剱岳 | 剱澤小屋

海の日連休からが本格夏山スタート。各小屋へのルートも雪切りされ、剱岳の残雪も例年並みとなり一般登山者の方も上れるようになるでしょう。

剱岳を臨んで 小屋前より(2017.07.15 剱澤小屋)
剱岳を臨んで 小屋前より(2017.07.15 剱澤小屋)
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※ご利用上の注意

山と周辺の状況

今年は雪が多い状況です。
海の日連休(7/15~)には剱岳への一般ルートの残雪は例年並みとなり、登山を楽しんで頂ける状態になるでしょう。

剱沢のテント場も雪の上が多い状況です。海の日頃でもテント泊の予定の方は、雪の上に設営する準備をしておいた方がよいです。

登山道の状況

入山には最新詳報を得るようにしましょう。

今年は、残雪が多く、融雪も進みにくい状況でしたが、ようやく融雪も進みつつあり、整備も入っています。
海の日連休(7/15~)には、残っている雪も例年並みとなるでしょう。また各小屋までのルート上の残雪も雪切りされます。現在も往来する人が増えており踏まれてきています。
剱岳へのルート、各小屋へのルートともに関係各位協力して雪切りなどの整備を進めています。
夏山本格スタートの7/14までは、剱岳、またその周辺ではアイゼン+ピッケルを積極的に使い、慎重な対応をお願いします。

●雷鳥沢 テントサイトの橋は架かりました。
雷鳥沢もかなり地面が出てきました。残雪があります。念のためアイゼンはあると安心です。

●剣御前小屋~剱沢小屋
残雪があります。海の日連休に向けて雪切り行います。人が入り徐々に踏まれているので、ストックとアイゼンで良いでしょう。アイゼンの爪は4本より6本、6本より8本の方が安定します。ご自分の技量にもよります。

●剱岳 剣山荘~剱岳山頂 
本日登山道整備と偵察を行いました。
・剣山荘~一服剱 残雪があります。本日、剣山荘スタッフが雪切りを行いました。
・一服剱から上
平蔵の頭のスラブの雪切りなんとか終了。クサリと登山道がほぼ出ました!
前剣の大岩も雪を落としてあります。
いずれも一般の方が通行できます。
※海の日連休(7/15~)には例年の夏山並の残雪になると思います。
剱岳は例年でも8月上旬までルート上に残雪があります。
今年は一層のことお守りとして6本爪アイゼンを携行すると安心でしょう。
ピッケルよりも両手でしっかり確保して下さい。
※剱岳登山は切り立った岩場が多くにストックは適しません。
・落石には十分に注意して下さい。
融雪して日も浅く、まだ往来する人も少ないため、ルートの上に石が浮いていたり、落石となったする時期です。

●富山県警山岳警備隊 
http://police.pref.toyama.jp/cms_cat_police/108020/

登山装備

まだ冬山に準ずる装備が必要です。前爪のある12爪のアイゼンとピッケル必携です。

注意点

●剱沢テント場
剱澤小屋は管理しておりません。
山岳警備隊の剱澤派出所、診療所と同施設内の剱澤野営管理所が管理をしています。
水やトイレのご質問、野営の受付は野営管理所のほうでしてください。
尚、電話でのお問い合わせは076-465-5765へお問い合わせください。

お知らせ

●剱澤小屋(標高2400m) 
小屋HP home.384.jp/tsuruqi1/
剱澤小屋ブログ http://ameblo.jp/tsurugisawa/

宿泊の予約は電話でのみおこなってます。
予約がない場合ご宿泊できないこともあります。
電話/Fax 076-482-1319
携帯電話 080-1968-1620
※電話予約時に装備や近況など最新の詳しい情報を得るようにして下さい。
7/15、16は満員となりました。

●剱沢小屋のラインのスタンプができました。
よかったらご購入を…!
https://store.line.me/stickershop/product/1463328/ja

