唐松岳 | 唐松岳頂上山荘

八方尾根は夏ルートとなりました(現地の指示に従って)。軽アイゼンの携行推奨。稜線花ざかりコマクサ開花。気温9℃防寒必要。

唐松岳頂上山荘北側に広がる砂礫地では、今シーズンもコマクサが咲き始めました。(2017.07.26 唐松岳頂上山荘 )
唐松岳頂上山荘北側に広がる砂礫地では、今シーズンもコマクサが咲き始めました。(2017.07.26 唐松岳頂上山荘 )
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天気・気温

07/18(火) 朝は雨、11:30にわか雨、日中曇、次第に霧と霧雨。日中の気温9℃
富山市の天気予報
明日
雨時々曇
22℃
14℃
明後日
晴一時雨
22℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月23日 18:00発表
松本市の天気予報
明日
雨時々曇
16℃
11℃
明後日
晴時々曇
25℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月23日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

夏山パトロール常駐隊員が唐松岳頂上山荘に入山しました。
日中の気温9℃! 防寒具必携です。行動中掻いた汗が冷えてしまうので薄手のダウンやフリースなど暖かい装備をお忘れ無く。

<自然>
・「八方尾根ハイキングコース」
八方池山荘~八方池に至るルートです。ルート 沿いに可憐な高山植物が咲いています。

・八方池より上部 アイゼンの用意をお願いします。装備やルートは小屋HPなど最新情報を得て!
高山植物の続々開花しています。
山荘周辺(稜線)では クロユリ クロユリ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ 、ミヤマクワガタなど見頃。 コマクサ コマクサ も開花しました。
唐松岳頂上山荘南側  ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ クロユリ クロユリ イワカガミ イワカガミ ・ヤハズハハコ・ ハクサンチドリ ハクサンチドリ が混生して咲いています。ミヤマクワガタの群生地でもあります。
扇の雪渓近く キヌガサソウ
扇の雪渓の下 シラネアオイ

八方尾根の登山道沿いに咲く高山植物
ゼンテイカ( ニッコウキスゲ ゼンテイカ )、イワシモツケ、 キバナノコマノツメ キバナノコマノツメ 、ウラジロヨウラク、アカモノ(イワハゼ)、 ゴゼンタチバナ ゴゼンタチバナ カラマツソウ カラマツソウ 、マイヅルソウ、 ミツバオウレン ミツバオウレン イワカガミ イワカガミ 、オオタカネバラ、ハクサンタイゲキ、ミネ ウスユキソウ ウスユキソウ 、ハクサン シャクナゲ シャクナゲ シラネアオイ シラネアオイ イワカガミ イワカガミ

<天気>
7/18 朝は雨、11:30にわか雨、日中曇、次第に霧と霧雨。日中の気温9℃
7/17 06:00 小雨 気温9℃ 風速5m 小雨→ ガス → 曇り  晴れ間 18:00曇

登山道の状況

小屋HPにて
2017年春の八方尾根の状況を説明しています。
http://karamatsu.jp/2017photos_1.html

●八方尾根(長野県) 軽アイゼン推奨
・登山道上の浮石にご注意ください。
・夏ルートでも雪の残るところは硬くなっています。
・ルートは現地で最新の指示に従って下さい。

・7/18現在 八方尾根
・扇の雪渓下部 夏道です。雪の斜面にはステップを切っています。サイドには雪のブロックを積んでいます。
扇の雪渓の下部は固く氷のようになった雪を階段状に切ってあります(約50m雪の階段を斜上します この部分は軽アイゼンあった方が安心です)。慎重に通過して下さい。
通行が多くなったり、雨や気温によりステップが丸くなってしまうことがあります。要注意。
・丸山周辺の登山道は 雪の無いルートへ変更されました。目印のマークやロ-プの案内指示に従って登下山なさってください。約100mの直登する雪の斜面を避けて迂回するようにできているバイパスルートとなっています。バイパスルートには雪はありません。

※登山道整備期間中は、状況に応じてルート変更を致します。
登山道上の目印等ご案内を確認ください。
夏道は全線通行可能となりましたが、登山道整備期間中は案内の指示に従っての登下山をお願いします。

●唐松山荘~五竜山荘方面(7/18情報)
支障の連絡はありません。
必ずもよりの小屋で最新情報を得てルートに入りましょう。

●遠見尾根 (7/5情報)
五竜岳山荘HPを参照下さい。支障の連絡は入っておりません
必ずもよりの小屋で最新情報を得てルートに入りましょう。

●不帰方面
元々一般ルートではありません。地図では破線のルートです。体力技術とも一般ルートとは異なります。
今年は天狗山荘の営業もありません。入山はくれぐれも慎重に。

不帰~白馬岳への縦走ルートの残雪は融けて消えています。
「天狗の大下り」(唐松岳→白馬岳方面へは「登り」となります)の最上部周辺で 鎖の状態が悪い箇所があります。
一部の岩がはがれた場所もありますので、ルート上の小石や浮き石にご注意 慎重に登下降をお願い致します。
融雪後しばらくの間は、ルート全体で浮き石が多くなっています。鎖場の鎖を振ると小岩や浮き石が落ちてくる場合あり要注意。

