硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

夏沢鉱泉では、今朝まで約20cmの新雪ありました。登山道は、新雪後のトレースが付き、歩きやすくなっています。

稜線に立つ根石山荘から、雲海を臨む。(2016.12.29 硫黄岳山荘(冬季は夏沢鉱泉))
稜線に立つ根石山荘から、雲海を臨む。(2016.12.29 硫黄岳山荘(冬季は夏沢鉱泉))
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

01/17(火) 夏沢鉱泉(標高2060m)小雪。7:00の気温は-12℃。風ほとんどなし。
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
24℃
12℃
明後日
晴のち曇
29℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 0:00発表
甲府市の天気予報
明日
晴時々曇
31℃
14℃
明後日
晴のち曇
30℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

夏沢鉱泉周辺では小雪が舞っていますが、うすく青空が見えてきています。
今朝まで約20cmの新雪ありました。
ますます、一面の雪景色になり、とてもきれいです!

<近況:降雪情報>
1/17の朝方にかけて、連日降雪がありました。長野県北部と異なり八ケ岳の降雪は限定的でした。
1/15までの週末で15cm、1/16は15cm、1/17は20cmくらいで、1週間通して、延べ40~50cmくらいの降雪でした。
冷えているため、軽いパウダー状の雪です。時間とともに、縮んでくると思います。
これから週末までは、冷え込みが厳しくなりそうですが、1/20が降雪予報になっているのみで、しばらく晴天予報です。
まだ、昨年とさほど変わらい程度の雪の少なさです。

登山道は、新雪後のトレースが付き、歩きやすくなっています。
登山道上は、トレースの上に10~20cmの積雪、踏み外せば50~80cmもぐります。
稜線の雪は、風に飛ばされて少なく、10~30cm程度です。

本格的な冬山と「温泉」とともに味わってください。
JR茅野駅から登山口の桜平まで、ご宿泊の方を無料送迎しております。

★根石岳山荘は、冬期の週末営業始めます!! 好評です!(3/25土の宿泊まで)

<これからの天候>
・下り坂の天気では、確実に積雪量が増えます。
・冬型の気圧配置では、稜線で強い風が吹きます。
→ 登山前に気象の情報を、よく把握されてください。

登山道の状況

登山道に通行の支障になる箇所は、ありません。
現在、下記ルートを除き、全ルート通行可能です。
(白砂新道:東天狗岳と根石岳の鞍部~本沢温泉までの間)

【登山道:注意】
・稜線の風のあるところで、雪は吹き飛ばされて10~30cmの積雪。
・樹林帯の登山道の積雪は、トレースの上におおむね10~20cmくらいです。
・トレースを外れると、ひざまで潜ります。50~80cm程度。
ひざまで潜るようでしたら、トレースを外れていると解釈してください。
・標高が上がるにつれて、吹き溜まりの積雪が多い所で100cm前後と増えています。
・新雪の場合は、トレースが消えますが、早いうちに、またトレースはつきます。
・くれぐれもご注意いただき、安全に行動してください。また、たいへん滑りやすくなっています。お気をつけください。

<具体的に周辺の注意箇所のみ:下記のすべてトレースはあります。1/17時点>
A.硫黄岳
・夏沢峠~硫黄岳に向かって15分くらいのところ100cm前後の吹き溜まりあり。
・赤岩の頭~オーレン小屋、トレースありますが、上部に一部100cm前後の吹き溜まり区間しばらくあります。
B.横岳
登山道は、西側斜面は比較的 少なく東側に雪の吹き溜まりが大きくなりました。踏み抜き注意。
「奥の院」北側のステップは夏用が埋まり、冬用の垂直の梯子になります。
「カニの横ばい」「日ノ岳の一枚岩」などの鎖と鉄杭は、すべて埋まっています。
C.赤岳
文三郎道は、地蔵尾根とも積雪が増え、アイゼン装着とピッケル使用でしっかりとした歩行が必要です。
鎖は、ほとんどが埋まっていて、鉄杭は、ところどころ頭が出ているのみです。
D.天狗岳
東天狗の南側山頂手前の尾根が、細くなっていますので注意。
南側に尾根を下りる際は、右に巻くイメージで登山道を、下山してください。直進すると、踏み抜く恐れあり。

登山装備

・きちんとした冬山装備が必要です。
・すべてのルートで10本爪以上のアイゼンが必要になります。軽アイゼンは、有効でありません。
・標高2,500m以上の高山帯では、ピッケルをお持ちください。亜高山帯の森の中は、ストックが便利です。
・トレースなどで登山道が固まるまでは、スノーシューやワカンのご利用をおすすめいたします。
・冬山の防寒の装備が必要です。暖かい手袋、耳までおおえる帽子をお持ちください。
・目の保護のためにサングラス、肌の保護のため日焼け止めクリームもお持ちください。
・日が短いです。ヘッドランプなどの照明が必要です。

