谷川岳 | 谷川岳登山指導センター

豪雨の影響で、新道・西黒沢橋などが土砂で埋まっています。最新情報を得て登ってください

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天気・気温

07/18(火) 雨 13:00時点の気温 19℃
みなかみ町の天気予報
明日
雨のち晴
21℃
11℃
明後日
晴時々曇
22℃
7℃
日本気象協会提供 2024年4月16日 12:00発表
前橋市の天気予報
明日
晴一時雨
25℃
14℃
明後日
曇のち晴
24℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月16日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

午前10時頃から急に強い雨が降り始めその後、降ったり止んだりを繰り返し13時20分頃には雷雨に変わりました。みなかみ町に大雨洪水落雷警報が発令されました。新潟側の天気の影響を受けやすい谷川連峰も雷や落雷になる可能性が高く注意が必要です。

土合周辺は数日前に、一時的に豪雨になり新道、西黒沢橋は土砂で埋まってしまいました。他の登山道でも崩壊など発生している可能性がありますので注意して下さい。新道マチガ沢の木橋も増水で流されたため渡渉困難です。

帽子は必携! 熱中症対策をして水分は余分にお持ち下さい。2リットルあると安心です。
下山遅れにも注意して下さい。ヘッドランプがない場合、夜は行動不能になり大変危険です。

花は、イワシモツケ、 カラマツソウ カラマツソウ 、ベニ サラサドウダン サラサドウダン ナナカマド ナナカマド ミヤマキンポウゲ ミヤマキンポウゲ ハクサンチドリ ハクサンチドリ ユキワリソウ ユキワリソウ 、ウラベニ ダイモンジソウ ダイモンジソウ 、ミネ ウスユキソウ ウスユキソウ 、ヤグルマソウなど他にも多くの花が開花しています。

登山道の状況

先週、土合地域は夜間に集中豪雨となりロープウェイ手前の国道の橋が冠水し、土砂が道路が半分、埋まってしまいました(土砂はすでに撤去済み)。新道黒沢橋も、土砂で完全に埋まり通行できません。その他登山道で新たな崩壊や、通行止め情報は入っていません。

天神尾根は肩ノ小屋下の大斜面に40mほど、残雪があります。夏山と違いスニーカーでは危険です。軽アイゼンがあると安全です。西黒尾根の残雪も肩ノ小屋手前に残るのみとなりました。

稜線はトンボが飛びはじめブヨや蚊が減りましたが虫除けスプレーがあると快適です。
谷川温泉から谷川岳や三国峠など南面側の登山道ではヤマビルが多く生息しています。雨上がりなど要注意。ヤマビル用忌避剤が有効です。

今年は熊の目撃情報が多くなっています。熊除けのスプレーや鈴など持参したほうが無難です。

厳剛新道は西黒尾根とぶつかる手前で斜面が崩落しています。通行注意。不安な方は西黒尾根を利用した方がいいでしょう。
旧道芝倉沢付近、及び清水峠に向かう旧道及び白樺避難小屋から蓬峠までの沢地形に残雪があります。場所によりブリッジ状になり通過には経験、技術を必要とします。滑落や雪渓の崩落など十分注意してください。

中芝新道は下部に雪渓が多く残りアイゼンが必要です。ルートも不明瞭なベテラン向きのバリエーションルートです。
白樺避難小屋から蓬峠のコースにも雪渓が多くルート不明瞭です。特に濃霧時は道迷いに注意が必要です。

稜線はトンボが飛びはじめブヨや蚊が減りましたが虫除けスプレーがあると快適です。
谷川温泉から谷川岳や三国峠など南面側の登山道ではヤマビルが多く生息しています。雨上がりなど要注意。ヤマビル用忌避剤が有効です。

今年は熊の目撃情報が多くなっています。熊除けのスプレーや鈴など持参したほうが無難です。

登山装備

ルートにより雪が不安定に残っており、アイゼン、ピッケルが必要になります。
肩ノ小屋下の大斜面に(80m位)残雪あり。夏山と違いスニーカーでは危険です。軽アイゼンがあると安心です。
また、ブヨが大量に発生していますので、虫よけ対策も必要です。

注意点

天気予報を確認し十分計画してから入山ください。

単独行を避け、登山カードを必ず登山指導センターに提出してください。
装備やルートの確認を入念にお願いします。

お知らせ

茂倉避難小屋は窓が壊れ雨風が入るような状況ですが、利用はできます。

指導センター先から一ノ倉沢までの旧道(国道)はマイカー規制中です。歩行者、自転車は通れますが、一般車両は入れません。
谷川岳肩ノ小屋は、5月1日から有人営業を開始しています。連休などは混みあう場合もあり、素泊まり予定でも予約が必要です。

電気バス(有料)の運行が開始され、ロープウェイベースプラザから一ノ倉沢出合まで乗ることができます。
運行時間は9:30から15:00頃まで。
詳しくはみなかみ町のウェブサイトをご覧ください。
http://www.town.minakami.gunma.jp/life/13machi_fuukei/tanigawa/files/H2904-ichinokurasawa.pdf

昨年の今頃の様子は?