※天狗山荘はこの夏の営業しません。
(宿泊・休憩等)の利用、及びトイレや水場の使用ができません。現在テント場もご利用できません。
http://hakubakousha.com/index.php/mountain-lodge-info/tengu
天狗山荘前から雪の斜面(約10m)を上がると薄くベンガラのマークが残っています。
視界不良時には道をロストする方も出ています。天狗山荘前からのルートファインティグはしっかりと。


※(以下は白馬館よりの情報)鑓温泉小屋のオープン日は7月25日(火)。コース雪がありアイゼン必須。雪の薄くなった箇所の踏み抜き、落石、ガスによる道迷い、鎖場での滑落等に十分ご注意ください。
http://www.hakuba-sanso.co.jp/

●「富山県側 唐松~祖母谷線」
・7月登山道整備は中止となりました。
・唐松~祖母谷線ルートは登山道確認作業、登山道整備が終了するまでは、祖母谷線ルートの通行を控えられることをお勧め致します。
上部では残雪あり。中間~下部は草茂り足元が見えません。転倒による怪我・道迷い・危険個所あり要注意。
※祖母谷線登山道整備状況につきましては、唐松岳頂上山荘受付にて必ず登山道・残雪状況のご確認をお願い致します。

・黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)は、大雨の影響で現在宇奈月駅~笹平駅間の折り返し運転
7月15日宇奈月7:32始発電車より全線再開  
※トロッコ電車のお問い合わせは「黒部渓谷鉄道」へお尋ねくださいませ。
黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)
http://www.kurotetu.co.jp/
黒部峡谷鉄道・営業センター TEL 0765-62-1011

登山装備

300m級の夏山登山装備必要です。
防寒防風対策をお願い致します。ザック内の荷物は防水携行して下さい。
地図・ライト また残雪対策としての日焼け止め・リップクリーム・サングラスなどもご一緒にお持ちください。
気温が低いので、冷たい飲み物より温かい飲み物の携行を。

●八方尾根は軽アイゼンの携行をお勧めします。

●山麓 ~上の樺周辺にかけてブヨ (ブユ・ブト)が発生しています。
特に 曇りや雨の湿気が多い日には、肌を覆う衣類・防虫ネット付の帽子・虫よけスプレーなど 虫刺され防止対策が役立ちます。(ブヨは黒色や暗い色に寄ってきますので、首や頭髪を白いタオルで覆っているだけでも違いがあります)

注意点

●天狗山荘 2017年休業のお知らせ
雪のため一部倒壊のため2017年の営業はありません。
http://hakubakousha.com/index.php/mountain-lodge-info/tengu

●白馬鑓温泉は営業が遅くなり7/25からの営業です。
http://www.hakuba-sanso.co.jp/

●汗冷えに注意
気温が低く、行動中、特に休憩した時に汗が冷たくなり体調不良が多発中
対応策は、
1.休憩時に背中にタオルなどを入れて汗を吸う(保温にもなります)
2.防寒防風(雨具を羽織るだけでも違います)。足元は暖かく
3.暖かい飲料を少しづつ摂取する

お知らせ

●唐松岳頂上山荘
http://karamatsu.jp/
グリーンシーズンの営業 6/17(土)~10/14(土)泊まで。
7/22、29 土曜日はかなり賑やかな状況です。

●予約について
・営業期間中は予約なしでも宿泊できます。(予約のお電話は不要)
※7名様以上のグループは、ご連絡をお願い致します。
小屋WEBに個室の予約状況があります。
SMS 携帯ショートメッセージサービスメールのご予約には対応致しておりません。

・個室予約 
受付時間 10:00~17:00
予約電話 090-5204-7876 唐松岳頂上山荘

●唐松岳頂上山荘では現在 電波状況が非常に不安定です。
山荘直通のお電話が繋がらずに皆様に大変ご迷惑をお掛け致しております誠に申し訳御座いません。
お電話が集中する時間帯には 回線が不通状態となっております。
唐松岳頂上山荘の営業期間中は、ご予約を頂かなくても ご来山当日にお泊まり頂けます。
( 稜線付近に雷雲が近づいている場合また雷雨の最中は、お電話は繋がりません )

●山荘スタッフ募集中

昨年の今頃の様子は?

