南アルプス南部 | 椹島ロッヂ

積雪少なく主稜線は地面出るところもあり。雪山装備は必携。6/1~30は林道工事で通行不能のため休業。

緑濃くなる畑薙第一ダム(2015.05.11 椹島ロッヂ)
緑濃くなる畑薙第一ダム(2015.05.11 椹島ロッヂ)
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天気・気温

05/08(金) 晴れ
甲府市の天気予報
明日
26℃
10℃
明後日
晴のち曇
28℃
10℃
日本気象協会提供 2024年4月18日 10:00発表
静岡市葵区の天気予報
明日
23℃
12℃
明後日
晴のち曇
25℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月18日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

晴天が続いています。
ゴールデンウィーク中は、5/4に小雨が降った程度で、今日までずっと比較的よい天気が続いています。
GW中は釣りのお客様が多くご利用がありました。山の状況は例年より少し静かな山となりました。

登山道の状況

今年はもともと積雪が少なかったようですが、好天で気温が上がり融雪が早く進んでいます。さすがにまだ夏道は通行できませんが(夏道が見えても、危険なので立ち入らないようにして下さい。)冬道はどこも大きな支障の連絡はありません。
主稜線については、ほぼ融雪し地面が出ているという話です。
ただ椹島から赤石へ単独で入る方は、ロープなどの確保用具の持参したほうが良いとのことです。
ルート、また同じルートでも状況により変化がある時期です。装備の油断のないように入山しましょう。

登山装備

基本は冬山登山装備です。前爪のあるアイゼンピッケルを携行しましょう。
ルートによってはロープなど確保装備が必要になることもあります。

注意点

●重大発表!休業のお知らせ
昨年の聖沢登山口付近の大崩落箇所の工事が6月一杯を使って行われます。工事期間中は徒歩での通過も規制されます。さわらじまロッヂ、二軒小屋ロッヂの工事区間ピストン輸送も不可能となりましたので誠に勝手ながら休業とさせていただきます。
・休業対象施設
 二軒小屋ロッヂ(新館、本館、登山小屋)
 さわらじまロッヂ(クラブハウス、別館、登山小屋)
 レストハウス椹
 白籏史朗記念館
 大井川特定区釣り場(昨年より営業開始した特設釣場です)
・休業期間 6月1日~6月30日
※登山者の徒歩での通過も規制される為、林道を利用しての登山を計画している方は該当箇所を通過しない予定へと変更をお願いします。
・通過規制箇所
大井川東俣林道上、聖沢大橋~聖沢登山口間の約150m
「さわらじまロッヂ」には河川(特設釣場)パトロール及びロッヂ設備の保守の為、係員が若干名駐在します。(パトロール中でいないこともありますが)非常時の連絡はできます。急患等の発生時はヘリコプター要請もあり得ますので、非常時には遠慮せずに「さわらじまロッヂ」までご連絡ください。(登山者でも工事関係者でも・・・)
今回の工事期間で終了というわけではないようです。パート毎に区切りをつけた工事なので、この後も数年間工事は続く予定です。
●車道通行止め情報
通行時間帯が規制されます。ご注意ください。
場所 とうべっとう(横沢地内)
期間 2月16日~5月29日
詳しくはこちら
http://www.t-forest.com/alps/index.html
http://www.city.shizuoka.jp/deps/ikawa/ikawa_trafic.html

【アプローチが多様化しています。】
●今年もやります!登山タクシー!「南アルプスアクセスパック」
静岡駅~畑薙の直行便 各回定員8名 一人4800円
千代田タクシー旅タクツアー 電話054-261-0358
詳しくはこちら http://chiyodataxi.com/page0156.html
※静岡の千代田タクシーが去年に引き続き南アルプス登山口行きの直行便をだします。正確にはタクシーでなく、タクシー利用の募集旅行となります。電話してのるか、手を上げて乗るかの違いしかないので気にする必要はないのでドンドン利用お願いします。

