西丹沢 | 西丹沢ビジターセンター

登山道凍結のため日陰、北斜面、やせ尾根の通過に注意。アイゼン慣れない方は通過しないほうが安全です。

本棚下棚の滝見物の際は崖から離れるとともにヘルメットの着用をおすすめします。.jpg(2015.01.16 西丹沢自然教室 )
本棚下棚の滝見物の際は崖から離れるとともにヘルメットの着用をおすすめします。.jpg(2015.01.16 西丹沢自然教室 )
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

01/10(土) 08:00 晴れ -3℃。
横浜市中区の天気予報
明日
晴のち曇
26℃
14℃
明後日
曇時々晴
22℃
16℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 6:00発表
甲府市の天気予報
明日
晴のち曇
29℃
10℃
明後日
21℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨日午後、自然観察をしに西丹沢自然教室から用木沢出合まで車道を歩いてきました。
野鳥は11種類に出会いました。ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ジョウビタキ、トビ、コゲラ、エナガ、キセキレイ、ハシブトガラス、ホオジロ、セグロセキレイです。
赤松にはカラ類の混群がおり、にぎやかに食事をし、ジョウビタキは元気に飛び回っていました。
展望も良好でした。このコースから大室山が良く見えるのはご存知の方が多いと思うのですが、加入道山が見えるのをご存知ですか。
加入道山はピークらしくないピークなので気づかない方も多いと思うのですが、加入道避難小屋が見えると納得されるのではないでしょうか。加入道避難小屋を見るには落葉している今の時期がチャンスです。ちょっと寒いですが冬ならではの楽しみもいっぱいあります。

1/8は檜洞丸に登ってきました。
石棚山稜に出ると展望が開けます。相模湾も綺麗でした。
木道付近に出るとニホンジカの家族に出会いました。この日は哺乳類に良く出会う日で、ニホンジカは3回、合計10頭、あとニホンカモシカにも1頭出会いました。
ニホンジカの子供は枯れ草をもりもり食べていました。野鳥はジョウビタキ、ホオジロ、カケス、コガラ、ヤマガラ、ルリビタキ、カワガラス、コゲラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、カヤクグリ、エナガ、ハシブトガラス、オオアカゲラ、ミソサザイに出会いました。
犬越路に向かって少し降りたビューポイントからの展望では、富士山、山中湖、南アルプス北部はもちろん犬越路避難小屋や加入道避難小屋が見えました。天気は快晴でしたが、ほんの少し靄がかかっていたため、東北や北アルプスの山々は見ることはできませんでした。
登るときは気がつかなかったのですがヤブツバキの花が下山時には咲き始めていました。

● かながわパークレンジャーの情報
1月8日モロクボ沢ノ頭~バン木ノ頭~白石峠
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f7595/p870310.html

●天気と気温
1/9 08:00 快晴。気温-3℃。
1/7 08:00 晴れ 気温0℃。
1/6 08:00 曇り 気温+7℃(この時期としては暖かい朝)10:00頃から雨。

登山道の状況

主な登山道に大きな支障の連絡はありません。
登山道に凍結しているところがありアイゼン必携です。場所によっては氷が硬くなっています。アイゼンを使い慣れていない方には大変厳しい状況のためルートを変えるなどして凍結しているところを通過しないようにしましょう。日陰や、やせた尾根での凍結箇所の通過は大変危険です。ご注意願います

1/8に檜洞丸へ登った時の状況です。コースは当初、ツツジ新道から登り、犬越路経由で降りてくる予定でしたが、予想以上に登山道が凍結しており、やせ尾根の岩場を下るのは危険と判断し、ツツジ新道の往復に変更しました。
積雪はほとんどなく、標高1300mから登山道が凍結しており、日中も気温が上がらないことから氷が硬くなり、強く踏み込まないとアイゼンの歯が氷に刺さらない状況でした。
状況が変わらない限り、高所のやせ尾根、特に日陰が多い北側に延びる尾根などは通過しないほうが安全だと思います。
ツツジ新道を登り、展望園地を過ぎ、標高1300mから登山道が凍結し、さらに上のベンチを過ぎると登山道はスケートリンクのようになり、階段はツルツルでした。
檜洞丸の山頂には積雪はほとんどなく、硬い氷が広がっていました。11時45分現在の気温はマイナス1度。風は無風でした。
登山道が凍結しているのでアイゼンは必携です。

登山装備

冬のハイキング装備、ルートにより登山装備が基本です。十分な装備でお越しください。
アイゼンなど雪対策の装備、ぬかるんでいるところも多いのでスパッツ必携です。
防寒対策は万全に。耳を隠すものもないと痛いと思います。毛糸の帽子や手袋の出番です。

注意点

●アプローチの車道
西丹沢自然教室までの道も一部凍結することがあります。運転には細心の注意が必要です。
朝方の冷え込みで駐車場の一部も凍結していましたので、ここでも滑らないように注意してください。
朝晩の車道でニホンジカの群れに出会うことが増えています。シカとの交通事故にご注意願います。

●まだ日没が早い時期です。バスの本数も減ります。下山が遅いと暗い中を歩き、バスを待つのも真っ暗闇の中です。西丹沢自然教室周辺には街灯はありません。ご注意ください。