2023年のGWは4/27~5/7迄営業をいたします。必ず事前にご連絡を入れてからお越しください2023.04.10

2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27

2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11

唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子

  • (みんなの登山記録 akira さんの投稿から)
  • 山荘裏山より剣岳、立山連峰の眺望
  • 氷点下の寒い朝。快晴の稜線は真っ白な雪に覆われています。
積雪は少なく吹溜りで20㎝ほど。信州側は雲海、雲が切れて時折山麓が見えます
  • 朝の静かな稜線です。遥か遠くに富士山のシルエットが見えました。八ヶ岳の連山と富士山の遠望です
  • 立山連峰と剱岳。稜線のタカネナナカマドは落葉し、枝先に残る赤い葉もわずかとなりました
  • 快晴 唐松岳山頂より山荘方面 
  • 気温1℃と寒い朝を迎えました。 霜柱がたち氷がはっています。
  • ウラシマツツジの草紅葉と唐松岳
  • 牛首登山道より ウラシマツツジと山荘
  • 秋色の稜線と唐松岳
  • 山荘周辺に生息するライチョウ 春はまれたヒナたちがそろそろ親離れの時期を迎えています
  • 雲海と日の出

唐松岳頂上山荘

電話番号:
090-5204-7876
連絡先住所:
長野県北安曇郡白馬村北城6336

地図で見る
http://karamatsu.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

唐松岳 標高 2,696m

 後立山連峰のほぼ中央に位置するが、地味な存在である。ピラミッド型をしたこの山が大きく美しく見えるのは、主稜線の大黒岳付近からである。  主稜線を振り分けに、長野・富山両県からそれぞれ1本ずつの登山道が通じている。東からの八方尾根は、山岳スキー場として知られるが、途中の八方池は不帰ノ嶮を間近に仰ぐ憩いの場である(八方集落よりリフトなど利用して所要4時間)。西からの南越(なんこし)の道は、黒部渓谷からのもので、難路であったが、昭和61年、大黒鉱山跡まで尾根上をたどる新道に切り替えられた(祖母谷温泉より所要9時間)。  唐松岳北方の主稜線は、両側面からの浸食によって険しいやせ尾根となって、不帰ノ嶮と呼ばれている。ここは白馬岳からの縦走では、電気回路における抵抗のような存在となっているのである。南方への稜線はすぐに牛首岳を起こすが、ここも険路である。  八方尾根と主稜線とのジャンクションをなす小突起の西側に、抱かれるようにして唐松岳頂上山荘が建っている。間に深い黒部の谷を挟んで望む、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられよう。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

鑓ヶ岳 標高 2,903m

 後立山連峰北部にあり、白馬三山の一峰。白馬岳または唐松岳方面から主稜線を縦走する際に踏まれることが多く、頂は広いザクに覆われ、眺望はすこぶるよい。  頂から信州側に、南・北2つの大きな岩稜を相似形に派生させ、それがこの山の姿を形造っている。  登山道は、東山麓の猿倉から鑓温泉を経るものが鑓ヶ岳の南鞍部に通じている(猿倉より所要7時間30分)。この登路になる東山腹は、登山最盛期近くまで大雪田を残し、融雪後は一面のザクとなる氷河地形を残す大斜面で、圏谷底にあたる大出原(おいでつばら)は、シナノキンバイなどの群落に彩られている。西面の中背尾根の道は廃道になって久しく、越中側からの登路はない。南へ主稜線をたどると天狗池で、池畔には天狗山荘が建つ。構造土の広がる天狗山稜を漫歩すれば、天狗ノ大下りを経て不帰(かえらず)キレットに達する。  なお、この山の東山腹、大出原の下部にある鑓温泉は標高2100mもの高さにある、わが国でも最高所にある温泉の1つ。鑓温泉小屋の背後の岩間から大量の湯が湧き出しており、泉質は含食塩土類硫化水素泉。慢性関節炎、糖尿病、神経痛、皮膚病などに効能があるという。

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五竜岳 標高 2,814m

 後立山連峰の中央部にあり、雄大な山容をもち、鹿島槍ヶ岳とともにこの連峰の重鎮的存在である。この山の景観が優れているのは、東麓からの唯一の登路である遠見(とおみ)尾根からのものである(神城駅からテレキャビンを利用して所要6時間)。尾根の名称の起こりである、いくつものタワミ(遠見)の上下を繰り返す、きついアルバイトを打ち消して余りあるのが、五竜岳東面と鹿島槍ヶ岳北壁の豪壮な眺めである。五竜岳東面は、いくつものバリエーション・ルートをもっているが、その1つ、G2稜の上部に顕著な武田菱に似た岩が見られ、この山の名の由来となっている。この地を支配していた武田の紋所「武田の御菱(ごりよう)」からきたもので、菱(ひし)は岩の方言でもある。また「後立(ごりゆう)山」の音読みから「五竜」となったという説もある。  五竜岳北隣の白岳(しらたけ)は、初雪のころ真っ白な姿を見せるのでこう呼ばれたが、その南側には主稜と遠見尾根に挟まれた、白岳沢のカールが広がっている。五竜岳から鹿島槍ヶ岳にかけての主稜線は、八峰(はちみね)の稜線と呼ばれる鋸歯状の突起を連ね、東面足下のカクネ里や、黒部峡谷を距てた剱岳の眺めとともに、縦走の醍醐味が味わえる所でもある。

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