北岳 | 南アルプス市 北岳山荘

大樺沢~八本歯のコルはアイゼン+ストックやピッケル必携(ヘルメットも)。連日稜線は10℃以下。寒さに震えないように。

午前中は、北岳や富士山が姿を見せます。(2017.07.30 南アルプス市 北岳山荘)
午前中は、北岳や富士山が姿を見せます。(2017.07.30 南アルプス市 北岳山荘)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

07/14(金) 09:00 霧雨 10℃
15:00 曇り 12℃、
視程全方位良好・東の弱風
最低気温10℃ 最高気温12℃
甲府市の天気予報
明日
雨のち晴
22℃
10℃
明後日
25℃
10℃
日本気象協会提供 2024年3月28日 16:00発表
松本市の天気予報
明日
雨のち晴
19℃
8℃
明後日
19℃
7℃
日本気象協会提供 2024年3月28日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

●<高山植物の開花状況>
・満開から散り始め キタダケソウ キタダケソウ
・満開  ウラシマツツジ、 ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ 、キバナ シャクナゲ シャクナゲ 、オヤマノエンドウ
・五分咲き ミ ヤマオダマキ ヤマオダマキ 、チョウノスケソウ、チシマアマナ、クモマナズナ
・咲き始め ヤツガタケタンポポ、シロウマオウギ、イワウメ、コメバ ツガザクラ ツガザクラ シナノキンバイ シナノキンバイソウ 、ミヤマシオガマ、コ イワカガミ イワカガミ 、 ミヤマムラサキ・アオノ ツガザクラ ツガザクラ

●海の日三連休や、夏の週末、小屋は大変混雑します。
その日を避けて利用下さいますよう、お願いします。

●とても寒いです。
連日、山は天候悪く、寒さで震え、ストーブにあたる山荘到着者を多く見ます。
稜線は10度以下です。防寒対策を万全においでください。

登山道の状況

●登山道
・前回の情報と変わりはなく、雨が少なく雪どけが進んでいません。

●大樺沢から八本歯のコルにかけて
ほとんど道が出ていません。
・雪が固く、チェーンスパイクあるいはアイゼン無しでは、怪我をします。
・手元にはストックやピッケルをお持ちください。転んだ際、滑り落ちない様に。
・下は暑いですが、雪渓の登下山時には、怪我防止のため長袖の上下を着用ください。
・ぜひヘルメットの用意を。装備に余裕のある方は、落石が増える時期ですから、ヘルメットをお持ちください。
・雨天時や霧雨の際は、落石がありますので、登下山に大樺沢ルートを使用しないでください。

●コース取りと時間について
・北岳山頂経由で北岳山荘に向かう場合
→北岳肩の小屋を13時までに出発してください。それ以後の方は、肩の小屋に宿泊願います。

・農鳥岳方面に向かう場合
 大門沢小屋へ向かう場合→7時までに北岳山荘を出発すること。
 農鳥小屋へ向かう場合→12時までに北岳山荘を出発すること。
※農鳥小屋から先の登山道については、必ず農鳥小屋で確認し、情報を得て出発すること。

登山装備

3000m級の登山装備が必要です。とても寒く防寒装備はしっかりと。
残雪がありアイゼンやピッケル(ストック)は必携のところがあります。
雪渓があります。転倒時のケガ防止のために長袖の上着、長ズボンが良いです。
ヘルメットもあると安全です。

注意点

小屋着は16時までに。

お知らせ

北岳山荘
http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/sisetsu/kitadake-sansoh
開設予定期間 ~11月上旬

●小屋泊は混雑を避けて(3連休を避けて!)
・7/15~7/17の3連休に伴い異常混雑が予想されており、全ての予定者に対して、異常混雑に伴う睡眠不足者を無くすため、利用日変更をお願いしています。
安全登山のため、3連休はもちろん、夏の週末はできるだけ泊まらないでください。
翌日の登山(下山)は、不眠に伴い大変危険となります。
※9名未満の利用者数の方については、予約は不要。
※緊急時連絡を受け付けるため、現地への電話はできるだけ避けてください。

●テント泊について
・幕営地…幕営可能ですが、ほとんどの幕営地が雪の下です。あらかじめご了承願います。

南アルプス市 北岳山荘周辺の過去の様子

  • 大樺沢上部は凍結しています
  • 北岳山荘付近のライチョウ
  • 北岳山荘から見る朝焼け
  • 北岳の様子
  • 中白根方面の様子
  • ライチョウの親子(中白根山付近)
  • 北岳周辺の稜線の様子
  • トラバース道落石跡、通行時はご注意ください
  • ウラシマツツジ
  • ヒメセンブリの花
  • アオノツガザクラ
  • ミネウスユキソウ