●東京からの登山バスは新宿発の毎日あるぺん号が便利です。
http://www.maitabi.jp/bus/pdf/index.php

お知らせ

●本年の営業開始
・椹島と二軒小屋 営業開始しました。6月は休業となります。
・千枚小屋 7/11~
・その他の山の上の小屋 7/16~
・個人で予約が必要な方は、椹島の夏山営業期間外宿泊と二軒ロッジ(全期間予約必要)
予約の必要な時期、人数など詳細はこちら
http://www.t-forest.com/alps/reservation.html
本年の宿泊料金は昨年同様で値上げしません。
ご不明な点やご質問などがございましたら、電話にてお問い合わせください。
株式会社特種東海フォレスト サービス事業部 電話0547-46-4717

【各種イベント】
●ヘリ遊覧
・日程 5月16、17日 予約受付中 詳細と予約はお電話下さい。

●夏山企画 「南アルプス豪華に豪快、花の楽園満喫ツアー」 募集中!
・料金 お1人3泊4日13万円!! ご参加は2人1組でのみ受け付けです。
※(金額に驚くことなかれ)一見高額に見えますがJRや空港からのタクシー付で畑薙ダム~山~畑薙ダムまで専属ガイド一名を付けますので金額以上の贅沢になります。
・開催日(出発日)は7月21、24、27、30日、8月2、5、8、11、14、17日の10回 ※合計20名のみの企画です。
・スケジュール
初日 JR静岡駅or静岡空港→タクシー(料金込み)→畑薙第一ダム(乗り換え)→専用車両→千枚小屋泊
二日目 千枚小屋→千枚岳→悪沢岳→前岳お花畑→荒川小屋
三日目 荒川小屋→悪沢岳→千枚小屋→専用車両→二軒小屋(新館ツイン部屋泊)
四日目 二軒小屋→専用車両→畑薙第一ダム→タクシー→JR静岡駅or静岡空港
・南アルプスは行ってみたいけど体力は自信がないし、行ったことないから不安だし、まず第一にどうやって行ったらいいのかわからないって方は居ませんか?多分、いると思います。いえ、いるはずです。
実は椹島や会社にかかってくる電話で多いのが、「テレビで見たんだけど?」「まったくわからないけど行く方法を教えてくれ?」と言った内容なのです。
おまけに困ったことに「齢だから楽な方法はないか?」と問われ続けています。
そこで今年はそういう人たちを対象に社会実験的なツアー(といっても社有林内だけどね)を行ってみることにしました。

●天空の散歩・千枚岳エコツアー!! 募集中。早くも定員満員の日があります。お早めに。
・開催日(出発日)は8月21日から9月9日まで毎日です。
・料金 お1人、二軒小屋宿泊プラン27,000円~、さわらじま宿泊プラン23,000円~。
・詳細
初日 畑薙第一ダム12時集合出発→宿泊施設へ(二軒小屋、さわらじまロッヂ)
二日目 宿泊施設→専用車両→千枚小屋→千枚岳→千枚小屋→専用車両→さわらじま→畑薙第一ダム14~15時
今年も開催します、千枚岳エコツアー。元々は静岡市のエコガイド育成プログラムの実習として発展、拡大したエコツアーです。好評でやめるにやめられない企画です(元々採算アップアップ)
看板企画となった今、旅行会社の進出も目立つようになってきました。それでは個人の方に気易くアルプスを体験してもらえません。なので今年は更に利用しやすくしました。
※目玉は「参加申し込みを一名からOK」「複数グループ参加可能」で行なうことにしたことです!最少催行人数の概念を振り払い、小人数の時でも中止せず、催行する計画というのは覚悟が要りました。

●「秋の千枚小屋で写真を撮ろうツアー」!! 募集中です。
・開催日(出発日) 10月13日から19日までの毎日
・料金は2泊4食付で38,000円~。
・詳細
初日  畑薙第一ダム12時→さわらじま→専用車両→千枚小屋泊
2日目 千枚小屋(フリータイム)
3日目 千枚小屋→さわらじま→畑薙第一ダム11:30解散
またまた定番企画をさらに個人の方でも利用しやすくするためにパワーアップ!!
定番企画の写真撮影のツアーですがこれも今年は1名からでも参加可の、1名からでも催行にパワーアップ。
ただし、ツアーは必ず2泊3日の行程のみとなります。1泊だけや3泊以上の企画はありませんのでご理解を。(1名からでも催行しようという計画には制限も付きまといます。)

昨年の今頃の様子は?