注意点

<最新の情報>
A.夏沢鉱泉周辺の滝が凍ってきました。少しづつ、登れるようになってきました。
「アイスギャラリー(氷の回廊)」G1~G4の情報をご案内します。
滝をご覧になる方、登られる方、夏沢鉱泉に立ち寄っていただき、その旨をお伝えください。
(安全面での把握、混み具合の情報などのため)

B.「醤油樽の滝」方面は、現在、「土砂崩れのため通行止め」の表示が出ています。
醤油樽の滝の、手前の左急斜面(登るルート上)に崩壊があり、土砂が落ちた模様です。
現在、その上部に根のついた木が引っかかっていて、落ちそうに見えます。
行かれる方は、迂回するなり、安全面に十分注意を払ってください。
この斜面の手前の滝までは、今までと同じように行くことができます。

C.登山口「桜平の駐車場」が10/末までに整備されました。(施主:茅野市役所観光課)
分散している駐車場は下記の通り 3か所です。合計約150台分
・P3(第3駐車場)桜平ゲートより、約150m上 約10台
・P2(第2駐車場)桜平ゲートより、約400m下 70台
・P1(第1駐車場)桜平ゲートより、約3km下、分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)の約1km上 70台
(冬期、積雪が多くて桜平まで 進入出来ない車両には、たいへん有効です:除雪されているわけではありません)
・人と車が安全に駐車できるように、造成されました。こちらの駐車場をご利用ください。
・ゲート周辺の路肩の駐車場所は、使用できなくなります(駐車する場所に適さないため)。
安全と植生保護のために、ご理解・ご協力の程、よろしくお願いいたします。

D.麦草峠は、来年の4/20頃まで 冬季閉鎖になっています。車両の通行できません。

<登山口情報>
桜平方面 1/17(火)時点、積雪20~30cm。
降雪により状況は一変します。ご心配な方は、前日に状況をお問い合わせください。
・現時点では、冬用タイヤ、4WD車で、後輪に2輪チェーンがあれば、なんとか桜平まで入ることができます。
氷の箇所が数か所あるのと、積雪量が増えてきました。チェーンがないと危険で、上がることが困難です。
分岐から1km入った、第1駐車場に駐車してください。ここから歩いて桜平まで向かわれることを、お勧めします。
すれ違いできませんので、マイクロバス等の「分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)」からの進入は、ご遠慮ください。
法的な規制はありませんが、道路幅が狭隘で危険です。多くの方に迷惑をかける行為になります。ご理解の上、自粛お願いいたします。
・道路幅が狭隘のため、すれ違いなど お互いに譲り合って安全に通行してください。
・分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)より未舗装の道になります。運転にご注意ください

<熊の出没情報について>
夏沢鉱泉~硫黄岳方面に熊は生息しておりません。この時期に移動していることも考えられません。
カモシカを、後ろから見ると黒い獣に見えます。見間違えにご注意いただき、安心して登山をお楽しみください。

お知らせ

<営業期間について>
硫黄岳山荘 冬期閉鎖中。4/22(土)よりOPEN予定。
根石岳山荘が冬期の週末営業始。
夏沢鉱泉 通年営業中。

■周辺情報
・閉鎖中:赤岳頂上山荘、山彦荘、ヒュッテ夏沢、オーレン小屋、唐沢鉱泉
・営業中:本沢温泉、赤岳鉱泉、黒百合ヒュッテ、しらびそ小屋
・期間営業:赤岳天望荘(12/23~2/22)、行者小屋(年末年始と週末) 
※表示期間外は閉鎖

<とっておきのイベント情報!>
ネイチャースクール(硫黄岳山荘オリジナル企画、ぞくぞく!)
更新しました! GWの予定まで企画しています。お気軽にお問い合わせください。
冬の「登山教室」くわしくは、→ http://www004.upp.so-net.ne.jp/natsuzawa/natur-school-2016/natur-school-1.html

<とっておきの情報!>
(1)夏沢鉱泉にご宿泊の方は、茅野駅~登山口の桜平まで無料送迎対応いたしております(年間を通して)。
八ケ岳へアプローチの起点として、下山時の温泉として、送迎をご利用いただきますと、たいへんお得です!
茅野駅東口へ「お迎え」:午前は9:15、午後は15:30(約50分後に桜平着)
茅野駅へ「お送り」桜平発:午前は7:30もしくは8:00、午後は14:00もしくは14:30(約50分後にJR茅野駅着)
事前に、ご予約が必要です。1名様でも対応可能ですが、定員あります。
(満員、作業日など、対応できない日もございますのでご注意ください。冬期は、お送り時刻が多少変更になります。)

(2)根石岳山荘にお泊まりの方も、先着で夏沢鉱泉の送迎便を利用することができます。
定員がありますので、ご予約はお早めに!(お願い)メールでお問い合わせください。

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 八ヶ岳

硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

長野県 / 八ヶ岳

横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報