燕岳 | 燕山荘

雨で雪解けが進みましたが、残雪があり、固くしまった状態。不安な方は軽アイゼンの携行を

イワヒバリを見かけました(2017.06.23 燕山荘 )
イワヒバリを見かけました(2017.06.23 燕山荘 )
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天気・気温

06/23(金) 天気 晴れ 11:30時点の気温 15℃
松本市の天気予報
明日
晴のち曇
23℃
7℃
明後日
曇時々晴
18℃
11℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 18:00発表
高山市の天気予報
明日
晴のち曇
23℃
5℃
明後日
曇のち雨
16℃
10℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

21日はまとまった雨が降り、雪解けが急速に進みました。合戦尾根の雪もだいぶ減ったように感じました。雪が少なくなりましたが、テントを張れるのは雪の上だけとなります。だいぶ狭くなってしまいましたが、ご了承ください。

梅雨も本番となってきてこの先は雨の日が多くなりそうです。こうしている間に、先日見つけたイワヒバリの卵や雷鳥の卵が成長していることでしょう。そして7月に入り、かわいいヒナたちの姿が見られるといいなと思います。

最近は日没が遅くなったからか、登山者が小屋へ到着する時間が遅い傾向にあります。18:00頃に着く方もいらっしゃいますが、到着が遅くなると、その分リスクも増します。なるべく早めに到着できるように登山計画をたててください。

※テント泊をされる方にご協力をお願い致します。テント場にゴミ、生ゴミ、ラーメンの煮汁も捨てないようにお願いします。それを求めて、ライチョウの天敵、カラスが毎日登ってくるようになりました。これからライチョウは、卵を産み、7月雛が孵るまで大切な期間です。カラスは人知れず人の後を付けてきています。貴重なライチョウ保護のために、「お持ちいただいたものはお持ち帰り」に、ぜひご協力を宜しくお願いいたします。

登山道の状況

融雪が進みましたが、夏道が完全に出るのはまだ先です。今までの雪が残っており、残雪は固くしまった状態になっています。燕山荘直下から合戦小屋までの間も、まだ残雪あり。合戦尾根は、まだ冬の尾根道を思ってください。登山道の状況が変わりやすい時期です。最新の情報は各小屋に確認してください。
スニーカーなど、底の柔らかい靴でいらっしゃる方がいますが、底の硬い登山靴で登るようにしてください。

登山装備

アイゼン・ピッケルは必要ないかと思いますが、残雪がまだあります。
雪道に慣れていない方は、軽アイゼンの携行をしたほうがいいでしょう。

残雪状況は天候により刻々と変化します。最新情報は燕山荘ブログ、トピックス欄を確認してください。
http://www.enzanso.co.jp/index.html

注意点

気温が上がり、虫が多くなっています。虫よけ対策をしっかりしましょう。

お知らせ

大天荘、ヒュッテ大槍の営業は7/1からです。
合戦小屋の平日の営業が始まりました。

2017年度の営業期間
4月22日(土)〜11月25日(土)の宿泊まで
年末年始:2017年12月23日(土)〜2018年1月8日(月)

宿泊料金(2017年度 1泊2食付き料金)
・大人/10,000円 ・高校生/8,000円 ・中学生/7,000円 ・小学生/6,000円
(大学生:学割500円割引 ※学生証提出)・素泊まり料金/6,400円

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

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燕岳 標高 2,763m

 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

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 餓鬼岳から南下する山稜が東沢岳、東餓鬼岳などを起こしつつ最後にそびえる山で、中房渓谷で絶ち切られている。常念山脈の前衛山脈の一峰とでもいうべきだろうか。  登山の対象としては人気のない有明山だが、山麓から見上げると堂々とした富士山型の秀麗な山容をしている。別名を有明富士とか信濃富士と呼ばれる「ふるさと富士」の1つで、登山史から見ると、すでに亨保6年(1721)に修験者、宥快によって開山され、多くの信者によって登拝されたという。山頂に手力男命(たぢからおのみこと)と天細女命(あめのうずめのみこと)を祭る奥社がある。  標高が低いため近ごろでは登る人も少ないが、里から見上げても、または燕岳から見下ろしても心ひかれる山だ。ことに燕岳から見る日の出のときの、雲海に浮かぶシルエットはすばらしい。  登山口は中房温泉で、所要3時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

餓鬼岳 標高 2,647m

 常念山脈といえば北限は燕岳と思われているが、実はさらに北に延び、東沢乗越から東沢岳、中沢岳を通って餓鬼岳まで続いている。餓鬼岳から北西に延びる稜線は、唐沢岳で高瀬渓谷に切れ落ちている。  餓鬼岳は安曇野から見上げると岩壁がそばだっているので「崖岳」というのが訛ったという説がある。いい山なのに気の毒な名である。  山頂は花崗岩の露岩と風化砂礫で、祠がある。森林限界をわずかに抜け出してハイマツとコマクサが目立ち、線条構造土の縞模様も目につく。直下にはいかにも山小屋らしい餓鬼岳小屋があり、静かな山を楽しめる。  登山道は2本。1つは大町から白沢登山口を経て登るコースで所要10時間。もう1つは中房温泉から中房川をつめて東沢乗越へ出て継走路を行くルートで、所要7時間。

ユーザーの登山記録から