ミズバショウと木々の緑の新緑の両方が見頃となっています。尾瀬沼南岸は残雪不安定で通行止め
天気・気温
山と周辺の状況
このところの尾瀬沼は冷たい風が吹き、肌寒さを感じる日が多くなっています。
それでも、ミネザクラの花が咲き、ようやくダケカンバや
ナナカマド
ナナカマド
などの新緑が芽吹き始めました。尾瀬沼にも春が来たことを教えてくれます。カラマツも新緑の季節を迎えています。
大江湿原も雪が融けて、春の花が咲き始めています。
ミズバショウ
ミズバショウ
と木々の緑の新緑の両方が見頃となっています。また
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
、
リュウキンカ
リュウキンカ
、
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
などの春の花が顔を出しています。
釜ッ堀湿原でも
ミズバショウ
ミズバショウ
が多く咲いていて、池塘にはヤマアカガエルの卵が、たくさん確認できました。
6/10~11に、帝釈山~田代山で山開きが行われました。田代山湿原では、
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
、
チングルマ
チングルマ
、
ヒメ
シャクナゲ
シャクナゲ
ヒメ
シャクナゲ
シャクナゲ
、
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
などが咲いていました。
登山道は帝釈山山頂付近から田代山の林内は残雪が多く、登山道が不明瞭でしたピンクテープを見落とさないように注意が必要です。
登山道の状況
●尾瀬沼周辺
尾瀬沼周辺の道は、残雪が多く残っています。北岸側見ろの中では、まだ多く残雪があります。踏み抜きに注意しながら歩いてください。
南岸側(三平下~沼尻)は現在、残雪の状態が危険なため、通行止めとなっています。
●沼山峠~大江湿原
沼山峠~大江湿原は、だいぶ残雪は消えましたが、まだ残っています。ぬかるみ箇所もあるので、しっかりとした登山用の靴で歩いてください。
大江湿原は、雪はほぼ融けました。
大江湿原~小淵沢田代方面への登山道は残雪が多くあります。踏跡も少なく、道迷いの危険もあるので、慎重に歩いてください。
●見晴~尾瀬沼方面
白砂峠で残雪が多く残り、道がわかりづらくなっています。道標も半分がまだ雪に埋まっています。残雪の下は沢になっている箇所もあるので、十分に注意して歩いてください。
●燧ヶ岳
長英新道(浅湖湿原~燧ヶ岳)は、樹林帯で多くは雪に覆われています。道がわかりづらくなっているので、リボンやマークを見失わないようにしてください。
御池新道(御池~燧ヶ岳)は、爼嵓直下の急斜面、および柴安嵓直下の急斜面などは、滑落の危険性があります。アイゼン・ピッケルを用意して、慎重な行動が必要です。途中、いくつもルートとは違う方向に足跡がついています。テープやマークもわかりずらいので、慣れていない方は、雪が融けるまでこちらのルートは控えたほうがよいと思います。
見晴新道(見晴~燧ヶ岳)は、残雪が多く、通行には十分な注意が必要です。
ナデッ窪については、雪崩・滑落の危険があるので残雪期の通行は控えてください。
●燧裏林道・三条ノ滝
三条の滝への登山道は、通行できるようになりましたが、まだ残雪が残っている箇所もあるので注意してください。
燧裏林道は残雪が多く、道迷いの危険性が高くなっています。ぬかるみが多いので、泥汚れ対策を行ったほうが良いでしょう。
天神田代~渋沢温泉小屋跡のルートは通行禁止です。
登山装備
防寒対策および、残雪対策が必須です。
スニーカーではなく登山靴を履き、防寒着やレインウェアを忘れずお持ちください。
思いがけない残雪の量と低い気温に、装備不足で対応しきれず、体調を崩したり怪我をされる方が多くいます。
注意点
山小屋・休憩所の営業開始予定日は、以下URLをご確認ください
https://www.oze-fnd.or.jp/wp4/wp-content/uploads/2017/04/90f532e62d7e5fc7811eb187bb567fd7-2.pdf
尾瀬にはツキノワグマが生息しています。尾瀬を散策する時には、クマの生息地を訪れるということを忘れないでください。クマについての理解を深め、人身被害を防止しましょう。
https://www.oze-fnd.or.jp/ozd/br/
お知らせ
入山前に靴に着いた土をしっかり落とすようお願いします(下界の植物の種子を尾瀬に持ち込まないためです)。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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