西丹沢 | 西丹沢ビジターセンター

すっかり冬。高所は雪、西丹沢も朝は霜で真っ白です。一年で一番日が短い時期、15時には下山しましょう。

ツツジ新道から富士山と山中湖(2013.12.24 西丹沢自然教室 )
ツツジ新道から富士山と山中湖(2013.12.24 西丹沢自然教室 )
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天気・気温

12/13(金) 天候は晴れ、08:00の気温-1℃。
横浜市中区の天気予報
明日
曇のち晴
20℃
16℃
明後日
24℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月16日 18:00発表
甲府市の天気予報
明日
曇のち晴
22℃
14℃
明後日
28℃
10℃
日本気象協会提供 2024年4月16日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

すっかり冬になりました。高所では既に雪が降り、山麓でも早朝橋の上などは凍って白く見える時があります。
週末には、たくさんの登山者が西丹沢に訪れています。気のせいかいつもよりグループで登られる方が多いように感じます。年末になりましたので忘年山行なのかもしれませんね。

12/13、08:00の気温は昨日に引き続き氷点下。西丹沢自然教室の前のベンチも当たり前のように霜が降りていました。
今朝は、車道の路面が凍っているのを見つけました。この冬は初めてです。これからの季節、車で西丹沢自然教室へ来る方は滑り止め対策をお願いします。
用木沢沿いの登山道を歩いてきました。沢の水量は少なく流れは穏やかです。
野鳥はアオサギ、カケス、エナガ、ミソサザイに出会いました。エナガもカケスも群れで活発に飛び回っていました。ミソサザイは春先の元気なさえずりでなく、「チッ、チッ」と鳴いていました。アオサギはまるで滝に打たれて修行をしているようでした。

昨日の天気は快晴。朝から野鳥たちが元気に鳴いていました。冬になり落葉したため観察しやすくなっています。また、気のせいか警戒感もちょっとだけ薄れてきているように感じます。今朝はカケスとホオジロに出会いました。
木の実はムラサキシキブが残っていました。野鳥たちにとってはあまりおいしくないのかもしれませんね。

昨日の西丹沢は朝の気温-2℃。この冬一番の寒さでした。いつものように霜が降り、西丹沢公園橋はスケートリンクのようになっていました。この時期、早朝や日陰の木でできた橋や階段は大変滑りやすくなっています。転倒にご注意願います。
蛭ヶ岳も朝の気温は-7℃。山小屋の中でもペットボトルの水が凍ったとのことです。

12/7に大室山の霧氷初認しました。
登山者の方からは11月12日に高所にて霧氷ができていたとのお話を聞いていましたが山麓から確認したのはこの冬初めてです。通勤途上大室山の山頂付近にだけ霧氷ができているのを確認しました。
霧氷は11月から翌年の3月まで見られます。よく見られるのは12月から翌年2月の間です。当然寒くならないとできないのですが、意外とすごく寒い日は見られません。夜中に都会で小雨だったり曇りで朝から快晴になる日にできることが多いです。

登山道の状況

主な登山道に支障ありませんが、雪が積もったり凍結しているところがあります。足元に注意しましょう。

登山装備

冬のハイキング装備、ルートによっては冬の登山装備が必要です。
本格的に寒くなってきましたので防寒対策はお忘れなく。
アイゼンのチェックは済んでいますか?高所では既に11月12日に雪が降っています。これからの季節は山麓で雪が積もっていなくても高所で雪が積もっていたり凍結したりしているかもしれません。アイゼンを持って登山しましょう。

●日帰り山行に持っていきたい装備
・懐中電灯 秋は日没が早く午後3時には薄暗くなります。ヘッドランプだけでは歩きづらいので予備も兼ねて懐中電灯の持参をおすすめします。
・ツエルト 万が一ビバークした時の防寒対策で持参します。
・ダウンジャケット 天候が崩れたときなどの為に登山前に着ているもの以外に予備で持ちます。
・チェーンやアイゼン 急に雪が降った時、高所で積雪があった時、霜柱が融けて滑りやすいときなどに使います。
・ダブルストック 落ち葉が積もった登山道は大変滑りやすいので転倒防止のために用います。
・GPS 落ち葉が積もった登山道は道迷いしやすいので自分の位置を常に確認するために用います。万が一警察消防に救助を要請する際も現在位置の緯度経度を伝えることができるので大変効果的です。
・携帯電話 万が一警察消防に救助を要請する際に助けとなります。常日頃からどこなら電波が入るかを確認することをおすすめします。また、携帯電話は通報するだけに用いるのではなく救助が終わるまで連絡に用いるので電池が長持ちの機種を用いるか予備電池を常備することをおすすめします。

注意点

日暮れが早い時期になりました。日没が一年で一番早いのは冬至ではなく12月上旬です。午後3時までの下山をおすすめします。

・地図なし登山は事故のもと!新しい地図を用意しましょう。

・12月1日からバスの運行本数が減っています 運行日にも注意!
詳しくはこちら http://www.fujikyu.co.jp/syonan/rosenbus.html

