降雪が続いています。姿見の積雪260cm。ビジター前でも昨晩から10cm増。風があり山頂はウインドクラストでしょう。
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
昨晩から降雪が続き、今朝は10センチほど新たに積もっていました。
午前11時、センター外壁の温度計は-2℃。昨夜からの雪は約10cm、センター前の駐車スペースに積もっていましたが、その後も1時間に1cm位積もっています。
雪は湿っていますが、道路に残るような雪で、除雪車が出ていました。
社会人のXC選手が練習に来ています。クロカンコースは今朝は野営場周辺の下部コースのみ圧雪されました。
ロープウエイは強い風のため運休しています。
16時半になると風は止みましたが、雪は降っています。
今夜はたくさん降雪がありそうです。明日明後日も降雪の予報てす
4/9 寒い強めの風が吹く、夕方のBコース上部は、ソロバンに乗っているような感触でした。玉砂利サイズの氷の粒が1~2cm置きに、みっしり。ザラメになりかけが、凍ってしまったようです。
雪融けの進む4月、朝の旭岳温泉に濃い霧は付き物です。道路端でランニングや散歩する人もいますから、くれぐれも ご注意を。
山麓駅(下の駅)近くの3/31の積雪深を比較してみました。
平成24年2.2m
平成25年2.8m
平成26年1.9m
平成27年2.05m
平成28年1.85m
今年2.15m
この6年のちょうど平均値辺りです。(旭岳ロープウェイのデータをもとにしました。)
標高や風向が異なる場所や、これからの寒暖・天気に大きく左右されるので、単純な比較は禁物ですが、夏の山行の参考にしてください。(この冬は10月末から11月の「初冬期」の積雪が多かったのが、例年と異なる特徴です。)
●ビジターセンター周辺の自然
駅裏湿地の融けた泥から顔を出した
ミズバショウ
ミズバショウ
や
リュウキンカ
リュウキンカ
は雪ですっかりやられてしまいました。
これからまた新たに融雪したところから
ミズバショウ
ミズバショウ
などが出てきます。
例年5月になると見頃を迎えます。広大な湿原の中を見頃の場所は移っていきます。それでも天候次第で時期は前後します。
※例年、近くで撮りたいばかりに泥の中に踏み込んでシャッターを押す人がいますが、植物の根を傷めてしまいます。見かけたら注意しましょう。
登山道の状況
厳冬期冬山です。降雪中のためトレースはありません。
またトレースがあっても人のトレースをあてにしてはいけません。自分でコースと天候を見極める力が必要な時期です。
山は強い風で雪の表面がカチカチになっていると思われます。
山頂はウェットな雪が風でウインドクラスト状態でしょう。
・雪崩れと道迷いに注意
コース外の事故に注意下さい
・登山
この時期のこのエリアについて経験と知識、技術のあるガイドさんなどとの入山をお勧めします。
登山道や探勝路など、夏のコースは道も標識も目印も雪に埋もれています。
圧雪されたスキーコースなどをたどるのでなければ、地図やコンパス、GPSなどで行った道を正確に戻って来られるようにしなければなりません。
降雪後は、雪崩れに十分注意して下さい。またコース外に行く方は道迷いにも注意が必要です。無理は禁物です。
※道迷いについてまとめがあります
http://welcome-higashikawa.jp/info/?c=27
●旭岳ロープウェイ
http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/
スキーコースは全コースオープンしています。
●バス時刻 (旭川空港~旭岳温泉)
旭岳温泉に来るバスは1日4便。
一番早く着くのが9時過ぎなので、スキーにしろ、自然散策にしても午前中の時間に余裕があるのはいいですね。
66番 旭川空港経由・旭岳線(いで湯号)時刻表
http://www.asahikawa-denkikidou.jp/kyouei/66%20time(2016.10.1).pd
登山装備
登山には完全な厳冬期雪山登山装備が必要です。
地図、コンパスやGPSなども必ず用意しましょう。雪崩れにも注意が必要なためビーコンの携行もおすすめします。
寒暖の差が大きくなっています。行動中や陽が出ていると汗を掻きます。止まったり、天気が少し陰ると急激に気温が下がるので対応できるワードローブの工夫が必要です。
注意点
冬山での遭難は毎年発生しています。無理のない計画、装備の油断なく、天気をよく見て入山し、慎重な行動で安全な登山を。