南アルプス市 北岳山荘

現地連絡先:
090-4529-4947
電話番号:
055-282-6294
連絡先住所:
山梨県南アルプス市小笠原376 南アルプス市役所 観光商工課

地図で見る

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

北岳 標高 3,193m

 日本で富士山に次いで高い山は白峰の北岳である。白峰は通称白峰三山と称し、3000mを抜く山5座が、南アルプスの北部に連なっている。すなわち北岳(3192m)、中白峰(3055m)、間ノ岳(3189m)、西農鳥岳(3050m)、農鳥岳(3026m)である。  この連山の最北にある故、北岳。当を得た山名である。古くは『平家物語』に「手越を過ぎて行きければ、北に遠ざかりて、雪白き山あり。問へば甲斐の白根と云ふ」と出ているが、果たして東海道筋から見えたであろうか。時代は下がり、『甲斐国志』(文化11年―1814年編)によれば「白峰、此山本州第一ノ高山ニシテ西方ノ鎮タリ。国風ニ詠スル所ノ、甲斐ヶ根コレニシテ(中略)南北ニ連ナリテ三峰アリ。其北方最モ高キモノヲ指シテ、今専ラ白峰ト稱ス」と記している。  同書によれば、「山上ニ日ノ神ヲ祀ル。其像黄金ヲ以テ鋳ル。長七寸許、容ルニ銅室ヲ以テス。高貳尺貳寸廣方八寸、其四隅ニ鈴ヲ掛ク、風吹ケハ声アリ」と大日如来を祭ってあることを載せている。明治41年7月、この頂に立った小島烏水は「奉納大日如来寛政七年乙卯六月(1794年)」と彫られた小鉄板のあったことを記録している。となれば『甲斐国志』の記事も本当かも知れない。  明治4年、地元、芦安村の行者、名取直江が里宮、中宮、奥宮を造営して開山したという。  登山者として最初にこの頂を踏んだのはウエストンで、明治35年8月23日のことであった。積雪期の初登頂は大正14年3月22日、京都三高山岳部のメンバーで、西堀栄三郎、桑原武夫、多田政忠、四手井綱彦の4人。野呂川両俣から右俣に入り、間ノ岳を経て頂上に立った。次いで3月28日、山梨の平賀文男が広河原から第2登を飾った。  最近は交通の便がよくなり、おそらく南アルプスの山の中で、一番人気のある山ではないだろうか。登山基地の広河原まで車で入れば、1泊2日でゆっくりと往復でき、雪渓あり、お花畑あり、しかも展望絶佳ときている。  展望は南、眼前にどっかと腰をすえた間ノ岳、これに重なり合うは、塩見岳や悪沢岳。南東の櫛形山の上に富士山、東側には鳳凰三山の上に奥秩父。その左には八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳。遠く白馬三山から槍・穂高、その左にずんぐりと仙丈ヶ岳、御岳山、中央アルプスが堪能できる。  登山コースは広河原から大樺沢二俣、小太郎尾根経由で6時間、同じく二俣から八本歯のコル経由で5時間強の登りで登頂可能。

山梨県 静岡県 / 赤石山脈北部

間ノ岳 標高 3,190m

 白峰三山の真ん中に位置するので間ノ岳とは、当を得た山名である。日本第3位の高峰であるにもかかわらず、極めて地味な山だが、赤石岳、仙丈ヶ岳とともに、大きな山容を見せている。山頂は広くて、通称、間ノ岳のドームといわれるほどで、悪天のとき、方向を間違えることさえある。  一般的に、この山だけを単独に登るということはあまりない。白峰三山縦走時、あるいは仙塩尾根を経て塩見岳へと抜ける際など登頂する。  この山頂からの展望は、北岳のそれと大差がない。しかし、南側から眺めた鋭角の北岳は、さすが南アルプスの王者の風格をもって昂然として迫ってくる。  間ノ岳は『甲斐国志』にその名が載っている。登山者としては、明治14年(1881)8月18日に、アーネスト・サトウが農鳥岳経由で登頂している(出典「日本旅行日記Ⅰ」東洋文庫)。積雪期では京都三高山岳部の西堀栄三郎ら4名が、大正14年3月22日、野呂川右俣をつめて頂上に出た。北岳に登頂の途次の通過であった。  この山を踏むためのベースとなるのは、北岳のコルにある北岳山荘で、ここから中白峰を経て2時間ほどで登頂できる。 ※2014年3月までは、日本第4位の標高の山とされていたが、測量方法の変更や地殻変動などにより1m高くなることが国土地理院より発表され、2014年4月1日より奥穂高岳と並んで日本第3位の標高の山となった(2014.04.01追記)。

ユーザーの登山記録から