南アルプス南部 | 椹島ロッヂ

千枚~中岳の稜線で紅葉がきれいです。登山道林道に支障ありません。防寒装備必携。日没前に行動終了を

林道からの紅葉真っ只中です(2015.10.27 椹島ロッヂ)
林道からの紅葉真っ只中です(2015.10.27 椹島ロッヂ)
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天気・気温

甲府市の天気予報
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日本気象協会提供 2024年4月23日 16:00発表
静岡市葵区の天気予報
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15℃
明後日
晴時々曇
30℃
16℃
日本気象協会提供 2024年4月23日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

千枚~中岳の稜線で紅葉がきれいです。
さわらじま周辺はまだ気配薄く、少し遅れて10月中旬からになりそうです。

●荒川小屋より
・9/30 05:00 気温5℃、霜柱が立ちました。
15:20 気温10℃、昨晩から今朝にかけて台風の様な猛烈な風が吹いていましたが、今はおさまりいい天気です。
・10/29 13:55 気温11℃、今日も晴れ間は見えるものの、雲が多いです。今は風は止んでいますが、午前中はかなり強く、冷たい風が吹いていました。
・10/28 15:35 気温13℃ 今日は少し雲はあるものの比較的晴れていい天気でした。ただ、風はあり寒いです。
・10/17 11:40 気温9.5℃、朝に少し雨が降りましたが、今は止み天気は曇りです。風はありません。

●二軒小屋休業 10/1~10/9は休業。
 

登山道の状況

主な登山道に大きな支障の連絡はありません。林道の通行にも支障ありません。

●通行規制のお知らせ
9月1日から10月7日に、椹島までの道路・三ツ峰落合線で交通規制があります。小屋の送迎バスとの関わりなどについては、以下のURLをご確認ください。
https://www.facebook.com/t.forest.alps/posts/1140707635944276

登山装備

3000m級の秋山登山装備が必携です。
雨天に対応できる防水対策や、体温保持のため防寒具も必須です。

注意点

早出早着の原則をお守り下さい。15時には小屋着を!
山で行動に適した時間帯はおおむね朝5時頃~15時頃までです。16時はもう天候の急変や、アクシデントがなくても危ない時間です。日没も早くなっています。15時以降に小屋前を通過するような無謀登山はお控え下さい。

最近、今までにない無謀な方をお見かけします。
夜に林道を歩くことは大変危険です。暗くなってからの林道を歩いて下ることはお控え下さい。
また山中の行動時間は日の出から日の入り1時間前、場所によっては2時間前までが概ね安全な時間帯です。それも天候や状況によって短くなることもあります。日没してからの山中の移動は大変危険です。

【アプローチが多様化しています。】
●東京からの登山バスは新宿発の毎日あるぺん号が便利です。
http://www.maitabi.jp/bus/pdf/index.php

【近隣小屋の休業、利用制限の情報】
●赤石小屋 利用制限のお知らせ
今シーズン7~10月、旧館建替え工事のため宿泊定員、テント場の面積が制限されます。10名以上の団体予約は制限させて頂きます。
本館には自炊スペースがないので屋外(ベンチなど)での自炊となりますので、赤石小屋ご利用の際にはご注意ください。

●塩見小屋 宿泊営業休止のお知らせ(営業再開予定:平成28年7月予定)
・塩見小屋は建替え工事のため、本年度の宿泊営業は休止します。
・トイレと売店は営業していることがあります。
・建て替え工事作業中で管理人は入っています。緊急時の避難はできます。
http://www.ina-city-kankou.co.jp/cms/modules/tinyd9/index.php?id=5

お知らせ

●さわらじまほか、お問い合わせはこちら
http://www.t-forest.com/alps/ (株)特種東海フォレスト観光チーム (電話0547-46-4717)

●おもてなし
・さわらじまレストハウスは9月1日より営業時間が7時から18時。ラストオーダーは5時30分
・さわらじまにはコインロッカーあります。
荒川・赤石・聖の周回や、笊が岳へのピストン登山を行う際には、ぜひ、ご利用ください。一日300~400円です(サイズ別)。

●現地への予約、問い合わせ先
今年は9月初旬頃から電話やFAXがつながりにくくなりましたが、意外と電話問い合わせ先が違う事も多かったのが混雑の原因となっていたのではないかと思います。
連絡先をまとめました。下記を参考にお問い合わせいただいたらスムーズになるかと思います。
・0547-46-4717 宿泊問い合わせ、予約問い合わせ、営業内容等 通年(平日8時~17時 土日祝休み)、夏山シーズン中 全日8時~17時
・054-260-2370 緊急時、遭難時(通話専用)
夏山シーズン中のみ 8時~不定
0・54-260-2226 緊急時、遭難時(FAX専用)
夏山シーズン中のみ 8時~不定

