。マイカー運転で雪道に不安な方はご相談ください。

■ネイチャースクール開催のお知らせ
A.登山教室 30,000円 夏沢鉱泉(泊)定員6名 (年末年始のみ 根石岳山荘(泊)32,000円)
1泊3食、ガイド料、傷害保険料、消費税込。JR茅野駅までの送迎無料。
12月30日(日)~31日(月)硫黄岳・天狗岳
1月2日(水)~3日(木)硫黄岳・天狗岳
1月4日(金)~5日(土)硫黄岳

B.写真教室 20,000円 夏沢鉱泉(泊)定員7名 
撮影場所:夏沢鉱泉 周辺(夏沢渓谷)
1泊3食、講師料、傷害保険料、消費税込。JR茅野駅までの送迎無料。
12月18日(火)~19日(水)
12月25日(火)~26日(水)
1月8日(火)~9日(水)

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

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