椹島ロッヂは4月29日から今季の営業を開始します。予約受け付けの開始は4月18日から2023.04.10

本日は標高約1500m以上では積雪。椹島ロッヂは予約受け付けを開始、営業は4月29日からです。2023.04.26

椹島ロッヂ周辺の過去の様子

  • 椹島からながめる聖岳
  • 椹島近くから望む赤石岳の様子
  • 赤石ダムから望む南アルプスの様子
  • 椹島近くの千枚岳登山口の様子
  • 椹島ロッヂ周辺の様子
  • 茶臼岳・光岳方面への登山口、畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近からの赤石岳の様子
  • 茶臼岳・光岳などへの登山口となっている畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近から撮影した赤石岳の様子
  • 南アルプスの山々
  • 転付峠から望む南アルプス荒川岳・赤石岳・聖岳の様子
  • 畑薙第一ダムから望む南アルプスの様子

椹島ロッヂ

電話番号:
0547-46-4717
連絡先住所:
静岡県島田市金谷東1-753-1 東海フォレスト・サービス事業部

地図で見る
http://www.t-forest.com/alps/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 静岡県 / 赤石山脈南部

赤石岳 標高 3,121m

 静岡県と山梨・長野両県の県境尾根には、名前のついている3000m級の山がちょうど10座ある。この10座すべてが静岡市との市境にもなっている。なかでも赤石山脈の盟主、赤石岳は一等三角点をもち、3121mの高さを誇る。まさに南アルプスの王者的な風格があり、山頂からの展望は360度を欲しいままにできる。名だたる南アルプスの山々はもちろんのこと、富士山、奥秩父連峰、八ヶ岳、遠くは北アルプスの槍ヶ岳や穂高連峰、中央アルプス、御岳山と、南アルプスきっての眺望といえる。  山頂には昔の信仰登山のなごりをとどめる石や鉄製の剣が残っており、この山の歴史を物語っている。明治12年と14年に測量登山が行われ、その後一等三角点が設けられた。そして明治時代には地質学者エドモンド・ナウマンやウエストン、河野齢蔵、小島烏水などの学者、登山家がそれぞれ登山している。  また、大正15年夏、この辺りの山林の持ち主であった大倉喜八郎(大倉財閥の創立者)が大勢のお伴を従えて特製の駕籠(かご)で登頂したというエピソードもある。彼の製材会社は東海パルプとして残り、椹島から赤石岳に突き上げている東尾根は別名、大倉尾根とも呼ばれている。  赤石岳を登るにはいくつものコースが考えられるが、代表的な椹島から東尾根を登って登頂、さらに足を延ばして荒川三山を回って椹島へ戻ってくる一周コースを説明する。途中には5つの山小屋があるので、日程も好きなように組める。椹島へは静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダムから林道を歩くのが一般的。東尾根は取付から急坂が続く。地図上の2027m地点手前で林道を横切る。樹林帯の中の道は踏み込まれていて歩きよく、4時間ほどで赤石小屋に着く。古い小屋のすぐ上には新装なった立派な小屋がある。小屋を過ぎて富士見平に達すると展望が開け、周囲の山が一望できる。しばらく進むと尾根から外れ、左手の赤石沢の支流、北沢の源頭を渡る。この辺りは高山植物が豊富に咲いている。  小屋から3時間ほどで待望の赤石岳山頂に立てる。充分展望を楽しんだならば、小赤石岳、大聖寺平を経て荒川小屋まで下る。次いで頭上にそびえる前岳を目指して登りだすと、ここも所狭しと高嶺の花々が咲いている。前岳に出て中岳の小屋を過ぎ、さらにひと汗かいて悪沢岳へ登り返す。千枚岳を経て1時間も下ると、樹林に囲まれた大きな千枚小屋が建っている。小屋から蕨段を経て椹島までは、長いが穏やかな下りばかりで、3時間もあれば出発地へ戻ることができる。

