夏沢鉱泉周辺では、2日に10㎝、6日に20㎝の降雪がありました。最低気温は通常で-15℃前後、下がれば-20℃の日もあります
天気・気温
山と周辺の状況
夏沢鉱泉周辺では、2/2(土)に10㎝、2/6(水)20㎝と、断続的に降雪がありました。
全体として、積雪量は昨年同時期と比べると多くなっています。
標高の高いところでは、まとまった量になっています。登山口でも、しっかり積雪あります。
周期的に天候は崩れますが、晴天率は高く比較的安定しています。天気が崩れれば、雪になります。
今年の冬は、寒さが厳しく感じますが、しっかり雪がついていますので、稜線も森の中も「冬の八ヶ岳」が十分に楽しめます。
朝の最低気温は通常で-15℃前後、さらに下がれば-20℃くらいの日もあります。日中も気温は、あまり上昇せずプラスになりません。
登山道の状況
八ヶ岳全域で、積雪期の平常の登山ができます。
登山口からしっかり雪があります。主要な登山道にはトレースがついていて踏み固められていますので、大きくもぐることはありませんが、トレースを踏み外しますと、深くもぐってしまい、場所によっては身動きできなくなります。
地域別では;
・美濃戸の赤岳山荘周辺では約50㎝、赤岳~硫黄岳の稜線では積雪30~50㎝程度、吹きだまりでは200㎝以上。風の吹き抜けるところでは、雪が飛ばされて少なくなっています。
・唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐では30~50㎝(分岐の駐車スペースは、除雪しています)、桜平周辺では約50~70㎝、夏沢峠では約160~200㎝、夏沢鉱泉周辺では約120~150㎝、オーレン小屋周辺では約160~200㎝の積雪があります。
・白砂新道(本沢温泉~東天狗と根石岳の鞍部へのルート)は積雪で危険なため通行できません。
登山装備
1、稜線へは、アイゼン(10本歯以上)と ピッケルが必要です。
2、標高2500m以下の 樹林帯歩きの場合は、軽アイゼン(6本歯)、ストックでも可能です。
3、防寒着をきちんとご用意ください。(フリース、ダウンなど)
4、帽子、手袋など 厚手のものをご用意ください。稜線へは、目出帽(バラクラバ)が必要です。
5、ゴーグル、サングラス、日焼け止めのご使用もおすすめします。
6、夏沢鉱泉周辺の登山道は、アイゼンで十分で 現在、ワカン、スノーシューは不要です。(使用して遊んだり、訓練することは可能です。)
注意点
●登山口について
茅野市街地から、車道にしっかり積雪あります。スピードを出さず、慎重な運転を心がけましょう!
1、桜平方面について
まとまった降雪が続いたため、現在 桜平まで入ることはできません。分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)に車を置いて、登山してください。分岐より上に車で入れそうに見えますが、一旦入ると車のすれ違いやUターンができません。入らないようにお願いします(分岐は桜平より、約4㎞手前です)。「分岐」までは除雪されているので、慎重に運転すれば、2WD車(冬用タイヤ装着)も進入可能と思われます(4WD車での乗り入れをおすすめします)。
2、美濃戸方面について
4WD、冬用タイヤでの方のみ、進入でき、駐車可能です。
念のため、さらにチェーンをお持ちください。冬用タイヤであっても 2WD車は危険なため入れません。
お知らせ
●夏沢鉱泉は通年営業中で、宿泊には予約が必要です。
・夏沢鉱泉宿泊の方には、分岐~夏沢鉱泉の区間の送迎サービスあり。
・天候その他の諸条件により対応できない場合もあり、ご了承ください。
●硫黄岳山荘・根石岳山荘は、現在冬期休業中。営業再開は4月下旬になります。
●ネイチャースクール開催のお知らせ
A.登山教室
30,000円(定員6名、夏沢鉱泉泊、1泊3食、ガイド料、傷害保険料、消費税込。JR茅野駅まで無料送迎)
3月9日(土)~10日(日)天狗岳、3月16日(土)~17日(日)硫黄岳
B.スノーシュートレッキング
20,000円(定員7名、夏沢鉱泉(泊)、1泊3食、案内料、傷害保険料、消費税込。JR茅野駅まで無料送迎)
3月30日(土)~31日(日)根石岳
C.写真教室
20,000円(定員7名、夏沢鉱泉泊、1泊3食、講師料、傷害保険料、消費税込。JR茅野駅無料送迎)
2月17日(日)~18日(月)、3月5日(火)~6日(水)
撮影場所:夏沢鉱泉周辺(夏沢渓谷)
硫黄岳山荘周辺の過去の様子
硫黄岳山荘
- 現地連絡先:
- 090-3142-8469
- 電話番号:
- 0266-73-6673
- 連絡先住所:
- 長野県茅野市中大塩13-73