谷川岳の山開きは、多くの登山者で賑わいました。いよいよ本格的に登山シーズンがはじまりました
天気・気温
山と周辺の状況
7月2日に谷川岳の山開きの式典が行われ、多くの登山者で賑わいました。いよいよ本格的に登山シーズンが到来します。
花は、ホソバヒナ
ウスユキソウ
ウスユキソウ
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タムシバ
タムシバ
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シラネアオイ
シラネアオイ
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イワカガミ
イワカガミ
・ナエバキ
スミレ
スミレ
・ヤグルマソウなどが咲いています。
梅雨で雨が続き、登山道が濡れて滑りやすかったり、沢が増水するなど注意が必要な場所があります。
また夏山目前ですので、熱中症に注意をして、水分は余分に持参しましょう。ブヨが多いので、虫よけ対策も忘れずに。
登山道の状況
天神尾根の残雪は、肩ノ小屋手前の斜面にのみ約40cm雪渓が残っています。ロープが張ってあり、踏み跡もしっかりありますが、斜度があるため軽アイゼンがあると安心です。
西黒尾根の残雪も肩の小屋手前のトラバースのみとなりました。厳剛新道は西黒尾根との合流地点の下部の登山道が崩壊しています。補助のロープを貼ってありますが、西黒尾根を利用したほうが無難です。
一ノ倉岳から中柴新道の下山(登りも同様)はアイゼン、ピッケルが必要です。上部は歩きやすく見えますが、下部には雪が多く残りの装備を持たず容易に下山すると行動不能や滑落につながります。
白毛門、松ノ木沢のかしら、下部が崩壊しています。泥で滑りやすいので注意。
各登山道もほぼ雪が消えましたが、沢状の地形には雪渓が残り、通過には慎重を要します。数メートルの通過でも斜度があるところではアイゼン、ピッケルが必要です。蓬峠や清水峠方面へ行かれる方、まだ沢を横切る登山道に雪が不安定な状態で残っていますので特に注意が必要です。
旧道武能沢や芝倉沢の雪渓はこれからの時期はブリッジ上になり、崩壊する恐れもあります。
指導センター先から一ノ倉沢までの旧道(国道)はマイカー規制中です。歩行者、自転車は通れますが、一般車両は入れません。
登山装備
ルートにより雪が不安定に残っており、アイゼン、ピッケルが必要になります。
肩ノ小屋下の大斜面に(80m位)残雪あり。夏山と違いスニーカーでは危険です。軽アイゼンがあると安心です。
また、ブヨが大量に発生していますので、虫よけ対策も必要です。
注意点
天気予報を確認し十分計画してから入山ください。
単独行を避け、登山カードを必ず登山指導センターに提出してください。
装備やルートの確認を入念にお願いします。
お知らせ
茂倉避難小屋は窓が壊れ雨風が入るような状況ですが、利用はできます。
谷川岳肩ノ平小屋は5月1日より営業開始しました。
センターの休憩舎は24時間利用できます。休憩舎のトイレが使用できるようになりました。
センター前の湧き水も出ています。
一ノ倉沢のトイレは使用できるようになりました。
一ノ倉沢までの国道は指導センター先は全面通行止めとなっています。5月26日の10時に開通予定です。ただ、同時にマイカー規制となりますので、歩行者は通れますが、一般車両は入れません。現在、落石や雪崩、及び重機作業で危険があります。それでも入られる方はあくまで自己責任において行動して下さい。
新道は土合橋から入ってすぐの西黒沢橋が冠水しています。
マチガ沢に橋が架かりました。一ノ倉沢、幽ノ沢は飛び石で渡渉となります。
白毛門登山口の駐車場の雪が解けて利用できるようになりました。
駐車場は谷川岳ロープウェイの立体駐車場をご利用ください、センター周辺、ゲート前、などは駐車禁止となっております。
ハイキングでも雪山装備が必要で、雪崩などの危険個所もあります。また、除雪作業中につき、通過注意です。
肩ノ小屋はゴールデンウィークまで無人の冬季避難小屋となります。トイレは使用できません。
昨年の今頃の様子は?
ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02
残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09
登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16
例年より早く雪解けが進み歩きやすくなってきました。山頂直下の急斜面には残雪があり滑り止めが必要です2023.05.23
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