硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

高山植物の開花が順調で、平年より1週間くらい早そうです。美濃戸山荘の上(南沢)では、ホテイランが見頃です。

ウルップソウ開花しました(早咲きのもの)(2013.06.20 硫黄岳山荘 )
ウルップソウ開花しました(早咲きのもの)(2013.06.20 硫黄岳山荘 )
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天気・気温

06/20(木) 硫黄岳山荘(標高2,650m)7:40現在、曇り。6℃、風速10~13m
根石山荘(標高2,550m)7:00現在、霧。7℃、風速15m
夏沢鉱泉(標高2,060m)7:00現在、曇り。7℃、風なし
松本市の天気予報
明日
雨のち晴
19℃
8℃
明後日
19℃
7℃
日本気象協会提供 2024年3月28日 16:00発表
甲府市の天気予報
明日
雨のち晴
22℃
10℃
明後日
25℃
10℃
日本気象協会提供 2024年3月28日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

稜線では高山植物が開花しはじめ、稜線まで新緑になりつつあります。
高山植物の開花が順調で、平年より1週間くらい早い感じです。

朝の最低気温が、通常で5~10℃くらい、さらに冷えれば0℃近い日もあります。
日中も気温は、上昇すれば+15℃以上になることもあります。
梅雨入りしましたが、晴天もあり、比較的安定しています。まれに雷雨がありますので、天気予報をよく確認し行動してください。

【開花情報】
・硫黄岳山荘前の高山植物観賞コース内で、 ウルップソウ ウルップソウ が開花しました。(早咲きのもの)
・硫黄岳山荘~横岳において、 ツクモグサ ツクモグサ 、オヤマノエンドウ、コメバ ツガザクラ ツガザクラ 、ミネズオウ、キバナ シャクナゲ シャクナゲ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ 、ウラシマツツジ、イワウメ、ミツバオーレン、コ イワカガミ イワカガミ 、イワヒゲ、チシマアマナなどが開花中。
特に ツクモグサ ツクモグサ は、本州では、白馬岳と八ヶ岳にしか植生がなく、八ヶ岳では 横岳にしかありません。硫黄岳山荘から近く(約30~40分)に咲いており、比較的 安全に観察箇所まで行くことが可能です。
・硫黄岳の北斜面には、キバナ シャクナゲ シャクナゲ がいたるところに咲き始めています。まもなく、イワウメも本格的に咲きだします。
・夏沢峠~箕冠山(みかぶりやま)は、 ミツバオウレン ミツバオウレン とコ イワカガミ イワカガミ が群落になっていて見事です。
・夏沢峠上(硫黄岳側)はミナザクラが開花中。
・根石岳山荘前の コマクサ コマクサ もだんだん大きくなってきました。(開花はこれからです)
・夏沢鉱泉の周辺にも、イチヨウラン、コヨウラクツツジ、 キバナノコマノツメ キバナノコマノツメ 、コミヤマ カタバミ カタバミ 、ズダヤクシュ、
イワセントウソウ、ミヤマ スミレ スミレ などが開花しています。
・登山口の桜平(標高1,800mくらい)では、ズミ、エゾノコリンゴが見頃です。
・美濃戸山荘の上(南沢)では、 ホテイラン ホテイラン (環境省絶滅危惧種)が見頃です。

登山道の状況

八ヶ岳全域、おおむね平常どおり登山できます。
アイゼンは不要ですが、森林帯の日陰の登山道にわずかですが残雪があります。足元に気をつけてください。

登山装備

・6月下旬とはいえ、防寒着(フリース、帽子、手袋など)はきちんとご用意ください。
 陽気は、暖かい日もありますが 朝晩冷えこみます。また風の強い日もあります。
・日差しが強くなっています。サングラス、日焼け止めクリームも必携です。

注意点

●登山口の情報
・桜平方面 美濃戸方面
2WD車・軽自動車の方でも進入できます。駐車スペースは、昨年と同様に駐車可能です。

●美濃戸方面の問合せ先
赤岳山荘(美濃戸) 0266-74-2272
八ヶ岳山荘(美濃戸口) 0266-74-2728

お知らせ

【営業について】
●硫黄岳山荘、根石岳山荘は営業開始しており、予約なしでもお泊りいただけます。
根石岳山荘は、6/1(土)~11/3(日)の期間はお休みなしで営業いたします。
●夏沢鉱泉は通年営業中です。宿泊には予約が必要になります。

【イベント情報】
●駒草祭 7/6(土)硫黄岳山荘において
山の上の演奏会(テノール、ピアノ、バイオリン)や、「駒草祭記念バッチ」プレゼント、諏訪の地酒「ダイヤ菊」サービスなどがあります。

●八ヶ岳の日 8/10(土)硫黄岳山荘において
山のオヤジの昔話、山の上の演奏会(テノール)を行います。

【ネイチャースクール開催のお知らせ】
●八ヶ岳 自然と森の学校 定員20名
各コース 18,000円(1泊2食、講師料、傷害保険料、消費税込、JR茅野駅送迎)。
・「写真教室(ネイチャーフォト)」6/22(土)~23(日) 夏沢鉱泉(泊)
・「高山植物の観察会B」6/29(土)~30(日) 硫黄岳山荘(泊)

このほかは硫黄岳山荘グループのウェブサイトをご覧ください。

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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