硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

例年より積雪が早く、稜線では積雪100~120cm前後に。アイゼン、ピッケルをお持ちください。

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天気・気温

12/28(日) 7:00現在、夏沢鉱泉(標高2060m)気温-13℃、微風。根石岳山荘(標高 2550m)気温-12℃、風速10m。
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
19℃
7℃
明後日
23℃
4℃
日本気象協会提供 2024年4月17日 4:00発表
甲府市の天気予報
明日
曇のち晴
21℃
13℃
明後日
28℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月17日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

<積雪速報>
【山】この1週間ほどは、2~3cm の降雪が3回ほどあったのみで、大雪はありません。この冬は、例年より積雪が早く、いつもの1月中旬くらいの積雪量の感じです。
稜線(森林限界くらい)では積雪100~120cm前後になりました。
アイゼンを付けピッケルをお持ちください。
雪の山を楽しむことができるようになりました。
【山麓】JR茅野駅周辺の車道に雪はありません。
10kmくらい離れると、車道がアイスバーンにになっているところがあり注意が必要です。
およそ標高1200mくらいの唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐の夏沢鉱泉専用の雪上車の乗換場所まで、除雪されています。

<これからの気象状況>
・気温:夏沢鉱泉(標高 2060m)で朝、-15℃ 前後になってきています。
冷える日は、-15℃前後まで下がるでしょう。
・雪:まとまった積雪になってきています。昨冬より積雪は、早い状態です。
今の雪は、すべて根雪(溶けない雪)となり、増えていきます。
・風:西風が絶えず強く吹いています。冬になりますと季節風が強まります。
また、前線が通過するときに、いつも一段と強くなります。

登山道の状況

<積雪状況>
【車の方】桜平までは、進入できません。分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)に車を駐車して下さい。
先週までにまとまった降雪があったため 現在、三井の森(別荘地)の中の路面が凍結している箇所があり、この分岐まで入るには、4WD車、冬用タイヤが必要です。念のためチェーンもお持ちください。
・分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉との分岐)20cm
・桜平 40~50cm

【登山道】全面に雪道になっています。
・夏沢鉱泉 60~80cm
・オーレン小屋~夏沢峠 80~100cm
・硫黄岳、天狗岳山頂付近 20~30cm(風で雪が飛ばされています)
*夏沢峠から、硫黄へののぼりは 雪の吹き溜まりで100cm以上あります。
*赤岩の頭からオーレン小屋に下山するルートは、現在 雪深く不明瞭なため、避けてください。
夏沢鉱泉へは、硫黄岳を登ってから夏沢峠経由で向かってください。
*東天狗と根石岳の鞍部~本沢温泉に下山する「白砂新道」は、不明瞭なため冬期通行禁止です。

【トレース】
・降雪着後や悪天候直後にはありませんが、たいてい付いています。
・登山道は、森が開けていて、所々に赤いテープがついていますので迷うことはありません。

【注意箇所】
硫黄岳から赤岩の頭・赤岳鉱泉方面に下山される際、「夏道」は危険ですので「冬ルート」をお通りください。
冬ルートは、頂上の南側のケルンから北側に向かって進むと、北側の岩場にさがって下りるように、トレースができています。
登りの人が使用していますが、赤岳・横岳をまわってきた人はわかりずらいかもしれません。お気を付けて。

登山装備

防寒・防風対策が必要です。風を受けると、さらに冷たく感じます。
具体的には、
・冬山の装備が必要です。冬用の上下のアウターをご用意ください。
・フリースやダウンジャケット、ベストなどをお持ちください。
・暖かい帽子・手袋をお持ちください。
風の強い日に稜線に出られる方は、目出帽(バラクラバ)・ダブルの手袋などをお勧めします。
・ヘッドランプを必ずお持ちください。日が短くなっているため。

お知らせ

【営業日のお知らせ】
硫黄岳山荘:冬期休業中です。
根石岳山荘:1~3月 毎週 土曜日、営業いたします!
夏沢鉱泉:通年営業中

【周辺の山小屋の営業情報】
・営業中:本沢温泉、黒百合ヒュッテ、しらびそ小屋、高見石小屋、赤岳鉱泉
・休業中:オーレン小屋、ヒュッテ夏沢、赤岳頂上山荘

《トピックス》

<イベント情報>
・おすすめ1:3月28日(土)「フォルクローレ演奏会」を夏沢鉱泉で行います。通常料金です。
・おすすめ2:冬のネイチャースクールを 今年もたくさん企画します!
 詳しくはこちら http://www004.upp.so-net.ne.jp/iou/natur_school-2014/nature-school-2014a.html

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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