南アルプス南部 | 椹島ロッヂ

紅葉は稜線から下へ、なう千枚小屋前後!今週末も見頃。小屋営業日に注意。10/15~宿泊予約でバスも運行。

モルゲンロートの赤石岳 朝6時10分頃、鳥森山頂から見れます。(2013.10.31 椹島ロッヂ)
モルゲンロートの赤石岳 朝6時10分頃、鳥森山頂から見れます。(2013.10.31 椹島ロッヂ)
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天気・気温

10/10(木) 天候は晴れ。
甲府市の天気予報
明日
曇時々晴
22℃
14℃
明後日
曇時々晴
24℃
15℃
日本気象協会提供 2024年4月20日 0:00発表
静岡市葵区の天気予報
明日
曇のち雨
22℃
16℃
明後日
曇一時雨
23℃
16℃
日本気象協会提供 2024年4月20日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

台風の時は小雨程度、山の上は風があったようですが、紅葉が稜線から下っていたので、まだまだ綺麗な紅葉が楽しめます。

台風通過前、10/7~8荒川三山を歩いてきた時ですが、大聖寺平過ぎて荒川小屋、荒川小屋と小赤石岳の紅葉がきれいでした。紅葉はどんどん進んでいます。

10/9現在、千枚小屋周辺の状況です
紅葉がだいぶ進み小屋前後が綺麗です。 ナナカマド ナナカマド も色づいています。登山道の標高2750mあたりからみるととても綺麗に紅葉しています。千枚小屋から上ではダケカンバは少し散っています。
三連休の週末もきれいな紅葉を楽しめると思います。
今年の10月は暖かくまだ氷点下にはなっていません。それどころか5℃以上あります。
千枚小屋では最近の朝焼けは綺麗な時が多いです。日中も空気が澄んできて富士山がよく見えます。

登山道の状況

主な登山道に支障ありません。

●出発は早めに
千枚小屋から赤石小屋へ一気に来る方の出発時間が遅いのが目立ちます。千枚小屋を早く出ても、距離があり、山慣れて体力がないと赤石小屋まで一気に来ることはとても大変です。ルートには高低差が大きく赤石岳の下りは想像以上に体力を消耗して、疲労した足には大変です。
通常ゆとりのある時間帯で到着できるのは荒川小屋ですが、営業終了日も迫まっています。日没も早くなつてきています。山の原則は「早出早着」です。

登山装備

3000m級の秋山登山装備が必要です。
天候急変、悪天候による低温などに備えて防寒着や雨具の準備をお願いします。ライトも必携です。

注意点

天候が崩れると体温が奪われる「低体温症」に注意です。この時期、しっかりと保温できる装備は欠かせません。

・小屋には15:00までに入りましょう。
日没時間が早くなっています。山の原則は早出早着です。
また「さわらじま」の地理的条件から、西側に大きな山岳があり、夕日は影になります。そのため夕方には一瞬で真っ暗になります。樹林の中は特に暗くなるのが早く行動時間に注意が必要です。

・計画からゆとりを
南アルプスは小屋~小屋の距離が離れています。今年は無理な
計画や、体力不足の方も多く、くれぐれも無理をしないように
計画段階で、充分なゆとりを持つようにしましょう。

例年より最低気温が高めですが防寒具はしっかりと用意お願い
します。

●周辺の小屋の営業終了日に注意
・営業終了 百間洞山の家、熊の平小屋、聖平小屋、茶臼小屋、赤石避難小屋、中岳避難小屋。
・10/14まで 千枚小屋、荒川小屋、赤石小屋です。
・11/4泊まで 椹島ロッジと二軒小屋が営業しています。10/15から宿泊(送迎バス)予約制です。
※10/1から禁漁です。

●県道189号線
台風18号の影響で通行止めになっていた富士見峠を通る県道
189号線がまた時間帯通行規制で通れるようになりました。
通行可能時間は(10/31まで月曜日~土曜日(祝日含む))
 6:00~8:00
11:20~12:30
16:00~16:30
18:00~19:30
※日曜日は 6:00~19:30
夜間は曜日関係なく通行止めです。

坂本温泉経由の県道27号線は通行規制なく通れますので時間の予測が難しい方は県道27号線をお勧めします。

畑薙駐車場への道路情報はこちらを参考してくださいhttp://www.t-forest.com/alps/road.html

お知らせ

●東海フォレストのバスについて
http://sawarajima.cocolog-tnc.com/blog/2013/07/post-92ed.html
・バス乗車、山小屋宿泊共に10名未満でしたら予約不要。
・ただし、二軒小屋は宿泊、バス共に完全予約制です。
・テント泊のお客様は乗っていただけません。
・山行中、1泊だけでもどこかの山小屋で泊まっていただけましたら乗車できます。椹島ロッジの登山小屋、及び山小屋素泊り
でもバス乗車の対象になります。
・詳しくはこちら http://www.t-forest.com/alps/attention.html
・時刻はこちらです http://www.t-forest.com/alps/
bus_sawara.html

