硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

吹き溜まり、日かげなどには、まだしっかりとまとまった雪が残っています。まだ冬山の装備が必要です。冬用の上下のアウターをご用意ください。

麓から見た八ヶ岳連峰。森の中には残雪がありますが、稜線はほとんど雪がありません。(2015.04.23 硫黄岳山荘 )
麓から見た八ヶ岳連峰。森の中には残雪がありますが、稜線はほとんど雪がありません。(2015.04.23 硫黄岳山荘 )
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天気・気温

04/04(土) 夏沢鉱泉(標高2,060m)曇り。+2℃。
松本市の天気予報
明日
晴のち曇
23℃
7℃
明後日
18℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 6:00発表
甲府市の天気予報
明日
晴のち曇
29℃
10℃
明後日
21℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

<積雪速報>
今は、下り坂の天気で気温も高めです。まだ氷点下に冷える日もたくさんあります。
稜線では5月のGWまで降雪になることもあります。下界は桜が散っても山はまだ寒いです。

<残雪情報>
3月下旬にわずかに数cmの降雪があったのみで、雪融けがすすんでいます。
春の陽気で気温の上昇と降雨で、ところによっては昨年より残雪が少なくなっています。
・稜線(標高2,500m以上):もともと風で雪が飛ばされて少ないところに、降雨と気温の上昇でほとんどの地面が出ています。
吹き溜まり、日かげなどには、まだしっかりとまとまった雪が残っています。
・樹林帯(標高2,500m~1,500mくらい):昨年より多く残っています。特に森の中の日かげは雪融けがそれほど進んでいません。
・山麓(標高1,500くらい以下):登山口に向かう車道の雪、氷はかなりなくなりました。登山時には、個々に確認が必要です。
登山口までは、まだ、スタッドレスタイヤで向かうべきだと思います。

登山道の状況

すべての登山道にしっかりと残雪あります。
・夏沢鉱泉周辺 50~100cm
・夏沢峠~オーレン小屋周辺100cm前後
・箕冠山(みかぶりやま)山頂、夏沢峠~硫黄方面の下部 150cm以上
(夏沢峠~硫黄岳へは、この樹林帯の境を過ぎると残雪がある場所はかなり減ってきました)
・硫黄岳、天狗岳の山頂 残雪なし

【注意箇所】
・東天狗岳と根石岳の鞍部~本沢温泉に下りる「白砂真道」は、雪深く不明瞭なため通行できません。
・「赤岩の頭」~オーレン小屋方面は、雪深く不明瞭なため、通行できません。

【トレースについて】
・降雪後や悪天候時のあとには消えることはありますが、通常はほとんどあります。
・登山道は、森が開けていて所々に赤いテープがついています。

【硫黄岳山頂の注意】
硫黄岳山頂から「赤岩の頭・赤岳鉱泉」方面に下山される際、「夏道」は危険ですので「冬ルート」をお通りください。
冬ルートは、頂上の南側のケルンから北側に向かって進むと、北側の岩場にさがって下りるようにトレースができています。
登りの人が使用していますが、赤岳・横岳をまわってきた人にはわかりずらいかもしれません。お気を付けて。

<車道について>
→雪が消えたところと、しっかり残っているところがあります。
・分岐(唐沢鉱泉・夏沢鉱泉の分岐):車道には雪、氷なし
・桜平:40~60cm 車両の進入できません。雪にはまって出られなくなってしまいます。
桜平方面へは安全のため、分岐に車をおいてください。
分岐で、中に入っていけるように見えますが、途中から雪が増えUターンできなくなってしまいます。

登山装備

防寒・防風対策が必要です。風を受けると、さらに冷たく感じます。
具体的には、
・硫黄岳、天狗岳へは10本歯以上のアイゼンとピッケルが必要です。
・根石岳、夏沢峠へは軽アイゼンとストックが必要です。
ほかに
・冬山の装備が必要です。冬用の上下のアウターをご用意ください。
・フリースやダウンジャケット、ベストなどをお持ちください。
・暖かい帽子、手袋をお持ちください。
・日光の雪の反射が強いです。必ずサングラスをお持ちください。
・日は長くなってきていますが、非常時のためのヘッドランプを必ずお持ちください。

お知らせ

<営業日のお知らせ:宿泊可能日を表示>
硫黄岳山荘:4/23(木) オープン~11/2(月) 宿泊まで
根石岳山荘:4/18(土)、4/23(木)~25(土)、4/28(火)、5/2(土)~5(火)、5/9(土)、5/16(土)、5/23(土)、5/30(土)、6/6(土)~11/2(月) 宿泊まで
夏沢鉱泉:通年営業中

<周辺の山荘の営業状況>
現在 休業中:赤岳頂上山荘、赤岳天望荘、オーレン小屋、山彦荘、ヒュッテ夏沢、


<イベント情報>
・ネーチャースクールHPを ご覧ください。
・イベント情報HPを ご覧ください。 

<とっておきの情報!>
①モンベルフレンドフェア大阪に「硫黄岳山荘グループ」出店します。
・近畿地方にお住いの方は、ぜひお出かけください。お待ちしております。
日時:4/5(日) 16:00まで
場所:大阪南港 インテックス(ニュートラムの「中ふ頭」駅より徒歩3分くらい)
情報:モンベルクラブ会員向けのイベントです。入館には、モンベルカードが必要になります。
→お得な価格でモンベル製品が購入できるのと、子どもも遊べるアウトドア体験コーナー多数あります。

②「山のスケッチ仲間展」開催され、たいへん盛況でした!
・八ヶ岳自然と森の学校の「スケッチ」に参加された方々の15年間の節目の展示会。
日時:3/28~4/4 ※終了しました。
場所:茅野市民館 展示ホール(JR茅野駅に隣接)
→今年もネーチャースクールとして企画あります。ぜひご参加ください。お気軽にお問い合わせください。
(→ネイチャースクールHPのご確認をお願いいたします)。

③好評に応え、4/18(土)に根石岳山荘を限定営業します。
・春山の残雪期に、八ケ岳の稜線の山荘に泊まってみませんか。
分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)より桜平まで雪上車で無料送迎いたします。
根石岳山荘の宿泊者に限定させていただきます。お迎え時間は、分岐9:40になります。

④この③と同条件にて、特別にGW中も根石岳山荘ご宿泊の方に限り、対応します。
申し訳ありませんが、正確に情報を管理・把握させていただくために、メールでの対応に限らせていただきます(要予約)。
よろしくお願いいたします。e-mail address iou@xd6.so-net.ne.jp
*分岐までマイカーの方、分岐までタクシーでお越しになられる方、が対象になります。下記をお知らせください。
(1)ご宿泊希望の山荘名(2)日程(3)お名前(4)お住いの都道府県名(5)人数(6)電話番号(7)分岐までの交通手段

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

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