●畑薙からの送迎バスは先着順です。
バスは先に並んだ方から、お一人一枚づつの整理券をお渡しします。列に並んでいない同行者様などの分の整理券はお渡しできません。
また10/13からは予約にて運行となります。

●周辺小屋の営業 営業終了日を確認しましょう。
http://www.t-forest.com/alps/lodge.html
さわらじま、二軒小屋 ~11/8(泊)までの予定
なお二軒小屋ロッヂ(登山小屋を含む)は、10/1~9まで、修繕などのためお休みさせていただきます。
千枚小屋、赤石小屋、荒川小屋 ~10/12(月)(予定)
百間洞山の家、熊の平小屋 ~9/23(水)営業終了
赤石岳避難小屋、中岳避難小屋  ~ 9/30(水)営業終了
高山裏避難小屋、小河内岳避難小屋 ~ 8/31(月)終了しました。一部緊急避難的に利用できるところもあります。

昨年の今頃の様子は?

椹島ロッヂは4月29日から今季の営業を開始します。予約受け付けの開始は4月18日から2023.04.10

本日は標高約1500m以上では積雪。椹島ロッヂは予約受け付けを開始、営業は4月29日からです。2023.04.26

椹島ロッヂ周辺の過去の様子

  • 椹島付近から望む赤石岳の様子
  • 椹島からながめる聖岳
  • 椹島近くから望む赤石岳の様子
  • 赤石ダムから望む南アルプスの様子
  • 椹島近くの千枚岳登山口の様子
  • 椹島ロッヂ周辺の様子
  • 茶臼岳・光岳方面への登山口、畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近からの赤石岳の様子
  • 茶臼岳・光岳などへの登山口となっている畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近から撮影した赤石岳の様子
  • 南アルプスの山々
  • 転付峠から望む南アルプス荒川岳・赤石岳・聖岳の様子

椹島ロッヂ

電話番号:
0547-46-4717
連絡先住所:
静岡県島田市金谷東1-753-1 東海フォレスト・サービス事業部

地図で見る
http://www.t-forest.com/alps/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 静岡県 / 赤石山脈南部

赤石岳 標高 3,121m

 静岡県と山梨・長野両県の県境尾根には、名前のついている3000m級の山がちょうど10座ある。この10座すべてが静岡市との市境にもなっている。なかでも赤石山脈の盟主、赤石岳は一等三角点をもち、3121mの高さを誇る。まさに南アルプスの王者的な風格があり、山頂からの展望は360度を欲しいままにできる。名だたる南アルプスの山々はもちろんのこと、富士山、奥秩父連峰、八ヶ岳、遠くは北アルプスの槍ヶ岳や穂高連峰、中央アルプス、御岳山と、南アルプスきっての眺望といえる。  山頂には昔の信仰登山のなごりをとどめる石や鉄製の剣が残っており、この山の歴史を物語っている。明治12年と14年に測量登山が行われ、その後一等三角点が設けられた。そして明治時代には地質学者エドモンド・ナウマンやウエストン、河野齢蔵、小島烏水などの学者、登山家がそれぞれ登山している。  また、大正15年夏、この辺りの山林の持ち主であった大倉喜八郎(大倉財閥の創立者)が大勢のお伴を従えて特製の駕籠(かご)で登頂したというエピソードもある。彼の製材会社は東海パルプとして残り、椹島から赤石岳に突き上げている東尾根は別名、大倉尾根とも呼ばれている。  赤石岳を登るにはいくつものコースが考えられるが、代表的な椹島から東尾根を登って登頂、さらに足を延ばして荒川三山を回って椹島へ戻ってくる一周コースを説明する。途中には5つの山小屋があるので、日程も好きなように組める。椹島へは静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダムから林道を歩くのが一般的。東尾根は取付から急坂が続く。地図上の2027m地点手前で林道を横切る。樹林帯の中の道は踏み込まれていて歩きよく、4時間ほどで赤石小屋に着く。古い小屋のすぐ上には新装なった立派な小屋がある。小屋を過ぎて富士見平に達すると展望が開け、周囲の山が一望できる。しばらく進むと尾根から外れ、左手の赤石沢の支流、北沢の源頭を渡る。この辺りは高山植物が豊富に咲いている。  小屋から3時間ほどで待望の赤石岳山頂に立てる。充分展望を楽しんだならば、小赤石岳、大聖寺平を経て荒川小屋まで下る。次いで頭上にそびえる前岳を目指して登りだすと、ここも所狭しと高嶺の花々が咲いている。前岳に出て中岳の小屋を過ぎ、さらにひと汗かいて悪沢岳へ登り返す。千枚岳を経て1時間も下ると、樹林に囲まれた大きな千枚小屋が建っている。小屋から蕨段を経て椹島までは、長いが穏やかな下りばかりで、3時間もあれば出発地へ戻ることができる。

