日差しが強くなり、残雪はほとんど融けました。ツクモグサは見頃になり、他の高山植物も開花が始まっています

天気・気温

山と周辺の状況

日が長くなり、ずいぶんと日差しが強くなりました。朝の最低気温は通常で5～10℃くらい、冷えれば 0℃近い日もありまが、日中も気温は、上昇すれば+15℃以上になることもあるようになりました。
梅雨入りしましたが、晴天が続き、天候は比較的安定していて、登山日和が続いています。それでも、まれに雷雨がありますので　天気予報をよく確認して行動してください。

残雪はほとんど融けて、残っているのはごく一部です。稜線（標高2500ｍ以上）は、すべて無くなり、あとは樹林帯の上部（標高2500ｍ近く）の日陰にあるのみです。　
心配な方は、念のためアイゼンをお持ちください。ただ、実際にはほとんどの方が、使用していません。

稜線では、高山植物が開花しはじめ、山麓は新緑になりつつあります。高山植物の開花が順調で、平年より1週間くらい早い感じです。

現在は、横岳では ツクモグサ ツクモグサ 、オヤマノエンドウ、コメバ ツガザクラ ツガザクラ 、ミネズオウが開花中。さらに、キバナ シャクナゲ シャクナゲ 、 ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ 、 ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ 、ウラシマツツジも開花しました。
ツクモグサ ツクモグサ は見ごろになっています。6/22～23の週末くらいまでは、ご覧になることが可能と思われます。
ツクモグサ ツクモグサ は、本州では白馬岳と八ヶ岳にしか植生がなく、八ヶ岳では横岳にしかありません。硫黄岳山荘から近く（約30～40分）に咲いており、比較的安全に観察箇所まで行くことが可能です。

また、夏沢鉱泉の上にコヨウラクツツジ、 キバナノコマノツメ キバナノコマノツメ 、ウスギオーレン、コミヤマ カタバミ カタバミ が開花しています。
登山口の桜平（標高1800ｍくらい）では、ズミ、エゾノコリンゴ、 オオカメノキ オオカメノキ が見頃です。

登山道の状況

八ヶ岳全域、おおむね平常どおり登山できます。雪が残っているのはごく一部で、樹林帯の上部（標高2500ｍ近く）の日陰にあるのみです。
心配な方は念のためアイゼンをお持ちください。ただ、実際にはほとんどの方が使用していません。

登山装備

防寒着は、きちんとご用意ください（フリース、ダウン、帽子、手袋など）。暖かい日もありますが　朝晩冷えこみます。また風の強い日もあります。
日差しが強くなっています。サングラス、日焼け止めクリームも必携です。

注意点

●登山口の情報
・桜平方面　美濃戸方面
２ＷＤ車・軽自動車でも進入できます。駐車スペースは昨年と同様に駐車可能です。
雪どけした状態で、多少道が荒れています。気をつけて、慎重に運転してください。

●美濃戸方面の問合せ先
赤岳山荘（美濃戸）　0266-74-2272
八ヶ岳山荘（美濃戸口）　0266-74-2728

お知らせ

【営業について】
●硫黄岳山荘、根石岳山荘は営業開始しており、予約なしでもお泊りいただけます。
ただし、根石岳山荘は変則営業をしており、5月の宿泊可能日は5/11（土）、5/18（土）、5/25（土）です。
6/1（土）～11/3（日）の期間は、お休みなしで営業いたします。
●夏沢鉱泉は、通年営業中です。宿泊には、予約が必要になります。

【イベント情報】
●タルチョ祭（安全祈願祭）　6/15（土）硫黄岳山荘にて
リピート山中氏のコンサートを行います。
●駒草祭　7/6（土）硫黄岳山荘において

【ネイチャースクール開催のお知らせ】
●八ヶ岳 自然と森の学校　定員20名
各コース　18,000円（1泊2食、講師料、傷害保険料、消費税込、JR茅野駅送迎）。
・「写真教室（ネイチャーフォト）」6/22（土）～23（日）　夏沢鉱泉（泊）
・「高山植物の観察会B」6/29（土）～30（日）　硫黄岳山荘（泊）

このほかは硫黄岳山荘グループのウェブサイトをご覧ください。

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

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