●新松田駅から西丹沢自然教室までの路線バス
http://www.fujikyu.co.jp/syonan/rosenbus.html

●山北町のイベント
西丹沢自然教室のある山北町のホームページに「平成27年イベントカレンダー」がアップされています。山開き、地域の祭事などがあります。ぜひご確認ください。
http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/contents_detail.php?co=new&frmId=542

お知らせ

●西丹沢自然教室からのお知らせ
・開館 8時30分~16時00分。
※冬季の閉館時間は午後4時00分です。日没も早い時期ですので、ちょっと早めに下山して、西丹沢自然教室のストーブで温まってお帰りください。お待ちしています。
・休館日 月曜日(祝日の場合は開館)祝日の翌日(土曜・日曜・祝日の場合は開館)
※1月~3月の第2木曜日は休館します
・飲料水の提供はできません。飲み水は事前に準備してきてください。
・無料の地図は配布していません。
・各種パンフレット(PDF)
「周辺に咲く樹木の花」を月別に集めてた資料などが以下にあります。
http://www.kanagawa-park.or.jp/nishitanzawa/download.html

【イベント】 
●西丹沢自然教室ではミニ企画展「西丹沢の展望」を開催中です!

【近隣ビジターセンター 周辺山岳の情報やイベント紹介があります】
●秦野ビジターセンター
http://www.kanagawa-park.or.jp/hadanovc/
●丹沢ビジターセンター
http://tanzawakovc.blogspot.jp/
●宮ヶ瀬ビジターセンター
http://www.kanagawa-park.or.jp/miyagase/

西丹沢ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 改修工事が完了した用木沢出合手前林道
  • シロヤシオ
  • 西沢のミツマタ
  • 下棚への分岐
  • 檜洞丸山頂
  • 第一堰堤上 木橋は流されています
  • ミツバツツジ

西丹沢ビジターセンター

電話番号:
0465-78-3940
連絡先住所:
〒258-0201 足柄上郡山北町中川867

地図で見る
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/

施設の詳細を見る

関連する山

神奈川県 / 丹沢山塊

丹沢山 標高 1,567m

 津久井町、山北町、清川村の境にあり、これがそれぞれ津久井郡、足柄上郡、愛甲郡に属しているので、昔から三境(さんざかい)、あるいは三境ノ峰などと呼ばれてきた。この山が丹沢山と呼ばれるようになったのは、明治時代からである。明治15年に始まった三角測量の折に、この山に一等三角点が置かれ、この山地の総称として「丹沢」という名前がつけられたのだという。もともと丹沢という地名は、札掛付近の深くて美しい谷を意味する古代朝鮮語起源の地名であったようだ。この山は山魂の中心部に位置しているので、周囲には多くの谷があり、北にある早戸川の最上流の大滝沢には落差50mの大滝がある。  山頂はなだらかで木々が茂っているので、展望はあまりないが、平坦地にはバイケイソウが茂り、一段低くなった所にはブナ林が続いている。しかし、丹沢山付近のブナは立ち枯れが目立つようになった。原因究明と早期の対策が急務である。山頂にみやま山荘がある。  小田急線渋沢駅からバス大倉下車、塔ヶ岳経由で4~5時間、宮ガ瀬から三ツ峰経由で5時間30分、宮ガ瀬から塩水橋、天王寺尾根経由5時間、同じく堂平歩道経由5時間でそれぞれ山頂に達する。

神奈川県 / 丹沢山塊

畦ヶ丸山 標高 1,292m

 西丹沢で桧洞丸(ひのきほらまる)と並ぶ秘峰であったが、現在は三方面からの登山道がある。県境尾根からわずかに南側なので、山北町に属する。  畦ガ丸は山頂付近によく見かける馬酔木(あせび)からこの名がついたとも、畦とは塚の意味があり、遠くから丸く塚のように見えるのでこの名がついたという説もある。  この山の初登頂は大正13年(1924)だが、当時は全く道はなく、1955年の神奈川国体でもコースから外れ、わずかな踏み跡程度だった。その後、地元の人たちの努力で登山道の整備が行われた。頂上のケルンは箒沢山荘に集う人たちが、白石峠からのコースを改修した記念。山頂近くに立派な避難小屋がある。  小田急線新松田駅より西丹沢行バス大滝橋下車、東海自然歩道経由4時間、同じく西丹沢下車、西沢、善六のタワ経由で3時間、同じく白石峠、モロクボ沢ノ頭経由4時間30分。

神奈川県 / 丹沢山塊

鍋割山 標高 1,272m

 塔ノ岳直下の金冷しから西に延びる鍋割山稜の肩のようなピーク。秦野市、松田町、山北町の境にある。  鍋割山の名は、この山の北側にある玄倉(くろくら)川の支流、鍋割沢からつけられたようだ。鍋割とは、岩の多い所をナベといい、歩きにくい悪い沢という意味から鍋割という名がつけられたと考えられている。  この山は南麓の寄(やどりぎ)集落の人たちからは三ノ萱と呼ばれて、昔からカヤ刈り場として利用され、ふもとから一ノ萱、二ノ萱があり、頂上が三ノ萱というわけ。この山が多くの人から人気を得ているのは、山頂から富士山方面のすばらしい展望と、登山者を温かく迎えてくれる鍋割山荘があるからだろう。鍋割山稜の大丸、小丸は、表丹沢で唯一のブナ林が広がる地域だ。  バス大倉下車、二股、後沢乗越を経て3時間で山頂。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報