・「黍殻避難小屋」解体工事期間決定のお知らせ
平成25年9月9日(月曜日)から26年3月末(予定)です。工事期間中はご利用できなくなります。
詳しくはこちら http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f160396/p694932.html


●冬の車両でのトラブルをまとめました。
その1 車道でのトラブル
・坂道の日陰で凍っておりスリップし登れなかったので麻袋を敷いて後ろから押す。(複数回)
・橋の上でスリップする。(複数回)
・坂道やカーブでスリップする。(複数回)
・上り坂の日陰で路面が凍っておりスリップし登れなくなった。
・下り坂の日陰で路面が凍っておりスリップし止まらなくなった。
・固い雪の上に乗り上げ車両の下部を一部破損する。
・交差点で急発進しスリップし車体をガードレールにぶつける。

その2 駐車場等でのトラブル
・駐車場でバッテリーがあがっていたのでブースターケーブルを用いてエンジンをかける。(複数回)
・雪が積もっている路肩に車を停めて登山し下山後車を車道に出そうとしたらスリップし結局業者を呼びけん引してもらう。
・雪が積もっている駐車場に車を停めて登山し下山後車を車道に出そうとしたらスリップし通りがかりの車にけん引してもらう。
・雪が積もっている駐車場に車を停めて登山し下山後車を車道に出そうとしたらスリップし業者を呼びけん引してもらう。
・除雪された雪により駐車場から出られなくなる。スコップで雪をどかす。

その3 トラブルを防ぐ対策
・スタッドレスタイヤに履き替える。
・路肩には停めない。除雪の邪魔にもなります。
・傾斜のある駐車場は注意する。特に出入口付近。
・固い雪には乗り上げない。
・急発進、急停車、急ハンドルはしない。特に橋の上と日蔭は気を付ける。
・トラブルを想定し周りに人がいる時間帯に帰宅する。
・2人以上で乗車する。

その4 常時積載しておきたい装備
・麻袋2枚
・スコップ
・けん引用のロープ
・ブースターケーブル
・長靴
・軍手
・防寒着

お知らせ

西丹沢自然教室」は、檜洞丸や畦ヶ丸の登山口にある小さなビジターセンターです。登山道の状況や動植物などの情報を提供し、安全で楽しい登山のお手伝いをしています。
毎朝登山届の提出をお願いするとともに登山道状況や自然情報などの登山者の質問に答えています。

●閉館時間が変更になります。
12月1日から閉館時間が16時30分から16時00分に変わりました。ご注意願います。
下記のページを参照願います。
http://www.kanagawa-park.or.jp/nishitanzawa/shisetsu.html
日暮れが早い今日この頃。早めに下山してストーブで温まってからお帰りください。

●年末年始(12/29~1/3)は休館します。
入口のシャッターも閉めますので普段は休館日も使えるトイレも年末年始は使用できません。ご理解とご協力をお願いします。
登山届は入口の前に置いておきますのでご記入の上、入口の右側にあるポストに入れてください。

●丹沢湖ビジターセンターのイベント
・「野鳥観察はじめの一歩」開催日2/8。申込〆切1/27
詳しくは下記の丹沢湖ビジターセンターのホームページをご覧lください。http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawakovc/

●秦野ビジターセンターのイベント
・「丹沢登山ふしぎ百景」 9/7~12/15
詳しくは秦野ビジターセンターまで http://www.kanagawa-park.or.jp/hadanovc/

西丹沢ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 改修工事が完了した用木沢出合手前林道
  • シロヤシオ
  • 西沢のミツマタ
  • 下棚への分岐
  • 檜洞丸山頂
  • 第一堰堤上 木橋は流されています
  • ミツバツツジ

西丹沢ビジターセンター

電話番号:
0465-78-3940
連絡先住所:
〒258-0201 足柄上郡山北町中川867

地図で見る
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/

施設の詳細を見る

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 津久井町、山北町、清川村の境にあり、これがそれぞれ津久井郡、足柄上郡、愛甲郡に属しているので、昔から三境(さんざかい)、あるいは三境ノ峰などと呼ばれてきた。この山が丹沢山と呼ばれるようになったのは、明治時代からである。明治15年に始まった三角測量の折に、この山に一等三角点が置かれ、この山地の総称として「丹沢」という名前がつけられたのだという。もともと丹沢という地名は、札掛付近の深くて美しい谷を意味する古代朝鮮語起源の地名であったようだ。この山は山魂の中心部に位置しているので、周囲には多くの谷があり、北にある早戸川の最上流の大滝沢には落差50mの大滝がある。  山頂はなだらかで木々が茂っているので、展望はあまりないが、平坦地にはバイケイソウが茂り、一段低くなった所にはブナ林が続いている。しかし、丹沢山付近のブナは立ち枯れが目立つようになった。原因究明と早期の対策が急務である。山頂にみやま山荘がある。  小田急線渋沢駅からバス大倉下車、塔ヶ岳経由で4~5時間、宮ガ瀬から三ツ峰経由で5時間30分、宮ガ瀬から塩水橋、天王寺尾根経由5時間、同じく堂平歩道経由5時間でそれぞれ山頂に達する。

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