硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

硫黄岳山荘4/20(土)に小屋開けしました。先週末に降雪があり、硫黄岳~硫黄岳山荘周辺で新雪30~40cm。

根石山荘より 西天狗(左後ろ)、東天狗(右後ろ)、根石岳(右手前)(2013.04.29 硫黄岳山荘 )
根石山荘より 西天狗(左後ろ)、東天狗(右後ろ)、根石岳(右手前)(2013.04.29 硫黄岳山荘 )
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天気・気温

04/23(火) 硫黄岳山荘(標高 2,650 m)8時00分現在、晴れ、-11℃、風速5~10m
夏沢鉱泉(標高 2,060 m)7時00分現在、晴れ、-11℃、風ほぼなし
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
25℃
12℃
明後日
晴のち曇
29℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 10:00発表
甲府市の天気予報
明日
晴時々曇
31℃
14℃
明後日
晴のち曇
30℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

先週末20(土)~21(日)にかけて降雪がありました。
硫黄岳~硫黄岳山荘周辺では新雪が30~40cm、夏沢峠~夏沢鉱泉周辺で新雪20cm、桜平では新雪15cm、分岐では新雪10cmでした。
昨日22(月)の朝まで、寒気の影響で気温がさがりましたが、日中以降は気温上昇するのでこの分は、早めに雪融けがすすむと思われます。
 
朝の最低気温+5~-5℃、さらに下がれば-10℃くらいの日もあります。
周期的に天候が崩れますが、晴天率は高く比較的安定しています。稜線では天気が崩れれば、雨ではなくまだ雪になります。

登山道の状況

八ヶ岳全域、おおむね平常通り登山でき、登山道にはトレースがついており、踏み固められています。
トレースを踏み外すと深く潜ってしまいます。

・赤岳~硫黄岳の稜線は積雪20~50cm程度で、吹きだまりでは200cm以上あります。風の吹き抜けるところでは、雪が飛ばされて全くなくなっています。主な積雪は以下のとおりです。
・夏沢峠で約100cm
・オーレン小屋周辺で約100~150cm
・夏沢鉱泉周辺で約50cm~80cm
・桜平周辺約20~30cm
・美濃戸(赤岳山荘周辺)0cm 融けてありません
・分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)0cm(分岐の駐車スペースには、雪や氷はありません)
・通行不可は、白砂新道(本沢温泉~東天狗と根石岳の鞍部へのルート):積雪で危険な為。

登山口付近の路上の凍結箇所はほとんど消えました。

登山装備

1.稜線(硫黄岳か~赤岳、天狗岳)は、アイゼン(10本爪以上)とピッケルが必要です。
2.標高 2,500m 以下の樹林帯歩きの場合は、軽アイゼン(6本爪)、ストックでも可能です。
3.防寒着をきちんとご用意ください(フリース、ダウンなど)。帽子、手袋など 厚手のものをご用意ください。稜線へは、目出帽(バラクラバ)が必要です。ゴーグル、サングラス、日焼け止めのご使用もおすすめいたします。
4.夏沢鉱泉周辺の登山道はアイゼンで十分ですので、ワカン、スノーシューは不要です(使用して遊んだり、訓練することは可能です)。

注意点

稜線では、天気が崩れれば、雨ではなくまだ雪になります。

■登山口までのアクセスについて
1.桜平方面について
 4WD車、冬用タイヤの車のみ進入可能です。駐車スペースは、ゲートより手前が可能で夏シーズンの約1/3程(20台ほど)です。雪どけは進みましたが、凍結箇所が多く(手前約2kmにかけて)2WDやノーマルタイヤの車は、現在 桜平まで入ることはできません。
 雪融けして氷も無くなっているところも、道が荒れています。気をつけて、慎重に運転してください。夏沢鉱泉のご宿泊の方は無料送迎サービスがあります。事務所にご相談ください。分岐までは2WD車、ノーマルタイヤでも進入可能です。
2.美濃戸方面について
 車道の雪氷は、無くなりました。 2WD車、ノーマルタイヤ、軽自動車でも進入可能です。雪どけ後で、荒れている箇所がございますので慎重にお入りください。

お知らせ

●夏沢鉱泉は通年営業中で、宿泊には予約が必要です。
・夏沢鉱泉宿泊の方には、分岐~夏沢鉱泉の区間の送迎サービスあり。
・天候その他の諸条件により対応できない場合もあり、ご了承ください。
●硫黄岳山荘は、4/20(土)に小屋開けしました。
●根石岳山荘は、4/27(土)より営業を開始いたします。(ご予約無しでも、お泊りになれます。)

●ネイチャースクール開催のお知らせ
A.冬山登山教室 定員6名
・30,000円(定員6名、夏沢鉱泉泊、1泊3食、ガイド料、傷害保険料、消費税込、JR茅野駅送迎)
 4/28(日)~29(月)硫黄岳・横岳硫黄岳山荘(泊)
 5/11(土)~12(日)硫黄岳・横岳硫黄岳山荘(泊)
 5/25(土)~26(日)硫黄岳・横岳硫黄岳山荘(泊)
・GWに、ゆっくり春山を楽しもう!
 46,000円 5/4(土)~6(月・祝)硫黄岳・横岳・天狗岳:硫黄岳山荘・夏沢鉱泉(泊)2泊3日コース 
   
B.写真教室「ネイチャーフォト」 ※初心者の方から、熟練の方まで対応
・特別企画 春山限定2泊3日コース 特別価格にて募集。撮影から撮影後の講評まで現地にて行います。
 32,000円(夏沢鉱泉泊、2泊3日6食付、講師料、傷害保険料、JR茅野駅までの送迎付、税込)
 4/27(土)~29(月)、5/4(土)~6(月)、5/10(土)~12(月)、5/17(土)~19(月)

C.【NEW】「山菜、樹木の勉強会と 北八ヶ岳トレッキング(根石岳まで)」
 18,000円(1泊2食、講師料、傷害保険料、、JR茅野駅までの送迎付、税込)
 宿泊:夏沢鉱泉(泊) 定員20名
 5/11(土)~12(日) 

このほかは硫黄岳山荘グループのウェブサイトをご覧ください。

美濃戸方面の問合せ先
赤岳山荘(美濃戸)0266-74-2272
八ヶ岳山荘(美濃戸口)0266-74-2728

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

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