飯豊稜線にはまだ残雪あり、梅花皮小屋~御西小屋間では登山道を覆っている残雪は18箇所、うち注意が必要な箇所は5箇所ほど
天気・気温
山と周辺の状況
飯豊山は夏山のシーズンを迎えようとしていますが、まだ残雪が多く残っています。
稜線の避難小屋には管理人が入りましたが、まだ水場が利用できない箇所もあります。梅花皮小屋・頼母木小屋・切合小屋の水場が使用できるようになりましたが、本山小屋・御西小屋の水場はもうしばらくお待ち下さい。
稜線では、雪解けの下からたくさんの花が咲き始めています。
ウスユキソウ
ウスユキソウ
、
ダイモンジソウ
ダイモンジソウ
、
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
、ヒメサユリ、イイデリンドウなどが咲いていました。
登山道の状況
飯豊山では、まだ登山道に雪が残っている箇所が多く残っています。とくに東側斜面(山形側)は、まだ、べったりと雪が残っています。
・大日杉口から登る場合、長之助清水は危険な状態です。7/3,4の大雨のため、入口の広場の大部分が崩落していました。一応上部を回り込めば水場に行けますが、足場が悪く危険です。
「御坪~御沢~切合小屋」の雪渓は崩壊があり使用できません。また種蒔山分れ直前の小沢はまだ急斜面の残雪に覆われているので、残雪の縁を高巻くようにして通行することになります。
飯豊山までの主稜線は、草履塚の登りはほぼ残雪の上を歩くことになります。あとは夏道です。
(詳細解説:http://www.iideasahi.jp/2070.html)
・石転ビ沢は、梶川出合から石転ビノ出合先までの間の雪渓が崩壊中です。ルートに十分注意してください。中ノ島(草付き)最上部のトラバースは雪がありません。
(詳細解説:http://www.iideasahi.jp/2071.html)
・足ノ松尾根は、奥胎内ヒュッテから足の松尾根登山口までの交通規制は6月26日から解除され、7月1日から乗り合いタクシーが再開されています。
・弥平四郎から三国岳までは特に問題ありません。種蒔山は残雪があるので、滑落しないように笹や灌木をつかんで通行してください。
・稜線では、梅花皮小屋と御西小屋の間で登山道を覆っている残雪は18箇所あり、うち注意が必要な箇所は5箇所ほどあります。天狗ノ庭から烏帽子岳方面に向かった所は滑落注意です
・大日岳直下付近の登山道は、20~25mほどの区間、残雪に覆われています。ガスに覆われたときなどは注意が必要ですが、高巻くことを心がけて行けば、容易に道を得られると思います。まだ慎重な行動が必要な時期です。
・梶川尾根は上部に残雪があり、滑落や道迷いに注意してください。特にトットバノ頭付近を下山する時は滑落に注意。
・丸森尾根も上部に残雪があり、滑落や道迷いに注意が必要です。地神北峰から丸森峰の間が夏道は尾根の南側についているため道迷い注意。
・御沢登山口(川入)からの登山道は、三国小屋までは特に問題はありません。切合小屋の前で雪渓が現れます。
・ダイグラ尾根取付きの桧山沢吊橋は、ワイヤーを修繕するため通行禁止ととなりました。ダイグラ尾根は基本的に通行できないと考えてください。
・赤谷林道(加治川治水~湯の平温泉経由・北股岳方面の登山道)は、加治川治水ダム先のゲート手前で法面が崩壊し、車両・歩行ともに通行できない状況です。北股岳から新発田市方面に向かうと赤谷林道を出ることができなくなるので、ご注意ください。
登山装備
登山道には多くの残雪が残っています。
お知らせ
天狗平ロッジは7月初旬から8月下旬までの間、管理人が常駐しますので、予約なしでも利用できます。なお、常駐期間外は鍵が掛かっていますので、必ず予約をお願いします。
山小屋仕様で素泊まりです。寝室は2階で畳敷きとなります。布団も用意していますが基本的にはご自身で用意ください。
稜線の梅花皮小屋・御西小屋は避難小屋ですが、夏季は管理人が常駐します(不在のこともあります)。避難小屋ですが、清掃協力費をお願いしています。お問い合わせは天狗平ロッジへ(梅花皮小屋・御西小屋・天狗平ロッジの連絡先は同じです)。
昨年の今頃の様子は?
4月28日に倉手山登山口と大日杉小屋までの車道が開通予定、開通時刻にも留意ください。2023.04.27
足ノ松尾根のアプローチ道路が通行止め、足ノ松尾根登山道は当面の間、通行不可2023.05.11
飯豊山・天狗平ロッジ周辺の過去の様子
飯豊山・天狗平ロッジ
- 電話番号:
- 090-5846-1858
- 連絡先住所:
- 山形県西置賜郡小国町