硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

しっかりと雪がつき稜線も森の中も「冬の八ヶ岳」が十分に楽しめます。最低気温-20℃の日もあり。

夏沢鉱泉前から (2013.02.01 硫黄岳山荘 )
夏沢鉱泉前から (2013.02.01 硫黄岳山荘 )
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天気・気温

01/12(土) 夏沢鉱泉(標高2060m)の天候は高曇りから晴れ 07:00の気温-12℃、風なし。
松本市の天気予報
明日
19℃
12℃
明後日
20℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月20日 10:00発表
甲府市の天気予報
明日
曇のち雨
23℃
14℃
明後日
22℃
15℃
日本気象協会提供 2024年4月20日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

今年の冬は、降雪が早く、寒さも厳しいです。日本海側とは異なり、積雪量は、例年とさほど変わりありません。多いところでも、時期的に 「すこし多い」くらいです。しっかり雪がついていますので、稜線も森の中も「冬の八ヶ岳」が十分に楽しめます。登山口でも、積雪あります。
朝の最低気温が、通常で-15℃前後、さらに下がれば-20℃くらいの日もあります。日中も気温は、あまり上昇せずプラスになりません。周期的に天候は崩れますが、晴天率は高く比較的安定しています。天気が崩れれば、雪になります。

登山道の状況

1/5(土)に約10cm程度の降雪ありましたが、こののち今に至るまで、ほぼ安定した晴天が続き ほとんど降雪はありませんでした。標高の高いところの積雪は、まとまった量になっています。
・赤岳~硫黄岳の稜線にて 積雪20~30cm程度、吹きだまり80~100cm以上
・夏沢峠で 約70~100cm
・オーレン小屋 周辺で 約50~70cm
・夏沢鉱泉周辺で 約30~50cm
・桜平周辺 約20~30cm
・分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)5~10cm

八ヶ岳全域、おおむね平常どおり登山できます。
・通行不可は、白砂新道(本沢温泉~東天狗と根石岳の鞍部へのルート)は積雪で危険です。

登山装備

1、稜線へは、アイゼン(10本歯以上)と ピッケルが必要です。
2、標高2,500m以下の 樹林帯歩きの場合は、軽アイゼン(6本歯)、ストックでも可能です。
3、防寒着をきちんとご用意ください。(フリース、ダウンなど)
4、帽子、手袋など 厚手のものをご用意ください。稜線へは、目出帽(バラクラバ)が必要です。
5、ゴーグル、サングラス、日焼け止めのご使用もおすすめいたします。
6、夏沢鉱泉周辺の登山道は、アイゼンで十分で 現在、ワカン、スノーシューは不要です。(使用して遊んだり、訓練することは可能です。)

注意点

●登山口について
・美濃戸、桜平ともに積雪・凍結箇所があります。
 4WD・冬用タイヤの方のみ進入でき、駐車も可能です。両登山口とも、路面の凍結対策としてさらにチェーンを装着されて進入されることをおすすめいたします。
 冬用タイヤであっても2WD車は危険です。また4WD車であってもノーマルタイヤでは入れません。スリップして危険です。 美濃戸方面の問合せ先 赤岳山荘(美濃戸)0266-74-2272。八ヶ岳山荘(美濃戸口)0266-74-2728
・桜平方面について 分岐の手前の「三井の森 別荘地」内の車道から積雪・凍結箇所があるため、スピードを落として慎重に運転してください。
・分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)から桜平まで、約4kmは未舗装の道になります。
・道が狭くすれ違いがたいへんですので、マイクロバスなどの大型車の進入はご遠慮ください。
・桜平ゲート前は、緊急車両やタクシーなどの方向転換(Uターン)場所ですので、駐車しないようにお願いいたします。

お知らせ

●夏沢鉱泉は、通年営業中です。宿泊には予約が必要です。
夏沢鉱泉にご宿泊の方は、分岐~夏沢鉱泉の区間の送迎サービスをしています。マイカー運転で雪道に不安な方はご相談ください。
・夏沢鉱泉の送迎サービスについてのお知らせ
1.JR茅野駅~夏沢鉱泉の間を、宿泊の方に限り無料送迎サービスを行っております(年間通して)。希望のお時間が、私どもの運行予定にうまく合えば ご利用ください。「お迎え」「お送り」に対応いたしております。
2.冬期間は、積雪・凍結などにより 往復で約3時間を要します。タイミング良く、対応できない場合もございます。また、車ですので、定員もございます(ご予約の先着順です)。この点をご理解いただき、ご了承いただきたく存じます。
3.安全について 安全優先で運行いたしております。急な降雪、凍結など 路面状態に安全を確保できない恐れがありますと、宿までお送りできないできない場合もございます。具体的には、夏沢鉱泉の約1km手前から、夏沢鉱泉まで歩いて移動していただく場合もあると思われます。この点も、事前にお知らせいたします。ご協力の程、よろしくお願いいたします。

●硫黄岳山荘・根石岳山荘は、現在冬期休業中。営業再開は4月下旬になります。 

●ネイチャースクール開催のお知らせ
A登山教室 30000円 夏沢鉱泉(泊)定員6名。
1泊3食、ガイド料、傷害保険料、消費税込。JR茅野駅までの送迎無料。1/19(土)~1/20(日)硫黄岳。2/2(土)~3(日)天狗岳。2/10(日)~11(月)硫黄岳。2/23(土)~24(日)天狗岳など

Bスノーシュートレッキング「根石岳」 20000円夏沢鉱泉(泊)定員7名。
泊3食、案内料、傷害保険料、消費税込。JR茅野駅までの送迎無料。2/16(土)~17(日)、3/16(土)~17(日)など

C写真教室 20000円 夏沢鉱泉(泊)定員7名。
1泊3食、講師料、傷害保険料、消費税込。JR茅野駅までの送迎無料。
1/15(火)~16(水)、1/22(火)~23(水)、2/1(金)~2(土)、2/12(火)~13(水)撮影場所は夏沢鉱泉 周辺(夏沢渓谷)。

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

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