天神尾根は山頂付近の地面が出てきましたが他はほぼ雪道です2023.04.04

登山口付近の雪は少なくなってきましたが、稜線はまだ冬山装備が必須です2023.04.11

ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18

雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25

状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02

残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09

登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16

谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子

  • みんなの登山記録 山が好き! さんの投稿から
  • みんなの登山記録 茂やん さんの投稿から
  • 平標山(みんなの登山記録 yamakichiさんの投稿から)
  • 一ノ倉沢(みんなの登山記録 かつさん さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 ALPS1998さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 Jimny-Hikerさんの投稿から)
  • ガスも出ていましたが、綺麗な眺望でした(みんなの登山記録 gumigumigumiさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SAKIさんの投稿から)
  • オキの耳から南方面(みんなの登山記録 まさ0806さんの投稿から)
  • 谷川岳 山開きの日(みんなの登山記録 あーさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SSGさんの投稿から)
  • 谷川岳と一ノ倉岳(みんなの登山記録 サンシマ さんの投稿から)

谷川岳登山指導センター

電話番号:
0278-72-3688
連絡先住所:
〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽

地図で見る
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 越後山脈

谷川岳 標高 1,977m

 谷川岳は「耳二ツ」といわれ、沼田市や月夜野町(つきよのまち 現・みなかみ町月夜野)方面から見ると、ちょうどネコの耳のような双耳峰に見えるので、手前をトマの耳、奥の高い方の峰をオキの耳と呼びならわしている。  トマの耳は古くから薬師岳とも呼ばれ、山頂には石造りの薬師瑠璃光如来が祭られていたという。一方、オキの耳には、富士山の浅間菩薩が地元の人たちに福を与えんとして降臨したとの伝説も残り、別名谷川富士と呼ばれる。  元来谷川岳は、谷川本谷の北方にそびえる俎嵓を指していたのだが、陸地測量部が誤って、薬師岳に谷川岳と名称をつけた。ジャーナリズムが遭難の起こるたびに「谷川岳」の文字を使用した結果、今日では1963m峰(トマの耳)が谷川岳ということに定着したという。  昭和6年(1931)9月、上越線が開通した翌月、土樽(つちたる)側の万太郎谷で東京の一青年が疲労凍死し、登山者による遭難第1号となった。  谷川連峰の特異性については、次のような点が考えられる。  登山人口の多い首都圏に近くて交通の便がよく、アプローチが短いので、すぐに山に取り付ける。スポーツ登山や大衆登山の普及と相まって、絶好の登山地となった。  日本列島脊梁地の一部として、この山域の局地気象の複雑さは特異ともいえる。東京と清水峠の気温の差は、夏でも9~10度あり、加えて強風、豪雪、雪崩、濃霧といった悪条件が重なる。  標高は2000m内外であるが、峻険な岩壁を有し、高山性を帯びた山々である。地質も複雑で階層状をなし、多様な岩石が分布し、それが地形や植物分布に大きな影響を与えている。例えば、豪雪との関連もあるが、針葉樹林帯がほとんど見られない。  昭和42年(1967)から、群馬県の谷川岳遭難防止条例により、危険地区への入山の届出制や冬山の一時的登山自粛または禁止など規制が行われている。また、毎年融雪期にあたる3月末から5月中旬にかけては、気温上昇による雪崩の発生が予想されるため、危険地区の登山を禁止している。  昭和13年(1938)7月1日、スポーツ登山としての第1回山開きが行われた。西黒沢からガレ沢(当時の主要コース)をつめて尾根に登り、ザンゲ岩から山頂に出た。以後7月の第1日曜日は「安全登山の日」として、現在も山開きの日になっている。  ロープウェイを利用する天神平コースが所要2時間30分。厳剛新道コースは土合駅から4時間40分。西黒尾根コースは土合駅から4時間30分でそれぞれ山頂へ。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

一ノ倉岳 標高 1,974m

 谷川岳トマの耳の北1.8km、1時間の所にあり、東に一ノ倉尾根、北東にカタズミ岩の岩峰をその末端に起こす堅炭尾根(かたずみおね)を派生する。堅炭尾根には中芝新道が開かれている。  一ノ倉岳の東面は、剱岳、穂高岳と並んで、日本三大岩場の1つといわれ、あまりにも有名な存在である。オキの耳から一ノ倉岳に至る上越国境稜線の東側、湯桧曽川に向かって急峻になぎ落ちる沢は一ノ倉沢と呼ばれ、北を一ノ倉尾根、南を東尾根に挟まれた谷には、標高差800mを超す壮大で峻険な岩壁と、悪絶なルンゼが多く、谷川岳を代表する岩場である。  クラは岩壁の意で、この付近で最も大きな岩壁をもつ沢であることからこの名がある。  中でも、二ノ沢流域、滝沢下部と上部のA~Dルンゼ、本谷の第2~6ルンゼ、烏帽子岩、衝立岩(ついたていわ)、コップ状岩壁は、登攀の好対象とされ、現在も多くのクライマーを迎えている。その登攀の歴史は、わが国の近代登山の歴史といってもよく、この岩場の果たした役割は大きい。  頂上までは谷川岳トマの耳から所要1時間。土樽駅から茂倉新道経由5時間30分。蓬峠から縦走して3時間。中芝新道(芝倉沢旧道出合)から3時間。残雪期に芝倉沢から3時間30分。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

茂倉岳 標高 1,978m

茂倉岳は谷川連峰のほぼ真ん中に位置する山で、標高は谷川岳に勝る高さを持つが登山者はそれほど多くなく、静かな山旅が味わえる。 山頂付近には立派な避難小屋や近くに水場があるので、利用価値が高い。山頂からは平標山から谷川岳にかけて東西にのびる県境稜線の山々、湯檜曽川を囲む馬蹄形稜線の山々など、すばらしい展望が楽しめる。

ユーザーの登山記録から