積雪320cm。ここ10年で多い方ですがようやく昔同様という感じです。人のトレースを当てにせず各自でルートファインティングが必要。
天気・気温
旭岳ビジター(旭岳温泉街)午前は晴、午後次第に曇 朝の気温-14℃、日中の気温-4℃ 積雪320cm程度
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
今日は風も無く、すばらしい晴天は昼頃まで持ちました。10時の気温は-3℃。稜線にはスキーを担いだ人影が見えました。
近くの建物のツララ落としの音が聞こえました。この時期は雪や氷との闘いが続きます。
ロープウェイとスキーコースは、1~2月の混雑が一段落し、のどかな雰囲気です。ケガ、雪崩など雪の遊びにまつわるトラブルには充分ご注意ください。
午後になると次第に雲が出て、夕方に山頂は見えませんでした。
ビジターセンター前の積雪は320cm程度。ここ10年ほとでは多い積雪ですが、もっと長い期間からするとやっと昔通りに近いという感じです。
●これまでの自然
・2月23日と2月24日、朝の除雪は60cm越え。
11時頃、雪はまた降りはじめ、気温-8℃でした。
常連ボーダー(女子)の方は「モモ位まで沈んだ」とグローブで示し、たいへん幸福そうだったとか。センターの駐車場は雪掻き前の積雪が膝を越えていました。
2月24日、25日は除雪機大活躍の朝となりました。
朝の東川町の田んぼでは青空が見えていましたが旭岳温泉は雪雲の下でした。
特に午後からはキレイな雪結晶が多くなりました。
結晶の形は成長過程を教えてくれます。そっくりなシンプルなものばかりも珍しくありませんが、2/25のように同時に色んな形が降ることもあり、湿度や温度の微妙なタイミングを形や位置、大きさで示しています。
下界の空気の状態によっては、「ぜひ見せたい!」という繊細なデザインほどあっという間に溶けてしまったりします。
刻々変わるようすは、現地で現物をご覧にください。
だんだん暖かくなり、ほんものの結晶は観察できる機会もだんだんと... 気温-3℃以下で雪が降っている時は好機です。
2/25 積雪深が3mを越え、ビジタ-センター下の雪尺は約20cm陥没。
除雪車が跳ね上げたシッカリした雪と、新雪のあいだにハマると、道際の段差を越えるのが難関だったりします。
まとまった降雪の後は、雪崩に要注意。充分気を付けてお楽しみください。
2月26日の最低気温は、-19℃。久しぶりに冷え込みました。
前日まで降り続いた雪で、好天の中で滑り楽しんだようです。
登山道の状況
厳冬期冬山です。まとまった降雪がないとはいえ、毎日少しは降っています。
風があればトレースはすぐに消えてしまいます。天気が良いと至る所にトレースがあります。
自分でコースと天候を見極める力が必要な時期です。
ロープウェイの上と下では約500mの標高差があります。
そのため上と下では全く条件が変わります。
1月2月は天候が変わりやすく注意が必要です。山の上の状況は山麓とは全く異なることがあります。
特に風があるとロープウェイ姿見駅(上の駅)でも森林限界を超えているため、天候変化の影響は強烈です。
ホワイトアウトすると駅のすぐ近くでもルートを失うこともあります。
天気予報は前後日程も確認するようにしましょう。
ビジターセンターでも情報提供をしています。
・雪崩れに注意
まとまった降雪がなくても、新雪はあり油断できません。
コース外の事故にもご注意下さい
・登山
この時期のこのエリアについて経験と知識、技術のあるガイドさんなどとの入山をお勧めします。
登山道や探勝路など、夏のコースは道も標識も目印も雪に埋もれています。
圧雪されたスキーコースなどをたどるのでなければ、地図やコンパス、GPSなどで行った道を正確に戻って来られるようにしなければなりません。
降雪後は、雪崩れに十分注意して下さい。またコース外に行く方は道迷いにも注意が必要です。無理は禁物です。
●旭岳ロープウェイ
http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/
スキーコースは全コースオープンしています。
●バス時刻 (旭川空港~旭岳温泉)
旭岳温泉に来るバスの時刻が10/1から変わりました。
いままで1日3便でしたが、4便になり、一番早く着くのが9時過ぎなので、スキーにしろ、自然散策にしても午前中の時間に余裕ができるのはいいですね。
66番 旭川空港経由・旭岳線(いで湯号)時刻表
http://www.asahikawa-denkikidou.jp/kyouei/66%20time(2016.10.1).pd
