八ヶ岳・赤岳 | 赤岳鉱泉

1/8夜の雪で冬景色が戻り、赤岳鉱泉や行者小屋から上の一般登山道の斜面や沢筋は雪崩注意。1/28~29アイスキャンディフェス。

1月28日アイスキャンディフェスティバル開催。夜のライトアップです。(2017.01.28 赤岳鉱泉)
1月28日アイスキャンディフェスティバル開催。夜のライトアップです。(2017.01.28 赤岳鉱泉)
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天気・気温

01/11(水) 晴。最低気温-12℃ 最高気温-6℃
松本市の天気予報
明日
雨時々曇
16℃
11℃
明後日
晴時々曇
25℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月23日 12:00発表
甲府市の天気予報
明日
雨時々曇
17℃
13℃
明後日
晴時々曇
31℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月23日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

1/8夜から雪が降り続き、1/9南八ヶ岳は冬景色に戻りました。
美濃戸口から辺り一面真っ白となりました。赤岳鉱泉周辺で湿った雪が30㎝の新雪をもたらしました。
凍結が目立っていて歩きにくかった北沢登山道には新雪が5㎝~30㎝。だいぶ歩きやすくなりました。
しかしながら、赤岳鉱泉、行者小屋から上の一般登山道の斜面や沢筋では、急激に湿った雪が増えた為に、雪崩の発生に十分ご注意ください!
毎冬にご好評いただいている「アイスクライミング初心者体験会」が1/9よりスタートしました。

●[大切なお知らせとお願い]
先週末から行者小屋の冬季週末営業が始まりました。
行者小屋の冬季週末営業は
・通常の週末は(土)の宿泊
・連休の週末は(土)、(日)の宿泊
3月最終週まで営業します。
今月末の1/28(土)、29(日)には赤岳鉱泉で第7回アイスキャンディフェスティバルが開催されます。
1/28日(土)の赤岳鉱泉の宿泊予約人数が現時点で満員に近い状況になっています。
したがいまして1/28日(土)は大変混雑が予想されます。
大変申し訳ないお願いでございますが、
・赤岳鉱泉へ宿泊予約済の方
・これから赤岳鉱泉へ宿泊予約をしようと考えている方
上記のお客様でアイスキャンディフェスティバルへ参加予定が無いお客様にはご迷惑をおかけしてしまう可能性がありますので、1/28日(土)は行者小屋へ宿泊予約を変更されることを推奨いたします。

最後に、下記日程は第7回アイスキャンディフェスティバルの準備及び開催の為、アイスキャンディが全面使えません。
・1/27(金)8時30分から1/29(日)14時00分まで
ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

登山道の状況

八ヶ岳は完全な雪山です。

1/11に鉱泉小屋番が文三郎尾根の登山道状況偵察へ行った時の状況です。
・美濃戸口~赤岳山荘 積雪5~10cm わだち有り、凍結有り
※赤岳山荘まで上がる方は、車高の高い4輪駆動車でスタッドレスタイヤ装着が必須です。
日陰や坂の凍結に備えて、タイヤチェーンの携帯を強く推奨します。

・堰堤広場 積雪10cm

・赤岳鉱泉 積雪30cm

・赤岳鉱泉~行者小屋登山道 積雪50~80cm

・文三郎尾根登山道
森林限界以下 積雪800~100cm
森林限界以上 階段の大部分は埋まっていますが、鎖は出ているところが多いです。
乾燥したサラサラの雪質で強風により、トレース(足跡)はすぐに消えてしまいます。
岩やハイマツが所々出ているので、アイゼンやピッケルの引っかけによる転倒や滑落にご注意ください。

赤岳・中岳の分岐から上は地吹雪がすごく、瞬間風速は20mを越えるような状況でした。

赤岳・中岳の分岐から上の一般登山道(立場沢へ続く斜面)と分岐から下の一般登山道(中岳沢へ続く斜面)のアバランチリスク(雪崩発生の可能性)が高まっていたのと強風で、引き返してきました。

中岳と阿弥陀岳の間にある中岳沢もアバランチリスクがかなり高まっています。

硫黄岳へ続く一般登山道で赤岩の頭頂上直下の斜面もアバランチリスクが高まっていることが予想できます。

・沢筋 積雪80~120cm

※山岳ガイドさんからいただいた情報も総括すると、一般登山道及び沢筋のアバランチリスク(雪崩発生の可能性)が全体的に高まっている状況です。

刻一刻と変わる雪の状況=アバランチリスクを見極めながら、登山していくことが求められる厳冬期の南八ヶ岳に変貌しました!