剱澤小屋周辺の過去の様子

  • 芦峅寺の山の神の祭り。毎年3月9日の朝6時から山の関係者(山小屋、立山ガイドする芦峅寺の村の方、建設業の方等)で行われます。
  • 2023年の営業終了。剣岳も冠雪し、剱澤小屋周辺も積雪
  • 今日の剱岳 まだ安易に登れ時期ではありません
  • 5月下旬。偵察時の剱岳。
  • 10月10日に小屋を閉め下山しました。ありがとうございました!来シーズンまた剱澤小屋でお待ちしてます。
  • 小屋を閉めしました
  • 登山道の雪渓切り、看板の設置設置完了。転倒や視界不良の道迷いには注意をして下さい。
  • 剱澤小屋〜剣山荘間の雪渓切りしました
  • 今シーズンの営業を終えました
  • 来年のご利用をお待ちしております
  • 小屋の食堂でセルフで販売している剱岳ブレンドのコーヒー。1杯分のドリップ用です。
  • ちょっと天候回復剱岳の頂上付近は青空も

剱澤小屋

現地連絡先:
080-1968-1620
電話番号:
076-482-1319
連絡先住所:
富山県中新川郡立山町芦峅寺9

地図で見る
http://ww3.ctt.ne.jp/~tsurugis/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 / 飛騨山脈北部

剱岳 標高 2,999m

 剱岳は剱・立山連峰と呼ばれるように、北アルプス北部の立山三山や大日岳と同じ山域にある。地籍は富山県中新川郡立山町と上市町。  北アルプス南部の盟主、穂高連峰と同じように、いかにも日本アルプスの名にふさわしい岩峰で飛騨系閃緑(せんりよく)岩や斑糲(はんれい)岩が氷雪で削り出された氷食冠帽である。氷河の痕はU字谷が稜線を削ってできた「窓」と呼ばれる地形にも見られる。三ノ窓、小窓、大窓などだ。もちろんカール地形も剱沢などに見られる。  登山史としての初登頂は1909年、吉田孫四郎パーティにより長次郎谷から行われているが、その2年前に、すでに陸地測量部の柴崎芳太郎たちが測量のため登頂している。  前人未踏の岩峰と思われていた頂上で、彼らは思いがけない発見をした。槍の穂と錫杖、古い焚火の跡などであった。奈良時代のものらしい。隣の立山とともに修験道の霊場だったのだろう。  現在の一般登山道、別山尾根は、1913年に木暮理太郎、田部重治パーティが初トレースしている。日本でもトップクラスの岩峰でロックゲレンデとして超一流なので、それ以後はバリエーション・ルートをねらう多くのアルピニストにより、さまざまな登路、登攀ルートが開拓されてきた。1923年には今西錦司、西堀栄三郎などの京大パーティによるチンネやクレオパトラ・ニードル登攀など、未開拓の難ルートが登られてきた。豪雪地帯だけに豊富な残雪とすっきりした岩峰群の人気は高く、戦後の登山ブームも加えて多くのクライマーを迎えてきた。それだけに事故も多く、1966年に日本で初めて積雪期登山の届出条例が発令されている。  ロッククライミングの対象として人気の高い三ノ窓や小窓、池(いけ)ノ谷(たん)、東大谷(ひがしおおたん)などにはチンネ、ジャングルム、クレオパトラ・ニードル、小窓ノ王、ドームなどと名づけられた岩壁や岩塔がクライマーの血を躍らせてくれる。  一般登山道は別山尾根。別山乗越から行っても剱沢から入っても一服剱(いつぷくつるぎ)で合流する。前剱を越え、途中、カニのヨコバイ、カニのタテバイなど岩壁を行く所があり緊張する。所要3時間30分。  もう1つは剱岳へ西から突き上げる早月(はやつき)尾根。標高差が大きく、途中の早月小屋で泊まる健脚向。馬場島(ばんばじま)から早月小屋へ7時間、早月小屋から山頂へ所要3時間30分。  裏剱の展望台、仙人池へは剱沢、仙人新道経由で所要6時間。仙人池から仙人谷を下って黒部峡谷の阿曽原(あぞはら)から水平歩道を欅平へは所要7時間。

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