硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

久しぶりにまとまった降雪になりました。 夏沢鉱泉で15cmほどの新雪です。

稜線に立つ根石山荘から、雲海を臨む。(2016.12.29 硫黄岳山荘(冬季は夏沢鉱泉))
稜線に立つ根石山荘から、雲海を臨む。(2016.12.29 硫黄岳山荘(冬季は夏沢鉱泉))
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天気・気温

12/14(水) 夏沢鉱泉(標高2060m) 曇り、ガス。7:00の気温は-2℃。
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
24℃
13℃
明後日
晴時々曇
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 0:00発表
甲府市の天気予報
明日
曇のち晴
25℃
17℃
明後日
32℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨夜は、11/23(水)以降、久しぶりにまとまった降雪になりました。
夏沢鉱泉で15cmほどの新雪です。
朝には降雪は止み、この数日のなかでは、それほど冷えていません。
桜平で5cm程度、茅野市内は雨で積雪ありませんでした。
ますます、一面の雪景色になり、とてもきれいです!
稜線の霧氷の峰々がとてもきれいです!!
冷えてきた、静かな初冬の山を「温泉」とともに味わってください。
JR茅野駅から登山口の桜平まで、ご宿泊の方を無料送迎しております。
周辺の山荘は、ほとんど冬期休業に入りました。

<これからの天候>
下り坂の天気では、確実に積雪量が増えます。
冬型の気圧配置では、稜線で強い風が吹きます。
→ 登山前に気象の情報を、よく把握してください。

登山道の状況

・稜線の風のあるところで、雪は吹き飛ばされて5~15cmの積雪。
・樹林帯の登山道の積雪は、おおむね10~20cmくらいです。
・標高が上がるにつれて、積雪が吹き溜まりで30~40cmと増えています。
新雪なのでトレースがない場合がありますので、くれぐれもご注意いただき、安全に行動してください。
また、たいへん滑りやすくなっています。お気をつけください。
・登山道に通行の支障になる箇所は、ありません。現在、下記ルートを除き、全ルート通行可能です。
(白砂新道:東天狗岳と根石岳の鞍部~本沢温泉までの間)

登山装備

きちんとした冬山装備が必要です。
すべてのルートで10本爪以上のアイゼンが必要になります。軽アイゼンは、有効でありません。
標高2,500m以上の高山帯では、ピッケルをお持ちください。亜高山帯の森の中は、ストックが便利です。
トレースなどで登山道が固まるまでは、スノーシューやワカンのご利用をおすすめいたします。
冬山の防寒の装備が必要です。暖かい手袋、耳までおおえる帽子をお持ちください。
目の保護のためにサングラス、肌の保護のため日焼け止めクリームもお持ちください。
日が短いです。ヘッドランプなどの照明が必要です。

注意点

<熊の出没情報について>
夏沢鉱泉~硫黄岳方面に熊は生息しておりません。この時期に移動していることも考えられません。
カモシカを、後ろから見ると黒い獣に見えます。見間違えにご注意いただき、安心して登山をお楽しみください。

<登山口情報:桜平方面 12/14水 時点。降雪により状況は一変します。心配な方は、前日に状況をお問い合わせください。>
・現時点では、冬用タイヤ、4WD車であれば、桜平まで入ることができます。
・駐車できる桜平の下方「新設 第2駐車場(通称P2)」は、70台駐車可能です。
・車道の凍結や降雪の可能性があります。安全のため、冬用タイヤ、4WD車でご利用ください。
・すれ違いできませんので、マイクロバス等の「分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)」からの進入はご遠慮ください。
法的な規制はありませんが、道路幅が狭隘で危険です。多くの方に迷惑をかける行為になります。ご理解の上、自粛お願いいたします。
・道路幅が狭隘のため、すれ違いなど お互いに譲り合って安全に通行してください。
・分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)より未舗装の道になります。運転にご注意ください。

登山口「桜平の駐車場」が10/末までに整備されました。(施主:茅野市役所観光課)
分散している駐車場は下記の通り 3か所です。合計約150台分
・P3(第3駐車場)桜平ゲートより、約150m上 約10台
・P2(第2駐車場)桜平ゲートより、約400m下 70台
・P1(第1駐車場)桜平ゲートより、約3km下、分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)の約1km上70台
(冬期、積雪が多くて桜平まで 進入出来ない車両には、たいへん有効です:除雪されているわけではありません)
・人と車が安全に駐車できるように造成されました。こちらの駐車場をご利用ください。
・ゲート周辺の路肩の駐車場所は使用できなくなります(駐車する場所に適さないため)。
安全と植生保護のために、ご理解・ご協力の程、よろしくお願いいたします。

麦草峠は、来年の4/20頃まで 冬季閉鎖になっています。車両の通行できません。

お知らせ

<営業期間について>
硫黄岳山荘 冬期閉鎖中。2017.4/下旬OPEN予定。
根石岳山荘 冬期(仮)閉鎖中。
年末年始:12/29木~1/2月 宿泊まで、1~3月は土曜と休前日営業。
夏沢鉱泉 通年営業中。
周辺情報
・閉鎖中:赤岳頂上山荘、赤岳天望荘、行者小屋、山彦荘、ヒュッテ夏沢、オーレン小屋
・営業中:本沢温泉、赤岳鉱泉、黒百合ヒュッテ、しらびそ小屋、唐沢鉱泉(1/上旬まで)
・期間営業:赤岳天望荘(12/23~2/22)、行者小屋(年末年始と週末)
※山彦荘(夏沢峠)は、この年末年始は営業しないそうです。ご注意ください。

<とっておきのイベント情報!>
(1)年末年始で忘年会と新年会を開催!!
毎年恒例になっています、根石岳山荘と夏沢鉱泉にて、ともに開催します。
夕食後に食堂にて。諏訪の地酒やワインをサービスでお出ししたします。
スタッフとお客様方との、交流会でもあります。通常料金。
・忘年会ご参加の方、「年越し蕎麦」のサービスもございます。
・正月三が日の朝食は、おせち風でお雑煮もお出しいたします!
(2)ネイチャースクール(硫黄岳山荘オリジナル企画、ぞくぞく!)
冬の「登山教室」くわしくは、→ http://www004.upp.so-net.ne.jp/natsuzawa/natur-school-2016/natur-school-1.html

<とっておきの情報!>
(1)夏沢鉱泉にご宿泊の方は、JR茅野駅~登山口の桜平まで無料送迎対応いたしております(年間を通して)。
八ケ岳へアプローチの起点として、下山時の温泉として、送迎をご利用いただきますと、たいへんお得です!
茅野駅東口へ「お迎え」:午前 9:15、午後 15:30(約50分後に桜平着)
茅野駅へ「お送り」桜平発:午前 8:00、午後 14:30(約50分後にJR茅野駅着)
事前に、ご予約が必要です。1名様でも対応可能ですが、定員ございます。
(満員、作業日など、対応できない日もございますのでご注意ください。冬期は、お送り時刻が多少変更になります。)
(2)根石岳山荘にお泊まりの方も、先着で夏沢鉱泉の送迎便を利用することができます。
定員がありますので、ご予約はお早めに!(メールでお問い合わせください)

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

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