・美濃戸口から気を抜けませんので、十分に気をつけてお越しください
・赤岳鉱泉、行者小屋から上の登山道 完全な冬山で、全体的に雪が固めです。
・全ての一般ルートにはトレースが有ります。
・厳冬期の冬山ウエア、12本爪アイゼン、ピッケル、ヘルメットが必須です。

登山装備

良識のある厳冬期装備が必要です。
赤岳鉱泉までの方、雪より凍結箇所が多いです。チェーンアイゼンの装着を推奨します。十分な防寒具などは必要。
稜線へいかれる方は10本以上以上のアイゼンとピッケルを携行下さい。
防寒着、アイゼン(最低10本)、ピッケル、バラクラマ、冬靴、サングラス、ヘッドランプなど。風が強いことも多く顔を覆うバラクラマ(目出し帽)は必携。手袋もかなりしっかりとした防寒防水でないと凍傷になる危険があります。

※赤岳鉱泉及び行者小屋から上の登山道は完全な冬山登山です。
これから南八ヶ岳へお越しになり稜線に登る方は、
・ヘルメット
・最低10本爪アイゼン
・ピッケル
を必ずお持ちください。

注意点

雪山登山装備、雨具、ヘッドランプ、行動食非常食、応急用品などを携帯して、良識のある登山装備でお越しください。
入山前には山岳保険に入って、登山口では必ず登山届を提出しましょう。

天候をよく確認し、登山はご自分の判断のもと安全登山を心がけて下さい。

お知らせ

●赤岳鉱泉・行者小屋ホームページはURLが変更になりました。
http://userweb.alles.or.jp/akadake/
Facebookはこちら  http://blog.livedoor.jp/akadakekousen/
・赤岳鉱泉は通年営業
・行者小屋 年末年始:12月28日(水)~1月3日(火)泊と1月~3月の 毎週(土)泊
  ※連休の場合は、土曜と日曜が営業となっております。

●イベント
・1月28日(土)、29日(日) 第7回アイスキャンディフェスティバル
http://blog.livedoor.jp/akadakekousen/archives/51220959.html

いずれも詳細は赤岳鉱泉・行者小屋のホームページをご覧ください。
イベントの日は、例年たくさんのお客様でにぎわいます。


●第7回アイスキャンディフェスティバル
・開催日:2017年1月28日-29日(土-日)
・開催時間:28日(土) 11:30-16:00  29日(日)  9:00-12:00
・開催場所:アイスキャンディ又は近隣登山道
※詳細はこちら http://userweb.alles.or.jp/akadake/info161224/index.html#page-4

●鉱泉道場2017 赤岳鉱泉推薦「一流山岳ガイドが教えるアイスクライミング道場」
・開催日時:2017年1月14日(土)、2月18日(土)、3月18日(土)
・開催時間:14時~16時30分(実技)
※詳細はこちら http://userweb.alles.or.jp/akadake/info161224/index.html#page-3

●アイスクライミング初心者体験会
※詳細はこちら http://userweb.alles.or.jp/akadake/20170101.html

●マムートアバランチビーコン体験会
※詳細はこちら http://userweb.alles.or.jp/akadake/20170102.html

●トピック
・MAMMUT NIGHT in 赤岳鉱泉(お得セット) 
毎日あるぺん号(東京発着)+赤岳鉱泉1泊2食のセット
内容詳細はWebちらしをご覧ください。
http://maitabi.jp/bus/2016yamagoya/2016yamagoya-02.pdf
大阪・京都発着(高速路線バス諏訪茅野線)も宿泊セットで取扱い。バスだけの方(テント泊の方)もあります。
・7th ICE CANDY FESTIVAL in 赤岳鉱泉(お得セット)
毎日あるぺん号(東京発着)+ 赤岳鉱泉1泊2食のセット
内容詳細はWebちらしをご覧ください。
http://www.maitabi.jp/bus/tokusyu4/201611-08.pdf
大阪・京都発着(高速路線バス諏訪茅野線)も宿泊セットで取扱い。バスだけの方(テント泊の方)もあります。

●お土産など
・今冬もアイスキャンディチロルチョコの販売を開始しました!1個100円の良心価格。
赤岳鉱泉へ訪れた記念におひとついかがでしょうか

・名物どら焼き「そばドラ/小倉あん」の販売
信州のそば粉を使った名物です。明日から販売 価格は300円。
冬山での行動食にピッタリですよ(^-^)/

赤岳鉱泉周辺の過去の様子

  • アイスキャンディが撤去されてテント場は広がりました
  • 北沢登山道上部の様子
  • 鉱泉前からの八ヶ岳連峰
  • 前日に降雪があり、岩稜帯も雪化粧しました
  • 赤岳山荘から堰堤広場までの林道の様子
  • 林道の様子(赤岳鉱泉Facebookより)
  • 赤岳鉱泉手前の積雪状況(赤岳鉱泉Facebookより)
  • 赤岳鉱泉Facebookより
  • 赤岳鉱泉Facebookより
  • アイスキャンディの様子

赤岳鉱泉

現地連絡先:
0266-62-8100
電話番号:
090-4824-9986
連絡先住所:
長野県諏訪郡富士見町落合桜ヶ丘10716

地図で見る
http://userweb.alles.or.jp/akadake/

施設の詳細を見る

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 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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