登山口は凍結箇所が増えて注意必要。稜線の日当たりのよいところは、雪どけが進み岩などが露出してきました。
天気・気温
山と周辺の状況
夏沢鉱泉周辺に、この数日まとまった降雪や降雨はありませんでした。気温が上昇したので多少融けましたが、先週比で積雪量に大きな変化はありません。 稜線の日当たりのよいところは、雪どけが進み岩などが露出してきました。
積雪は同時期として比べると、昨年より多くまとまった量になっています。標高の高いところの積雪はまだ増え続けます。一方、標高2000mより下では、このところの暖かい陽気で雪どけが進んでいます。
日が長くなり、日差しが強くなり、春山の様子になりました。まだ、しっかり雪が残っていますので、稜線も森の中も「冬の八ヶ岳」が十分に楽しめます。
登山道の状況
登山道にはトレースがついていて踏み固められています。大きくもぐることはありません(トレースを踏み外しますと、深くもぐってしまい、場所によっては身動きできなくなります)。
・赤岳~硫黄岳の稜線にて積雪 10~50 cm 程度、吹きだまり 250 cm 以上
(風の吹き抜けるところでは、雪が飛ばされて少なくなっています。)
・夏沢峠で約150~200cm
・オーレン小屋周辺で約 200 cm
・夏沢鉱泉周辺で約150cm~200cm
・桜平周辺約100cm
・美濃戸(赤岳山荘周辺)約30~50cm
・分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)20~50cm ※分岐の駐車スペースは、除雪しています。
登山口では、凍結箇所が増えて注意が必要です。
八ヶ岳全域はおおむね平常どおり登山できます。
・通行不可:白砂新道(本沢温泉~東天狗と根石岳の鞍部へのルート)は積雪で危険なため通行できません。
登山装備
1、稜線へは10本爪以上のアイゼンとピッケルが必要です。
2、標高2,500m以下の樹林帯歩きの場合は、6本爪軽アイゼン、ストックでも可能です。
3、防寒着をきちんとご用意ください。(フリース、ダウンなど)
4、帽子、手袋など厚手のものをご用意ください。稜線へは、目出帽(バラクラバ)が必要です。
5、ゴーグル、サングラス、日焼け止め。
6、夏沢鉱泉周辺の登山道はアイゼンで十分です。現在、ワカン、スノーシューは不要です。(使用して遊んだり、訓練することは可能です。)
注意点
●登山口について
茅野市街地から、車道にしっかり積雪あります。スピードを出さず、慎重な運転を心がけましょう!
1、桜平方面について
まとまった降雪が続いたため、現在桜平まで入ることはできません。
分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)に車を置いて、登山してください。
分岐より上に、車で入れそうに見えますが、一旦入ると車のすれ違いやUターンができません。入らないようにお願いいたします。(分岐:桜平より、約4km手前になります)
「分岐」までは除雪されているので、慎重に運転されれば、2WD車(冬用タイヤ装着)も進入可能と思われます。(4WD車での乗り入れをおすすめいたします。)
2、美濃戸方面について
4WD・冬用タイヤでの方のみ進入が可能です。念のため、さらにチェーンをご用意ください。冬用タイヤであっても 2WD車は入れません。
美濃戸方面の問合せ先 赤岳山荘(美濃戸)電話0266-74-2272、八ヶ岳山荘(美濃戸口)電話0266-74-2728
お知らせ
●夏沢鉱泉は通年営業中で、宿泊には予約が必要です。
・夏沢鉱泉宿泊の方には、分岐~夏沢鉱泉の区間の送迎サービスあり。
・天候その他の諸条件により対応できない場合もあり、ご了承ください。
●硫黄岳山荘・根石岳山荘は、現在冬期休業中。営業再開は4月下旬になります。
●NEWS!! 根石岳山荘4月13日(土)に限り営業します。
標高2,550mの春山の稜線で夕日とご来光を見よう!(山の上の雪は3月より4月の方が多いです)
●ネイチャースクール開催のお知らせ
A.登山教室
30,000円(定員6名、夏沢鉱泉泊、1泊3食、ガイド料、傷害保険料、消費税込、JR茅野駅送迎)
4月20日(土)~21日(日)硫黄岳
B.写真教室
20,000円(定員7名、夏沢鉱泉泊、1泊3食、講師料、傷害保険料、消費税込、JR茅野駅送迎)
撮影場所:夏沢鉱泉 周辺(夏沢渓谷)
4月5日(金)~6日(土)、4月7日(日)~8日(月)、
撮影場所:夏沢鉱泉 周辺(夏沢渓谷)
C.スケッチ教室
18,000円(根石岳山荘(泊)、定員12名、1泊2食、講師料、傷害保険料、消費税込。JR茅野駅送迎)
4月13日(土)~14日(日)
硫黄岳山荘周辺の過去の様子
硫黄岳山荘
- 現地連絡先:
- 090-3142-8469
- 電話番号:
- 0266-73-6673
- 連絡先住所:
- 長野県茅野市中大塩13-73