唐松岳 | 唐松岳頂上山荘

八方尾根は残雪多く「尾根ルート」。10本爪以上のアイゼン+ピッケル必携です。稜線でクロユリなどつぼみ膨らんできました。

八方池周辺ではウメハタザオ・ミヤマアズマギク・
ユキワリソウが咲いています。(2017.06.27 唐松岳頂上山荘 )
八方池周辺ではウメハタザオ・ミヤマアズマギク・ ユキワリソウが咲いています。(2017.06.27 唐松岳頂上山荘 )
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天気・気温

06/22(木) 晴
富山市の天気予報
明日
晴のち曇
19℃
10℃
明後日
曇のち雨
17℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 16:00発表
松本市の天気予報
明日
晴のち曇
23℃
7℃
明後日
曇時々晴
18℃
11℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

6/17から、グリーンシーズン(夏山期間)の営業をスタートしました。

今年は残雪が多いです。
稜線ではお花が咲き始めました。 クロユリ クロユリ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ のつぼみが膨らんできています。 シナノキンバイ シナノキンバイソウ が咲き始めました。

ライチョウがよく観察されています。
ライチョウ達の羽換が進み 周辺の背景にすっかり溶け込んでいます。
八方尾根上部~唐松岳頂上山荘周辺では、多くのライチョウに出会います。心温まる嬉しい出会いです。
メスは雪の消え際に顔を出したばかりの柔らかい新芽を 一心に食べ続けています。
寄り添うオスライチョウは、採食しながらメスライチョウを守っています。オスは首を長く伸ばして、周囲の警戒を怠りません。
周辺登山道を通行されるみなさま、今年もどうぞ宜しくライチョウへの配慮をお願い致します。

登山道の状況

小屋HPにて
2017年春の八方尾根の状況を説明しています。
http://karamatsu.jp/2017photos_1.html

●八方尾根
<注意>
・10本爪以上のアイゼンを装着して登下山されることをお勧めします。
・雪面 :コブは筋状に黒く凍っている部分と雪面が柔らかく団子状に靴裏に張り付く雪とが並行している状態です。
・注意点 下山時、雪面が固くコブ状になり細かな氷塊が雪面にできています。スリップにはくれぐれもご注意ください。爪の短い軽アイゼンでは安定しません。

<ルート>
・今年は残雪が多く、昨年とは状況が違います。
・まだ夏道ではありません。すべて尾根ルートです。融雪しトラバースしている夏道が見えても行ってはいけません。
・下の樺上部~上の樺の間は雪の斜面を直登します。 雪の斜面では、登る際も下る際にも慎重にお願い致します。
・残雪箇所と地面が出た所が入り交じっています、ルートを見失わないように注意して下さい。
・残雪の下り口付近、地面と雪の消え際では氷結している部分が御座います。特に視界が悪い時には足もとに注意

●唐松山荘~五竜岳方面
まだまだ夏山の状況ではありません。
白岳付近で雪上の道迷いに注意。特に視界不良時は要注意。

登山装備

まだ基本は冬山装備。八方尾根もピッケル+10本爪以上のアイゼンは必携です。軽アイゼンは不適切です。
防寒防風対策も念入りに。
サングラスや日焼け止めも残雪対策として用意下さい。 

注意点

●天狗山荘 2017年休業のお知らせ
雪のため一部倒壊のため2017年の営業はありません。
http://hakubakousha.com/index.php/mountain-lodge-info/tengu

お知らせ

●唐松岳頂上山荘
http://karamatsu.jp/
グリーンシーズンの営業 6/17(土)~10/14(土)泊まで。
海の日を含む土日休日はかなり混雑が予想されます。

●予約について
・営業期間中は予約なしでも宿泊できます。(予約のお電話は不要)
※7名様以上のグループは、ご連絡をお願い致します。
小屋WEBに個室の予約状況があります。

・個室予約 
5/15(月)より予約受付開始。
受付時間 10:00~17:00
予約電話 090-5204-7876 唐松岳頂上山荘

●唐松岳頂上山荘では現在 電波状況が非常に不安定です。
山荘直通のお電話が繋がらずに皆様に大変ご迷惑をお掛け致しております誠に申し訳御座いません。
お電話が集中する時間帯には 回線が不通状態となっております。
唐松岳頂上山荘の営業期間中は、ご予約を頂かなくても ご来山当日にお泊まり頂けます。
( 稜線付近に雷雲が近づいている場合また雷雨の最中は、お電話は繋がりません )

●山荘スタッフ募集中

昨年の今頃の様子は?

2023年のGWは4/27~5/7迄営業をいたします。必ず事前にご連絡を入れてからお越しください2023.04.10

2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27

2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11

唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子

  • (みんなの登山記録 akira さんの投稿から)
  • 山荘裏山より剣岳、立山連峰の眺望
  • 氷点下の寒い朝。快晴の稜線は真っ白な雪に覆われています。
積雪は少なく吹溜りで20㎝ほど。信州側は雲海、雲が切れて時折山麓が見えます
  • 朝の静かな稜線です。遥か遠くに富士山のシルエットが見えました。八ヶ岳の連山と富士山の遠望です
  • 立山連峰と剱岳。稜線のタカネナナカマドは落葉し、枝先に残る赤い葉もわずかとなりました
  • 快晴 唐松岳山頂より山荘方面 
  • 気温1℃と寒い朝を迎えました。 霜柱がたち氷がはっています。
  • ウラシマツツジの草紅葉と唐松岳
  • 牛首登山道より ウラシマツツジと山荘
  • 秋色の稜線と唐松岳
  • 山荘周辺に生息するライチョウ 春はまれたヒナたちがそろそろ親離れの時期を迎えています
  • 雲海と日の出

唐松岳頂上山荘

電話番号:
090-5204-7876
連絡先住所:
長野県北安曇郡白馬村北城6336

地図で見る
http://karamatsu.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

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唐松岳 標高 2,696m

 後立山連峰のほぼ中央に位置するが、地味な存在である。ピラミッド型をしたこの山が大きく美しく見えるのは、主稜線の大黒岳付近からである。  主稜線を振り分けに、長野・富山両県からそれぞれ1本ずつの登山道が通じている。東からの八方尾根は、山岳スキー場として知られるが、途中の八方池は不帰ノ嶮を間近に仰ぐ憩いの場である(八方集落よりリフトなど利用して所要4時間)。西からの南越(なんこし)の道は、黒部渓谷からのもので、難路であったが、昭和61年、大黒鉱山跡まで尾根上をたどる新道に切り替えられた(祖母谷温泉より所要9時間)。  唐松岳北方の主稜線は、両側面からの浸食によって険しいやせ尾根となって、不帰ノ嶮と呼ばれている。ここは白馬岳からの縦走では、電気回路における抵抗のような存在となっているのである。南方への稜線はすぐに牛首岳を起こすが、ここも険路である。  八方尾根と主稜線とのジャンクションをなす小突起の西側に、抱かれるようにして唐松岳頂上山荘が建っている。間に深い黒部の谷を挟んで望む、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられよう。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

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五竜岳 標高 2,814m

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