長野県 静岡県 / 赤石山脈南部

聖岳 標高 3,013m

 聖岳は南アルプスで一番南部に位置する3000m級の山である。安倍奥の山から眺めると、屋根の形をした特徴ある山で、すぐ目にとまる。左手の高い方が前聖岳、地図によっては西聖岳とも書いてあるが、3013mの標高がある。主脈から外れた右手の低い方は奥聖岳といい、2982mの高さを有する。三角点(2978m)は低い方にあり、三角点のない高い方を聖岳と呼ぶ。  山名は山が深い南アルプスの中でもとりわけ奥深く、世俗を脱した聖なる山、すなわち聖岳という説と、大井川からこの山に登る沢は悪場が多く、ヘズリ(沢の両岸の岩壁帯をトラバースすること)が多い沢という意味からヘズリ沢―ヒジリ沢―聖沢となり、この沢の源頭の山ゆえ、聖岳になったという説がある。  山頂から主脈を目で追っていくと、うねうねと続く雄大な稜線上にいくつもの名高い山々が浮かび出ている。足元の大きな谷の向こうには赤石岳が両翼を広げた格好で全容を見せる。左手には気持ちのよさそうな広々した平らがあるが、これが百間平である。赤石岳の右奥には均整のとれた悪沢岳が目を引く。さらにその奥には塩見岳の山頂が2つに分かれて見える。もっと奥には日本第2位の高峰、北岳や大きなカールを持つ仙丈ヶ岳と、すべてが3000mを超える山々である。  時間があれば足を延ばして、三等三角点のある奥聖岳を往復してみたい。低いハイマツの中に細い踏み跡がはっきりついている。  聖岳登山の代表的コースは聖沢から聖平経由のルート。しかし聖岳往復だけではちょっともったいない。聖平から山頂をピストンし、上河内岳経由で畑薙大吊橋へ出るコースは、帰路のバス停も近いので便利。  静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダム湖畔の林道を歩いて登山口を目指す。荷物の大きさやパーティの力にもよるが、3~4時間で登山口に着く。ここから草の中を約1時間、ジグザグ道の急登で汗を流す。やっと平らになるころ造林用の出合所小屋が左手に出てくる。聖沢を渡る吊橋まで巻き道が続き、橋からは尾根道に取り付いて標高をかせぐ。やがて聖岳がよく見える展望台に出ると、そこからは緩やかな道が聖平小屋へ導いてくれる。広々とした平坦地には平成3年に新築された聖平小屋と古い小屋の2棟がある。目的地である聖岳へは、空身で4時間もあれば往復できる。  往復したならば、聖平小屋を後にして上河内岳へ向かう。三角点は縦走路から少し外れているが、静かな山頂だ。茶臼岳の手前を左にとると、横窪沢、ウソッコ沢を経て畑薙大吊橋まで一気の下りである。

山梨県 静岡県 / 赤石山脈南部

笊ヶ岳 標高 2,629m

 笊ヶ岳は南アルプスの前衛とはいえ、なかなか登る機会の少ない山の1つである。特徴ある双耳峰は甲府盆地からもよく見え、同定しやすい山である。  登山適期は残雪期がよい。尾根筋で水が得やすいこと、大井川の谷を隔てて見る南アルプスの色彩の変化が楽しめることなどが理由。  独立峰なので、360度の大展望を手中にできる。これは多少の入山の困難さを帳消しにして余りあるものといえよう。  一般的な登山は、雨畑川沿いの馬場集落から奥沢、布引山を経てピストンということになろう。山中1泊。山頂まで登り10時間30分。『甲斐国志』には「山形淘ざる(いざる)ヲ覆(ふせ)タルカ如シ因テ名ツク」とあるが、山形に若干の疑問がある。最初の登山者は中村清太郎であり、明治44年12月1日、奥沢の谷をつめてその頂に立った。

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