硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

1/26まで断続的な降雪がありましたが、その後は晴天が続いています。積雪は例年より多めです。

夏沢鉱泉周辺 朝7時頃の様子 (2013.02.16 硫黄岳山荘 )
夏沢鉱泉周辺 朝7時頃の様子 (2013.02.16 硫黄岳山荘 )
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天気・気温

02/01(金) 夏沢鉱泉(標高2060m)の天候は快晴、06:55の気温-12℃、微風。
松本市の天気予報
明日
晴のち曇
28℃
8℃
明後日
曇のち晴
23℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月25日 12:00発表
甲府市の天気予報
明日
晴のち曇
30℃
13℃
明後日
雨のち晴
22℃
16℃
日本気象協会提供 2024年4月25日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

1/24~26は断続的な降雪で夏沢鉱泉周辺で約30cm以上の新雪になりました。そのため、全体で降雪量は増えています。1/26以降は今日まで晴天が続いています。
積雪は例年の同時期として比べると多く、昨年よりも多くなっています。標高の高いところの積雪は、まとまった量になっています。

朝の最低気温が、通常で-15℃前後、さらに下がれば-20℃くらいの日もあります。日中も気温は、あまり上昇せずプラスになりません。周期的に天候は崩れますが、晴天率は高く比較的安定しています。天気が崩れれば、雪になります。
今年の冬は、寒さが厳しく感じますが、しっかり雪がついていますので、稜線も森の中も「冬の八ヶ岳」が十分に楽しめます。

登山道の状況

登山口にも、しっかり積雪あります。登山道にはおおむねトレースがついていて踏み固められています。大きくもぐることはありませんが、トレースを踏み外しますと深くもぐってしまい、場所によっては身動きできなくなります。各所の積雪量は以下のとおりです。
・赤岳~硫黄岳の稜線は積雪30~50cm程度で、吹きだまり200cm以上です。風の吹き抜けるところでは、雪が飛ばされて少なくなっています。
・夏沢峠では約150~200cm、オーレン小屋周辺で約150~170cm、夏沢鉱泉周辺で約100~150cm、桜平周辺では約50~70cm、美濃戸(赤岳山荘周辺)では約50cmとなっています。
・分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)30~50cm 分岐の駐車スペースは、除雪しています。

八ヶ岳全域、おおむね平常どおり登山できますが、白砂新道(本沢温泉~東天狗と根石岳の鞍部へのルート)は積雪で危険なため通行できません。

登山装備

1、稜線へは、アイゼン(10本歯以上)と ピッケルが必要です。
2、標高2500m以下の 樹林帯歩きの場合は、軽アイゼン(6本歯)、ストックでも可能です。
3、防寒着をきちんとご用意ください。(フリース、ダウンなど)
4、帽子、手袋など 厚手のものをご用意ください。稜線へは、目出帽(バラクラバ)が必要です。
5、ゴーグル、サングラス、日焼け止めのご使用もおすすめいたします。
6、夏沢鉱泉周辺の登山道は、アイゼンで十分で 現在、ワカン、スノーシューは不要です。(使用して遊んだり、訓練することは可能です。)

注意点

●登山口について
茅野市街地から、車道にしっかり積雪あります。スピードを出さず、慎重な運転を心がけましょう!
1、桜平方面について
まとまった降雪が続いたため、現在 桜平まで入ることはできません。分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)に車を置いて、登山してください。分岐より上に、車で入れそうに見えますが、一旦入ると車のすれ違いやUターンができません。入らないようにお願いいたします。(分岐は桜平より、約4㎞手前になります)「分岐」までは除雪されているので、慎重に運転されれば、2WD車(冬用タイヤ装着)も進入可能と思われます。(4WD車での乗り入れをおすすめいたします。)

2、美濃戸方面について
4WD、冬用タイヤでの方のみ、進入でき、駐車可能です。
念のため、さらにチェーンをお持ちになられることをおすすめいたします。冬用タイヤであっても 2WD車は、危険なため入れません。

お知らせ

●夏沢鉱泉は通年営業中で、宿泊には予約が必要です。
・夏沢鉱泉宿泊の方には、分岐~夏沢鉱泉の区間の送迎サービスあり。
・天候その他の諸条件により対応できない場合もあり、ご了承ください。
●硫黄岳山荘・根石岳山荘は、現在冬期休業中。営業再開は4月下旬になります。 
●ネイチャースクール開催のお知らせ
A.登山教室
30,000円(定員6名、夏沢鉱泉泊、1泊3食、ガイド料、傷害保険料、消費税込、JR茅野駅送迎)
2月23日(土)~24日(日)天狗岳、3月9日(土)~10日(日)天狗岳、3月16日(土)~17日(日)硫黄岳
B.スノーシュートレッキング
20,000円(定員7名、夏沢鉱泉(泊)、1泊3食、案内料、傷害保険料、消費税込、JR茅野駅送迎)
 3月16日(土)~17日(日)根石岳
C.写真教室
20,000円(定員7名、夏沢鉱泉泊、1泊3食、講師料、傷害保険料、消費税込、JR茅野駅送迎)
撮影場所:夏沢鉱泉 周辺(夏沢渓谷)
2月12日(火)~13日(水)、2月17日(日)~18日(月)

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

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