・悪天候時の道迷いに注意が必要です。視界不良時には無理は禁物です。
・この時期は雪崩れにも注意が必要です。バックカントリースキーや登山の方はビーコンの携行をお勧めします。
・山頂をめざす方へ 下りでの滑落に注意。強風も吹きます。
・入山には、なるべくこの時期、このエリアの経験者との同行を。地元の経験者でも「思いがけない事」「予想外のこと」はままあるものです。初見の方はより慎重な対応を。
●天気の急変に注意
晴れていても森林限界より上では、天気の急変があります。ホワイトアウト、雪崩れなど危険は増します。地図やGPSなどは必ず携行して下さい。
●飲料水
・飲料水は旭岳温泉から持参しましょう。ロープウェイ姿見駅(上の駅)には給水施設がありません。ロープウェイ売店での販売となります。ビジターセンターでは飲料水(お湯はありません)をおわけすることができます
●ドローンについて
・旭岳ロープウェイがゴンドラ内への持込みを認めません。ご注意ください。
詳しくは以下のページの注意書きをお読みになって、ご不明の点はロープウェイにお尋ねください。
http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/price/index.htm#label
・姿見駅や旭岳ビジターセンターは道有林ですので、無人航空機の飛行については以下をご覧ください。
http://www.kamikawa.pref.hokkaido.lg.jp/sr/nsr/kannri/kannri/mujinkoukuuki.htm
・ビジターセンターの、道路をははさみ、すぐ南側のクロスカントリースキーコースなどは国有林ですので、以下をご覧ください。
http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/apply/nyurin/nyurin_sinsei.html
●「旭岳源水」は1月下旬から一時閉鎖されます。
護岸工事のため、旭岳源水は1/25から完全に閉鎖されます。工事は4月頃までの予定だそうです。
湧水汲みなどご利用の方は、ご注意ください。
お知らせ
●旭岳ビジターセンター
http://www.welcome-higashikawa.jp/info/?c=16
旭岳の登山・自然の情報はビジターセンターにおたずねください。
来館した方や、電話・メールなどのお問合せに対し、最新の現地情報と、過去の事例や個々の事情に照らし、最適な答えを返せるよう努めています。
ビジターセンターでは、旭岳登山、スキーの情報のだけでなく、広く周辺の情報を把握し来訪者に提供しています。
天気が良い時は勿論ですが、天気が悪い時でも、この時期ならではの楽しみをお知らせしています。
自然だけでなく、文化(スキーで遊んだあとは、この時期のオイシイものを食べるのも・・)もお伝えするように心がけています。
ガイドの紹介、スノーシュー、クロカンのレンタルも行っています。
ぜひ、この時期、この山ならではの楽しみを探しにビジターセンターにお越し下さい。
・ビジターセンターのFacebook https://www.facebook.com/%E6%97%AD%E5%B2%B3%E3%83%93%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC-1257161287656591/
・ビジターセンターでは雪の結晶観察を随時行っています。
観察にもは防寒着、防寒手袋が必須です。
※長靴、スノーシュー、クロカンのレンタルあります。
●東川エコツーリズム推進協議会
イベントほか各種有益な情報があります。
http://www.welcome-higashikawa.jp/info/?c=1&s=8273
イベントは〆切日があります、詳細はWEBをご参照下さい。
●実は近い旭岳
羽田空港から旭川空港まで飛行機で約1時間半です。
この旭川空港は北海道内でも雪の影響を受けにくい飛行場のひとつです。
旭川空港から旭岳温泉街までは車で約1時間(レンタカーもあります)。バス便も一日4本運行していす。
雪質については、世界中からこの雪を求めてスキーヤーやスノーボーダーが訪れている保証付きです。
旭岳ビジターセンター周辺の過去の様子
旭岳ビジターセンター
- 電話番号:
- 0166-97-2153
- 連絡先住所:
- 〒071-0372 上川郡東川町旭岳温泉