登山装備
登山には完全な厳冬期雪山登山装備が必要です。地図、コンパスやGPSなども必ず用意しましょう。雪崩れにも注意が必要なためビーコンの携行もおすすめします。
注意点
冬山での遭難は毎年発生しています。無理のない計画、装備の油断なく、天気をよく見て入山し、慎重な行動で安全な登山を。
・悪天候時の道迷いに注意が必要です。視界不良時には無理は禁物です。
・この時期は雪崩れにも注意が必要です。バックカントリースキーや登山の方はビーコンの携行をお勧めします。
・山頂をめざす方へ 下りでの滑落に注意。強風も吹きます。
・入山には、なるべくこの時期、このエリアの経験者との同行を。地元の経験者でも「思いがけない事」「予想外のこと」はままあるものです。初見の方はより慎重な対応を。
●天気の急変に注意
晴れていても森林限界より上では、天気の急変があります。ホワイトアウト、雪崩れなど危険は増します。地図やGPSなどは必ず携行して下さい。
●飲料水
・飲料水は旭岳温泉から持参しましょう。ロープウェイ姿見駅(上の駅)には給水施設がありません。ロープウェイ売店での販売となります。ビジターセンターでは飲料水(お湯はありません)をおわけすることができます
●ドローンについて
・旭岳ロープウェイがゴンドラ内への持込みを認めません。ご注意ください。
詳しくは以下のページの注意書きをお読みになって、ご不明の点はロープウェイにお尋ねください。
http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/price/index.htm#label
・姿見駅や旭岳ビジターセンターは道有林ですので、無人航空機の飛行については以下をご覧ください。
http://www.kamikawa.pref.hokkaido.lg.jp/sr/nsr/kannri/kannri/mujinkoukuuki.htm
・ビジターセンターの、道路をははさみ、すぐ南側のクロスカントリースキーコースなどは国有林ですので、以下をご覧ください。
http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/apply/nyurin/nyurin_sinsei.html
●「旭岳源水」は1月下旬から一時閉鎖されます。
護岸工事のため、旭岳源水は1/25から完全に閉鎖されます。工事は4月頃までの予定だそうです。
湧水汲みなどご利用の方は、ご注意ください。
お知らせ
●旭岳ビジターセンター
http://www.welcome-higashikawa.jp/info/?c=16
旭岳の登山・自然の情報はビジターセンターにおたずねください。
来館した方や、電話・メールなどのお問合せに対し、最新の現地情報と、過去の事例や個々の事情に照らし、最適な答えを返せるよう努めています。
ビジターセンターでは、旭岳登山、スキーの情報のだけでなく、広く周辺の情報を把握し来訪者に提供しています。
天気が良い時は勿論ですが、天気が悪い時でも、この時期ならではの楽しみをお知らせしています。
自然だけでなく、文化(スキーで遊んだあとは、この時期のオイシイものを食べるのも・・)もお伝えするように心がけています。
ガイドの紹介、スノーシュー、クロカンのレンタルも行っています。
ぜひ、この時期、この山ならではの楽しみを探しにビジターセンターにお越し下さい。
・ビジターセンターのFacebook https://www.facebook.com/%E6%97%AD%E5%B2%B3%E3%83%93%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC-1257161287656591/
・ビジターセンターでは雪の結晶観察を随時行っています。
観察にもは防寒着、防寒手袋が必須です。
※長靴、スノーシュー、クロカンのレンタルあります。
●実は近い旭岳
羽田空港から旭川空港まで飛行機で約1時間半です。
この旭川空港は北海道内でも雪の影響を受けにくい飛行場のひとつです。
旭川空港から旭岳温泉街までは車で約1時間(レンタカーもあります)。バス便も一日4本運行していす。
雪質については、世界中からこの雪を求めてスキーヤーやスノーボーダーが訪れている保証付きです。
旭岳ビジターセンター周辺の過去の様子
旭岳ビジターセンター
- 電話番号:
- 0166-97-2153
- 連絡先住所:
- 〒071-0372 上川郡東川町旭岳温泉