西丹沢 | 西丹沢ビジターセンター

雪が「降ってもすぐ融ける時期」から「降ったら必ず積もる時期」になりました。アイゼンは携行しましょう。

ルリビタキのオス ゴーラ沢出合方面(2014.12.26 西丹沢自然教室 )
ルリビタキのオス ゴーラ沢出合方面(2014.12.26 西丹沢自然教室 )
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天気・気温

12/12(金) 08:00 気温7℃ 小雨
横浜市中区の天気予報
明日
晴一時雨
25℃
15℃
明後日
晴のち曇
25℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月18日 18:00発表
甲府市の天気予報
明日
晴時々曇
26℃
10℃
明後日
晴のち曇
29℃
10℃
日本気象協会提供 2024年4月18日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

天気予報では曇り時々晴れでしたが、朝は小雨がポツリポツリ降っています。山も霧に隠れて見えません。
紅葉も終わり、冬木立の駐車場には天気予報を信じて5台ほどの登山者の車が駐車されています。
昨日は裏庭でシモバシラの氷華ができました。氷点下の気温になりますと吸い上げられた水が外気に触れて凍って氷の華が咲きます。寒さが続いていて、12/6にできたたシモバシラが今でも見られます。
12/9は雨でしたが寒く、葉の落ちたヤマザクラの枝についた水滴が凍り「水滴の花」になっていたほどです。

檜洞丸山頂の積雪は、日陰など残っているところは2cm程度残っていました。もう「降っても融ける時期」ではなく、降ったら積もる時期」です。そのため、登山には冬山登山装備が基本です。しっかりとした防寒具と防水の装備など油断しないようにしましょう。

冬になって落葉したので、景色が良くなりました。檜洞丸から西丹沢自然教室の建物を見つけるのも簡単になりました。冬の季節ですが、木々をよく見ると春の準備を始めています。ゴヨウツツジ(シロヤシオ)は冬芽をつけていました。

登山道の状況

主な登山道に大きな支障の連絡はありません。
ただし登山道には凍結や積雪のあるところが出てきました。沢の近くなど普段から水が流れているところは要注意です。またぬかるんでいるところもあり足元には注意が必要です。

巡回したところを説明すると、日陰沢橋周辺の道路は一部凍結しています。沢の近くなど普段から水が流れているところは要注意です。
日陰沢橋から犬越路の間は登山道工事が行われとても歩きやすくなりました。以前から崩れているところが多く、昨冬の大雪の影響でさらに歩きにくくなっていたのが嘘のようです。
ヤタ尾根は北側の斜面なので日があたる時間が少ないせいか、雪と霜柱が日中になっても融けずに混じり砂場のようになって滑りやすかったです。

登山装備

この時期の冬装備にはストックとチェーンスパイクも入れると良いでしょう。チェーンスパイクは高所で下山時に使います。
また、ぬかるんでいるところも多いのでスパッツ必携です。もちろん、アイゼンなど雪対策の装備も必要です。
防寒対策をお忘れなく。耳を隠すものもないと痛いと思います。毛糸の帽子や手袋の出番です。

注意点

日没が一年中で一番早い時期です。バスの本数も減ります。下山が遅いと暗い中を歩き、バスを待つのも真っ暗闇の中です。西丹沢自然教室周辺には街灯はありません。ご注意ください。

●バスの時刻表は冬ダイヤです。確認を!
西丹沢も冬になり、12月8日月曜日から新松田駅~西丹沢自然教室間の路線バスのダイヤが変わりました。土曜日・日曜日・祝日の運行本数が減りました。富士急湘南バスのホームページをご確認下さい。
http://www.fujikyu.co.jp/syonan/rosenbus.html
※時刻表の下のほうに書いてある注釈をしっかり読んでください。「のみ運行」と「は運休」の読み間違えにご注意願います。

お知らせ

●西丹沢自然教室からのお知らせ
・開館 8時30分~16時00分。下山後やドライブの際にゆっくり展示室をご覧ください。
※閉館時間が変わりました。閉館時間が午後4時00分になりました。日没も早い時期ですので、ちょっと早めに下山して、西丹沢自然教室のストーブで温まってお帰りください。お待ちしています。
・休館日 月曜日(祝日の場合は開館)祝日の翌日(土曜・日曜・祝日の場合は開館)
・飲料水の提供はできません。飲み水は事前に準備してきてください。
・無料の地図は配布していません。


【イベント】 
●西丹沢自然教室 ミニ企画展「西丹沢の展望」12/6~

【近隣ビジターセンター 周辺山岳の情報やイベント紹介があります】
●秦野ビジターセンター
http://www.kanagawa-park.or.jp/hadanovc/
●丹沢ビジターセンター
http://tanzawakovc.blogspot.jp/
●宮ヶ瀬ビジターセンター
http://www.kanagawa-park.or.jp/miyagase/

西丹沢ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 改修工事が完了した用木沢出合手前林道
  • シロヤシオ
  • 西沢のミツマタ
  • 下棚への分岐
  • 檜洞丸山頂
  • 第一堰堤上 木橋は流されています
  • ミツバツツジ

西丹沢ビジターセンター

電話番号:
0465-78-3940
連絡先住所:
〒258-0201 足柄上郡山北町中川867

地図で見る
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/

施設の詳細を見る

関連する山

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 津久井町、山北町、清川村の境にあり、これがそれぞれ津久井郡、足柄上郡、愛甲郡に属しているので、昔から三境(さんざかい)、あるいは三境ノ峰などと呼ばれてきた。この山が丹沢山と呼ばれるようになったのは、明治時代からである。明治15年に始まった三角測量の折に、この山に一等三角点が置かれ、この山地の総称として「丹沢」という名前がつけられたのだという。もともと丹沢という地名は、札掛付近の深くて美しい谷を意味する古代朝鮮語起源の地名であったようだ。この山は山魂の中心部に位置しているので、周囲には多くの谷があり、北にある早戸川の最上流の大滝沢には落差50mの大滝がある。  山頂はなだらかで木々が茂っているので、展望はあまりないが、平坦地にはバイケイソウが茂り、一段低くなった所にはブナ林が続いている。しかし、丹沢山付近のブナは立ち枯れが目立つようになった。原因究明と早期の対策が急務である。山頂にみやま山荘がある。  小田急線渋沢駅からバス大倉下車、塔ヶ岳経由で4~5時間、宮ガ瀬から三ツ峰経由で5時間30分、宮ガ瀬から塩水橋、天王寺尾根経由5時間、同じく堂平歩道経由5時間でそれぞれ山頂に達する。

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