※10/15以降の椹島ロッジと二軒小屋の宿泊について
宿泊の予約によりバスの運行を行います。
(10/14の夜に山小屋に宿泊していただいたお客様は翌日、椹島からの下山バスに乗れますので定時運行のダイヤでご利用いただけます)なので、10/15以降、椹島ロッジの宿泊も予約をお願いします。(二軒小屋はいつでも予約制です)

●小屋のこと
・完全予約制の二軒小屋は紅葉シーズンの10/23以降はほぼ連日
満室となっております。椹島はまだまだ余裕があります。

・椹島ロッヂも10/15から宿泊予約となります。
夕食に「紅葉ご膳」を用意しております。通常料金一泊二食
8000円+1300円でお楽しみいただけます。

昨年の今頃の様子は?

椹島ロッヂは4月29日から今季の営業を開始します。予約受け付けの開始は4月18日から2023.04.10

本日は標高約1500m以上では積雪。椹島ロッヂは予約受け付けを開始、営業は4月29日からです。2023.04.26

椹島ロッヂ周辺の過去の様子

  • 椹島付近から望む赤石岳の様子
  • 椹島からながめる聖岳
  • 椹島近くから望む赤石岳の様子
  • 赤石ダムから望む南アルプスの様子
  • 椹島近くの千枚岳登山口の様子
  • 椹島ロッヂ周辺の様子
  • 茶臼岳・光岳方面への登山口、畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近からの赤石岳の様子
  • 茶臼岳・光岳などへの登山口となっている畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近から撮影した赤石岳の様子
  • 南アルプスの山々
  • 転付峠から望む南アルプス荒川岳・赤石岳・聖岳の様子

椹島ロッヂ

電話番号:
0547-46-4717
連絡先住所:
静岡県島田市金谷東1-753-1 東海フォレスト・サービス事業部

地図で見る
http://www.t-forest.com/alps/

施設の詳細を見る

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赤石岳 標高 3,121m

 静岡県と山梨・長野両県の県境尾根には、名前のついている3000m級の山がちょうど10座ある。この10座すべてが静岡市との市境にもなっている。なかでも赤石山脈の盟主、赤石岳は一等三角点をもち、3121mの高さを誇る。まさに南アルプスの王者的な風格があり、山頂からの展望は360度を欲しいままにできる。名だたる南アルプスの山々はもちろんのこと、富士山、奥秩父連峰、八ヶ岳、遠くは北アルプスの槍ヶ岳や穂高連峰、中央アルプス、御岳山と、南アルプスきっての眺望といえる。  山頂には昔の信仰登山のなごりをとどめる石や鉄製の剣が残っており、この山の歴史を物語っている。明治12年と14年に測量登山が行われ、その後一等三角点が設けられた。そして明治時代には地質学者エドモンド・ナウマンやウエストン、河野齢蔵、小島烏水などの学者、登山家がそれぞれ登山している。  また、大正15年夏、この辺りの山林の持ち主であった大倉喜八郎(大倉財閥の創立者)が大勢のお伴を従えて特製の駕籠(かご)で登頂したというエピソードもある。彼の製材会社は東海パルプとして残り、椹島から赤石岳に突き上げている東尾根は別名、大倉尾根とも呼ばれている。  赤石岳を登るにはいくつものコースが考えられるが、代表的な椹島から東尾根を登って登頂、さらに足を延ばして荒川三山を回って椹島へ戻ってくる一周コースを説明する。途中には5つの山小屋があるので、日程も好きなように組める。椹島へは静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダムから林道を歩くのが一般的。東尾根は取付から急坂が続く。地図上の2027m地点手前で林道を横切る。樹林帯の中の道は踏み込まれていて歩きよく、4時間ほどで赤石小屋に着く。古い小屋のすぐ上には新装なった立派な小屋がある。小屋を過ぎて富士見平に達すると展望が開け、周囲の山が一望できる。しばらく進むと尾根から外れ、左手の赤石沢の支流、北沢の源頭を渡る。この辺りは高山植物が豊富に咲いている。  小屋から3時間ほどで待望の赤石岳山頂に立てる。充分展望を楽しんだならば、小赤石岳、大聖寺平を経て荒川小屋まで下る。次いで頭上にそびえる前岳を目指して登りだすと、ここも所狭しと高嶺の花々が咲いている。前岳に出て中岳の小屋を過ぎ、さらにひと汗かいて悪沢岳へ登り返す。千枚岳を経て1時間も下ると、樹林に囲まれた大きな千枚小屋が建っている。小屋から蕨段を経て椹島までは、長いが穏やかな下りばかりで、3時間もあれば出発地へ戻ることができる。

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聖岳 標高 3,013m

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