尾瀬沼・燧ヶ岳 | 尾瀬沼ビジターセンター

ミズバショウと木々の緑の新緑の両方が見頃となっています。尾瀬沼南岸は残雪不安定で通行止め

大江湿原と燧ヶ岳(2017.06.29 尾瀬沼ビジターセンター)
大江湿原と燧ヶ岳(2017.06.29 尾瀬沼ビジターセンター)
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天気・気温

06/15(木) 晴れのち曇り。9時の気温+12.9℃ 昨日の最高+15.3℃ 最低5.6℃
会津若松市の天気予報
明日
曇一時雨
20℃
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明後日
晴時々曇
30℃
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日本気象協会提供 2024年4月24日 4:00発表
みなかみ町の天気予報
明日
晴一時雨
22℃
12℃
明後日
晴のち曇
26℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

このところの尾瀬沼は冷たい風が吹き、肌寒さを感じる日が多くなっています。
それでも、ミネザクラの花が咲き、ようやくダケカンバや ナナカマド ナナカマド などの新緑が芽吹き始めました。尾瀬沼にも春が来たことを教えてくれます。カラマツも新緑の季節を迎えています。

大江湿原も雪が融けて、春の花が咲き始めています。 ミズバショウ ミズバショウ と木々の緑の新緑の両方が見頃となっています。また ショウジョウバカマ ショウジョウバカマ リュウキンカ リュウキンカ タテヤマリンドウ タテヤマリンドウ などの春の花が顔を出しています。
釜ッ堀湿原でも ミズバショウ ミズバショウ が多く咲いていて、池塘にはヤマアカガエルの卵が、たくさん確認できました。

6/10~11に、帝釈山~田代山で山開きが行われました。田代山湿原では、 ショウジョウバカマ ショウジョウバカマ チングルマ チングルマ ヒメ シャクナゲ シャクナゲ ヒメ シャクナゲ シャクナゲ タテヤマリンドウ タテヤマリンドウ などが咲いていました。
登山道は帝釈山山頂付近から田代山の林内は残雪が多く、登山道が不明瞭でしたピンクテープを見落とさないように注意が必要です。

登山道の状況

●尾瀬沼周辺
尾瀬沼周辺の道は、残雪が多く残っています。北岸側見ろの中では、まだ多く残雪があります。踏み抜きに注意しながら歩いてください。
南岸側(三平下~沼尻)は現在、残雪の状態が危険なため、通行止めとなっています。

●沼山峠~大江湿原
沼山峠~大江湿原は、だいぶ残雪は消えましたが、まだ残っています。ぬかるみ箇所もあるので、しっかりとした登山用の靴で歩いてください。
大江湿原は、雪はほぼ融けました。
大江湿原~小淵沢田代方面への登山道は残雪が多くあります。踏跡も少なく、道迷いの危険もあるので、慎重に歩いてください。

●見晴~尾瀬沼方面
白砂峠で残雪が多く残り、道がわかりづらくなっています。道標も半分がまだ雪に埋まっています。残雪の下は沢になっている箇所もあるので、十分に注意して歩いてください。

●燧ヶ岳
長英新道(浅湖湿原~燧ヶ岳)は、樹林帯で多くは雪に覆われています。道がわかりづらくなっているので、リボンやマークを見失わないようにしてください。
御池新道(御池~燧ヶ岳)は、爼嵓直下の急斜面、および柴安嵓直下の急斜面などは、滑落の危険性があります。アイゼン・ピッケルを用意して、慎重な行動が必要です。途中、いくつもルートとは違う方向に足跡がついています。テープやマークもわかりずらいので、慣れていない方は、雪が融けるまでこちらのルートは控えたほうがよいと思います。
見晴新道(見晴~燧ヶ岳)は、残雪が多く、通行には十分な注意が必要です。
ナデッ窪については、雪崩・滑落の危険があるので残雪期の通行は控えてください。

●燧裏林道・三条ノ滝
三条の滝への登山道は、通行できるようになりましたが、まだ残雪が残っている箇所もあるので注意してください。
燧裏林道は残雪が多く、道迷いの危険性が高くなっています。ぬかるみが多いので、泥汚れ対策を行ったほうが良いでしょう。
天神田代~渋沢温泉小屋跡のルートは通行禁止です。

登山装備

防寒対策および、残雪対策が必須です。
スニーカーではなく登山靴を履き、防寒着やレインウェアを忘れずお持ちください。
思いがけない残雪の量と低い気温に、装備不足で対応しきれず、体調を崩したり怪我をされる方が多くいます。

注意点

山小屋・休憩所の営業開始予定日は、以下URLをご確認ください
https://www.oze-fnd.or.jp/wp4/wp-content/uploads/2017/04/90f532e62d7e5fc7811eb187bb567fd7-2.pdf

尾瀬にはツキノワグマが生息しています。尾瀬を散策する時には、クマの生息地を訪れるということを忘れないでください。クマについての理解を深め、人身被害を防止しましょう。
https://www.oze-fnd.or.jp/ozd/br/

お知らせ

入山前に靴に着いた土をしっかり落とすようお願いします(下界の植物の種子を尾瀬に持ち込まないためです)。

昨年の今頃の様子は?

尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17

尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子

  • カラマツの紅葉も終盤の尾瀬
  • 今朝は冷え込んで霧氷が付きました
  • 高い霜柱が立ちました
  • カラマツの黄葉がピークです
  • 三本松カラマツもすっかり色づきました
  • 三本カラマツも色づき始めました
  • 尾瀬沼周辺の紅葉
  • 一ノ瀬付近の紅葉
  • 霜が下りて真っ白になりました
  • だいぶ樹木の紅葉が進みました
  • 草紅葉は盛りですが、樹木はまだこれからです
  • 大江湿原の草紅葉

尾瀬沼ビジターセンター

電話番号:
連絡先住所:

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関連する山

福島県 / 南会津・尾瀬

燧ヶ岳・柴安嵓 標高 2,356m

福島県南会津郡桧枝岐村に位置し、日光火山群の一峰である。福島県の最高峰であり、これより北にはこれ以上高い山はない。しかし、東北の山というよりは尾瀬のシンボル的な山である。  山頂は、最高峰(西峰)である柴安嵓(しばやすぐら)(2356m)、三角点の置かれた爼嵓(まないたぐら)(2346m)、ミノブチ岳(2220m)、赤ナグレ岳(2249m)、御池(みいけ)岳(2280m)の五峰が居並ぶ。山は円錐形で、輝石安山岩からなる。日本最大の高層湿原である尾瀬の成立には、この燧ヶ岳火山が大きく関わっている。すなわち、只見川はこの燧ヶ岳の火山活動によって堰止められ、尾瀬が出現したと考えられている。ヒウチの名は火打ちで、火山に由来していると思われる。一説には、会津駒ヶ岳側から望むと「火打ちばさみ」の雪形が見られるためともいわれる。  燧ヶ岳を開山したのは、尾瀬沼のほとりに建つ長蔵(ちようぞう)小屋の初代平野長蔵であった。当時桧枝岐に住んでいた長蔵は、沼畔に小屋を仮設して燧ヶ岳登山の足掛かりにした。長蔵は燧ヶ岳を信仰の対象として開山したのであった。燧ヶ岳の祭神は「燧大権現」でカツラギヒトコヌシ神という。爼嵓山頂にその石祠が祭られている。  尾瀬のシンボルというだけあって、その展望の主役は尾瀬ガ原と尾瀬沼である。向こうにもう1つのシンボル至仏岳の姿が美しい。展望は日光連山も主役である。最高峰である白根山をはじめ、金精山、温泉ヶ岳、男体山などの峰々から、また那須連峰、上信越の山々、越後三山、会越の山々から飯豊連峰まで、関東と東北の山がずらりと並び圧巻である。山頂付近の火口ガレ場地帯にはコマクサの花が咲くが、株が極端に少ないため、現在一般の立ち入りが禁止されている。  登山道は5コースある。長英新道とも呼ばれる燧新道は、平野長蔵と長英が親子2代にわたって切り開いた道で、長蔵小屋から3時間15分。尾瀬沼畔である沼尻からの沼尻コースは、最も古いコースで、ナデッ窪の急な斜面を一気に登り、所要2時間30分で、ミノブチ岳の途中で長英新道と合流する。湿原地帯を抜ける変化に富んだ御池コースは、熊沢田代や広沢田代を経て所要3時間30分。以上3コースは、燧ヶ岳山頂に直接登るものだ。  一方、下田代や温泉小屋からのコースは、いずれも柴安嵓に登るコース。下田代からのコースは見晴新道と呼ばれ、温泉コースとともに樹林帯を登る静かなコースである。どちらも2時間30分で山頂に達する。この2コースはいずれも急登の連続である。

群馬県 / 南会津・尾瀬

至仏山 標高 2,228m

 尾瀬ガ原の西端に位置し、東の燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する名山である。ミズバショウの花咲く湿原のかなたに残雪の至仏山、といった写真はよく目にすることだろう。  山頂から眼下に見る尾瀬ガ原はすばらしい。西には奥利根、谷川の山並みを望む。足元には蛇紋岩地特有のホソバヒナウスユキソウやオゼソウなど、貴重な高山植物が多い。山名の故か、百名山登頂の最後にこの山を登る人たちもあると聞く。山名は、仏教には関係なく、ムジナッ沢(つあわ)の別名「渋ッ沢」に由来するという。  山ノ鼻から直登するコースは植生保護のための通行禁止が平成9年に解除された。ただし状況によっては再び通行禁止となる場合もある。山ノ鼻から頂上まで所要2時間30分。鳩待峠からは緩やかで展望のよいコースがある。鳩待峠から頂上まで所要2時間40分。  鳩待峠は、その昔片品村の男たちが、厳冬期に入山し、木地師として木工品を作っていたころの仕事場であった。鳩は寒中はふもとの村にいて、暖かくなると山奥へ移る習性がある。峠の近くで鳩が鳴けば、男たちは久々に里へ下り、田植えを始める。雪深い山中で、鳩が来る春の日を待ち続けたことから、鳩待峠と呼ばれた。

栃木県 群馬県 / 南会津・尾瀬

鬼怒沼山 標高 2,141m

 栃木県の北西部、日光市と群馬県片品村との境にあり、別名、絹沼山などとも書かれる。  山頂近くには高層湿原では日本一の高所にある、鬼怒沼がある。鬼怒沼は大小50余りの池塘からなり、まさに高山植物の宝庫である。また、湿原からは遠く尾瀬の山々や白根山が望める。周辺にはコメツガ、オオシラビソなどの自然林も多く、カモシカなどの野生動物の貴重な生息地となっている。  鬼怒沼山は眺望に恵まれないためか、登る人はまれで、不遇をかこっている。  しかし、山麓には奥鬼怒四湯として知られる秘湯があり、温泉プラス山旅で存分に楽しめる。  バスの終点女夫淵温泉から鬼怒沼湿原まで3時間40分、鬼怒沼山まで4時間20分。  群馬県側の大清水から物見山経由で3時間30分、丸沼から湯沢峠経由でも入山可能。

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