長野県 静岡県 / 赤石山脈南部

聖岳 標高 3,013m

 聖岳は南アルプスで一番南部に位置する3000m級の山である。安倍奥の山から眺めると、屋根の形をした特徴ある山で、すぐ目にとまる。左手の高い方が前聖岳、地図によっては西聖岳とも書いてあるが、3013mの標高がある。主脈から外れた右手の低い方は奥聖岳といい、2982mの高さを有する。三角点(2978m)は低い方にあり、三角点のない高い方を聖岳と呼ぶ。  山名は山が深い南アルプスの中でもとりわけ奥深く、世俗を脱した聖なる山、すなわち聖岳という説と、大井川からこの山に登る沢は悪場が多く、ヘズリ(沢の両岸の岩壁帯をトラバースすること)が多い沢という意味からヘズリ沢―ヒジリ沢―聖沢となり、この沢の源頭の山ゆえ、聖岳になったという説がある。  山頂から主脈を目で追っていくと、うねうねと続く雄大な稜線上にいくつもの名高い山々が浮かび出ている。足元の大きな谷の向こうには赤石岳が両翼を広げた格好で全容を見せる。左手には気持ちのよさそうな広々した平らがあるが、これが百間平である。赤石岳の右奥には均整のとれた悪沢岳が目を引く。さらにその奥には塩見岳の山頂が2つに分かれて見える。もっと奥には日本第2位の高峰、北岳や大きなカールを持つ仙丈ヶ岳と、すべてが3000mを超える山々である。  時間があれば足を延ばして、三等三角点のある奥聖岳を往復してみたい。低いハイマツの中に細い踏み跡がはっきりついている。  聖岳登山の代表的コースは聖沢から聖平経由のルート。しかし聖岳往復だけではちょっともったいない。聖平から山頂をピストンし、上河内岳経由で畑薙大吊橋へ出るコースは、帰路のバス停も近いので便利。  静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダム湖畔の林道を歩いて登山口を目指す。荷物の大きさやパーティの力にもよるが、3~4時間で登山口に着く。ここから草の中を約1時間、ジグザグ道の急登で汗を流す。やっと平らになるころ造林用の出合所小屋が左手に出てくる。聖沢を渡る吊橋まで巻き道が続き、橋からは尾根道に取り付いて標高をかせぐ。やがて聖岳がよく見える展望台に出ると、そこからは緩やかな道が聖平小屋へ導いてくれる。広々とした平坦地には平成3年に新築された聖平小屋と古い小屋の2棟がある。目的地である聖岳へは、空身で4時間もあれば往復できる。  往復したならば、聖平小屋を後にして上河内岳へ向かう。三角点は縦走路から少し外れているが、静かな山頂だ。茶臼岳の手前を左にとると、横窪沢、ウソッコ沢を経て畑薙大吊橋まで一気の下りである。

山梨県 静岡県 / 赤石山脈南部

笊ヶ岳 標高 2,629m

 笊ヶ岳は南アルプスの前衛とはいえ、なかなか登る機会の少ない山の1つである。特徴ある双耳峰は甲府盆地からもよく見え、同定しやすい山である。  登山適期は残雪期がよい。尾根筋で水が得やすいこと、大井川の谷を隔てて見る南アルプスの色彩の変化が楽しめることなどが理由。  独立峰なので、360度の大展望を手中にできる。これは多少の入山の困難さを帳消しにして余りあるものといえよう。  一般的な登山は、雨畑川沿いの馬場集落から奥沢、布引山を経てピストンということになろう。山中1泊。山頂まで登り10時間30分。『甲斐国志』には「山形淘ざる(いざる)ヲ覆(ふせ)タルカ如シ因テ名ツク」とあるが、山形に若干の疑問がある。最初の登山者は中村清太郎であり、明治44年12月1日、奥沢の谷をつめてその頂に立った。

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